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Photo bygogocamera

突然、世界が変わる瞬間

    突然、世界が変わることがある。

    昨日まで自分を責め続けていたのに。

    何をやってもうまくいかず、
    逃げ出したいような夜もあった。
    それなのに、ある日ふと気づく。
    「あれ?なんだか軽い」
    肩に乗っていた重たい荷物が、
    いつの間にか消えているみたいに。

    うまくいかないことがあっても、
    前ほど気にならなくなった。

    以前の私は、起きた出来事に
    勝手な「意味」をつけすぎていた。

    誰かに嫌われたかも。
    変なことを言ったかも。
    迷惑をかけたかも。

    頭の中で物語を作っては、
    自分で自分を傷つけていた。

    でも実際は違った。
    他人は、私が思うほど私を見ていない。

    みんな、自分の人生を生きるのに必死だ。

    そう気づいたら、少し笑えてきた。

    私を一番追い詰めていたのは、
    誰でもない、私自身だったんだ。

    もちろん、今でも落ち込むことはある。
    自信をなくす夜だってある。

    ただ、昔と違うのは、
    そこから「戻ってこられる」ようになったこと。

    「いやいや、待って」
    「今日もこれだけ頑張ったよね」

    そうやって、
    自分で自分に声をかけられるようになった。

    昔は「できて当たり前」の世界にいた。

    褒めるという発想すらなかったし、
    他人からの評価ばかりを気にしていた。

    もっと堂々とした人になりたくて…
    人から認められたくて…

    そんな自分を嫌っていたけれど、
    最近わかったことがある。

    人からどう見られるか気になるのは、
    人と関わって生きている証拠。
    それは、自然なことなんだ。

    「なんだ、普通だったんだ」
    そう思えたとき、肩の力がスッと抜けた。

    完璧になる必要なんてない。
    責めてもいいし、落ち込んでもいい。

    ただ、そこで終わらなくていい。

    世界そのものは、昨日と同じ。
    同じ景色で、同じ毎日。

    でも、見え方は確実に変わった。

    世界を重たくしていたのは出来事ではなく、
    私が自分にかけていた言葉だったのだから。

    だから今日も、自分にひとこと。

    「よくやってるよ!」

    その魔法で、
    世界はまた少し、優しく見えるはず。


    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     
     
    自分を責める毎日から、本来の自分を生きる旅へ。心が少し軽くなり、自分らしい人生を歩み始めるヒントを、実体験を交えて綴っています。あなたがあなた自身に還る旅の案内人。

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