
私はかぐや②【連載台本・世にもになるまで書いてみた・53作目】
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主 私、月からやってきたの!
それでね。次の満月の日、月から迎えが来ることになって・・・
【彼氏名】くんとお別れしなくちゃならないの・・・
今まで黙っててごめんなさい・・・
主人公 頭を下げ(わざとらしく)泣き始める。
主 (心の声で)なーんてね。こんな嘘信じるわけ・・・
彼 マジか・・・!?
主 (心の声で)え。信じてる?
彼 頼むよ! 【主人公名】がいないと俺・・・ 俺・・・!
主 (心の声で)いやいやいや。
私のこと思ってくれてるのは嬉しいけど、
さすがにこの嘘信じる!?
彼 なぁ、どうしても帰っちゃうのか!? 残る方法とか無いか!?
主人公 こっそりニヤリと笑う。
主 ・・・・・・一つだけあるよ。
彼 な、なんだ?
主 「私が欲しがるものは全部買う」。これさえ守ってくれたら私は・・・
彼 もちろん! 何だって買います! 【主人公名】様!
主 あ、あとこの事は誰にも言わないでね。私たちだけの秘密だから。
彼 はい!
主 あー なんか安心したら喉渇いちゃった。
彼 はい! ただいま水をお持ちします!
主 えー 水じゃなくてコーヒーがいいなぁ~
あ。今切らしちゃってるか~
彼 急いで買ってきます!
主 じゃあついでに・・・
(心の声で)やっば! 作戦大成功~!!
しかしこんな上手くいくとはね~
彼氏 家を飛び出し、近くのコンビニまで買いに急ぐ。
主人公 ソファーで寝転び。余裕綽々の表情を浮かべる。
○ 短期大学・学食
数日後。主人公が通う短期大学の学食。
仲の良い友人A・Bと駄弁っている。
Bは黙ってスマホを見ながら耳を傾けている。
主人公 カバンが新品のブランド品になっている。
A あれ? 【主人公】、カバン変えた? そんなの持ってたっけ?
主 あー これ? 彼氏に買って貰ったんだ~
A へぇ~ いいな~ よく買ってくれたね!
主 それがさ、めっちゃいい作戦思いついたの!
A 作戦?
主 その名も「私はかぐや姫作戦」!
A 何それ。
主 私の正体はかぐや姫ってことにして、
何でも言うこと聞くように仕向けたの!
A マジw? そんなんでw?
B スマホをテーブルに置く。
B え? アンタの彼氏そんな嘘信じたの? バカじゃん。
主 ね゛~! もうちょい言葉選んでよ~w
B だってそうじゃん。小学生でも信じないよそんなの。
主 ピュアでいいじゃん!
B 子どもっぽいだけでしょ。
主 何だよ彼氏いないくせに!
B それは今関係ないでしょ!!
主人公とBに険悪なムード。と言いつつも、
いつもこんな感じではあるが。
A まぁまぁ2人とも落ち着いて! 「かぐや姫作戦」か・・・
私も試そっかな!
B いやAやめた方が良いって。絶対上手くいかないから!
A 物は試しだって言うじゃん! ねぇ、もう少し詳しく教えて!
主 いいよ~ まずは・・・
主人公 「かぐや姫作戦」をAに詳しく説明し始める。
B そんな2人に呆れるも、耳は傾けている。
○ 主人公の家
主人公 帰宅。顔に疲れが見える。
主 ただいま~ あ~疲れた~
彼 おかえりー
主 ん? かぐや姫に向かってその口の利き方??
彼 ・・・おかえりなさいませ。シュークリーム、ご用意致しました。
冷蔵庫にある・・・ございます。
主 ほんと!? ありがと~
主人公 一瞬で体力が全回復。
冷蔵庫を開けシュークリームを取り、頬張る。
主 ん~ 疲れた後のスイーツって最高ぉ~
【彼氏名】くんも食べる??
彼 いいんですか!? ありがとうございます!
主 はっはっは! 良きに計らえ~
主人公 彼氏にシュークリームを渡す。
彼氏 大事そうに持ち、一口一口味を噛みしめながら食べる。
主 あ、そうだ。ちょっと欲しい服があってさ~ 買ってくれないかなぁ~
彼 もちろん! 喜んで!
主人公のナレーション
主 (ナレーション)「かぐや姫作戦」の効果は絶大だった。
私が欲しいものは本当に何でも買ってくれた。
服・指輪・テーマパークのチケット・・・
高級レストランでディナーもゲットしたし
高級ホテルのスイートルームにだって泊まっちゃった!
ちょっと渋った時には「明日帰っちゃおっかな~」と言えばイチコロ。
きっと本物の「かぐや姫」もこんな暮らしだったんだろうな~
な~んてねw