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ルノアの旅日記第2章 第13話「集まった欠片」



    夜、久しぶりに部屋に戻って
    手帳を読み返した。

    最初のページ。

     夜宵と浅葱に会った。
     ふたりで、星のかけらを集めていた。

    あの夜のことを思い出した。
    夜宵の「ねぇねぇ!」と、
    気さくな感じ。
    浅葱の「仕方ないなぁ」と、
    見守ってる感じ。
    その場の雰囲気が思い出せる。

    次のページをめくる。

     スピカに案内してもらった。
     上から見た星庭、広いだろうなぁ。

    そう思った!
    「星がそう告げている」が、
    口癖な
    ちょっとお茶目だったスピカ。

    また次のページをめくる。

     星翁さん、名前やっと聞けた。
     「あなたの旅もここに並ぶかも」

    あの言葉、まだ胸に残っている。
    自分の記録が図書館にーー。


    ページをめくるたびに、
    顔が浮かんできた。

    久遠の「急ぐと見えなくなるものがある」。
    綴音の「記録は続くほど意味が出る」。
     …同じ記録をしてたと思い出した。

    淡音の「あったー!!!」という声。
    拾音の「泣いてた」という小さな声。
    託音の「届けられるまで預かる」という言葉。
    紡音の「自分で気づいた方がちゃんと届く」。
    暁珈の「帰ってくる場所がなかったら
     旅人は迷子になる」。
    望珈の「いる場所があると
     どこ行っても怖くない」。


    ルノアは、手帳を閉じた。
    たくさんの欠片が、
    手帳の中に集まっていた。

    出会いのひとつひとつが、
    小さな星みたいに
    ちゃんと光っている。

    窓の外の星空を見た。

    棚の端では、
    小さなあみぐるみが
    今夜もちょんと立っていた。

    ルノアはそれをちらりと見て、
    また空に目を戻した。


    ────────────────────
            📓 手帳より

     みんなの言葉、読み返したら
     とてもあたたかい気持ちになった。
     それと一緒に、
     旅の記録が図書館に置かれることがあったら
     嬉しいことかも!?
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    物語とものづくりを行き来しながら、いくつもの世界を育てています。 ⭐️物語×ドール・編み物・ミニチュア「空紡ぎ」 🌱身近なものが人になる「人型プロジェクト」ほか 📖初めての方は固定記事「ミミルの物語案内所」へ

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