
総理の動機 ③/全4話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・124作目】
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○ 主人公・自宅
主人公の自宅。ボロアパート。部屋もゴミだらけで不潔な印象。
主人公 興味津々な様子でニュース番組を観ている。
男性リポーターの音声。
リ (声のみ)無罪判決です!
3年前の傷害事件で逮捕された、元・官僚である・・・
流れていたニュースは「上流国民による傷害事件の判決」を知らせる内容。被告は上流国民だったようで、「大半の国民は納得できない判決」に。
主人公の表情カット。そんな胸糞悪いニュースにも関わらず、目を輝かせながら、テレビに釘付け。
主 (現在の主人公の声)
このニュースで私は気付いた。
とにかく偉くなれば何をやっても許されるのではないかと。
そうだ。一番偉い人になっていじめてきた奴らに「復讐」しよう。
そう決めたんだ。
主人公 テレビから離れ、ボロボロのランドセルから教科書とノートを取り出し、勉強を始める。その目はどこか狂気的。
○ 取調室
主人公 なぜか満足そうに語り続ける。
主 それからは「復讐」するためだけに努力を重ねてきた。
まさか本当に叶うとはねぇ。最高だよ!! ガッハッハ!!
主人公 思わず高笑い。
先輩捜査官 主人公の態度に堪忍袋の緒が切れ
先 (机をバンと叩き、顔を近づけ)
ふざけるな! 被害者が何人いると思ってるんだ!
主 被害者? 笑わせるな。
私にとっては全員加害者・・・いや、憎き敵だ。
それに、私のような「上級国民」は罪を問われないのがこの国のルールじゃないか。
(ニヤリと笑って)そうだろう?
先輩捜査官 何も言い返せない。
主 まぁ、何人も殺して無罪というのは虫が良すぎる。
執行猶予が付くのを楽しみに待ってるよ。
なるべく短いと嬉しいなぁ。
主人公 先輩捜査官の方をポンと叩き、取調室から出て行く。