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私はかぐや①【連載台本・世にもになるまで書いてみた・53作目】

    これまでの話はこちら!

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    ○ 主人公の家

     女子大学生の主人公。彼氏と同棲中。
     主人公 キッチンで食器を洗っている。
     彼氏 テレビゲームに夢中。

    主 ねぇー 今日は何の日か知ってる?
    彼 ・・・・・・
    主 ねぇ? 聞こえてるの?
    彼 んー。考えとくわー
    主 ・・・そ。

     主人公 食器洗いが終わり自室に戻る。少し寂しそう。
     彼氏 そんな彼女を気にすることなく、ゲームに釘付け。

    主 クッソ・・・! このキャラしぶとすぎだろっ・・・!

    ○ 主人公の家・主人公の部屋

     主人公 ベッドにダイブ。うつぶせのまま動かない。
     近くに飾ってあるカレンダーには数々の記念日が記されている。
     ちなみにこの日は「同棲する日を決めた記念日」。
     主人公のナレーション。

    主 (ナレーション)付き合ってもう3年。
      最近の彼は私よりもゲームに夢中。アイツから告白してきたくせに。
      それに会話はもちろん、プレゼントも減った。
      最後に彼から貰ったのは・・・ 貰ったのは・・・・・・ 何だっけ。
      あ~! なんか腹立ってきた! 
      こうなったら貰い損ねたプレゼント、全部買わせてやる!
      何か良い方法ないかなぁ~

     主人公 スマホをいじり始める。
     友達Aからのメッセージ。

    A (声だけ)2人とも課題やった??
    B (声だけ)もちろん。てかやってないの?
    主 課題・・・? ・・・あー!!

     主人公 慌てて机に向かう。
     机の上には画用紙・クレヨン・絵本。
     主人公が通う保育学科の課題で使うものが並べられている。

    主 やっば。ねぇいつまでだっけ!? ・・・明日!?
      わー どうしよ。徹夜しなきゃじゃん・・・
      ・・・・・・ん?

     主人公 一冊の絵本に目が行く。その絵本は「かぐや姫」。

    主 (心の声で)・・・いいこと思いついた。
      この作戦なら今までのプレゼントを回収・・・ 
      いや、そんな上手くいくはずないか。
      でも、まぁ一回やってみるか!

     主人公 何かを思いつき彼氏の元へ急ぐ。

    ○ 主人公の家・リビング

     彼氏 まだゲームに夢中。

    彼 よっしゃ! やっと倒した! あ~ 長かった~

     主人公 彼氏の背後に立つ。

    主 ねぇ。
    彼 うおっ! (振り向いて)急に声出すなようるせぇなぁ。何だよ一体。
    主 【彼氏名】くんに伝えなくちゃいけないことがあるの。
    彼 だから何だよ。早く言えよ。
    主 ・・・・・・私ね。かぐや姫なんだ。
    彼 ・・・は?

     彼氏 コントローラーを持つ手が止まる。敵にやられゲームオーバー。
     窓に映る月。キレイな三日月。
     タイトルテロップ『私はかぐや』


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