
過去を変える男 ④/全5話 【創作台本・世にもになるまで書いてみた・97作目】
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〇 洞窟・入口
時代は更にさかのぼり、原始時代。
洞窟の入口のアップ。暗闇から声が聞こえる。
〇 洞窟の中
洞窟の中では、原始人一家(父・母・子の核家族)が火を囲みながら楽しそうに家族団らん中。※ 原始人一家は全員、ハナモゲラ語のような解読不能な言葉で会話している。以下()内は全てテロップで表示。
子 豪快に肉にかぶりついている。とても美味しそう。
父 火の調整を続けながら、子供を優しく見つめる
父 (どうだ美味いか?)
子 (美味しい!)
父 (そうかそうか! 苦労してマンモスを捕まえた甲斐があったよ!)
父 大笑い。
母 そんな2人を見て、優しく微笑む。
子 肉を食べ続ける。
その時突然、誰かがバケツの水で火を消す。
真っ暗になる洞窟。一家もパニックに。
子 突然の暗闇に泣き叫ぶ
母 泣く子供をあやす
父 敵がやってきたと勘違いし怒り出す
子 (ママ~! 怖いよ~!)
母 (大丈夫大丈夫!)
父 (敵か!? 敵がいるのか!?)
暗闇で響く一家の声。
しかし、その声は突然消え、洞窟内は静寂に包まれる。
静寂に包まれた数秒後、スマホのライトに照らされた男の姿が。
男 (一息ついて)これで「火の元」も削除完了っと。
こんな密室で火を使うなんて「コンプライアンス違反」だからね・・・
男の口元だけが映る。その口はにやりと笑っている。