
古語③【連載台本・世にもになるまで書いてみた・55作目】
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○ 教室
チャイムの音と共に黒板型のテロップ。 「1時間目・数学」
ユークリッドの互除法について勉強中。
男性の数学教師 黒板に問題を書いていく。
数 では当てられし人は前にいできて、黒板にいらへを書けー
けふは○日なれば、(壹)を【主人公名】、(貳)を・・・
主人公 1時間目から熟睡中。
数学教師 すぐに気付き咳払い。
数 おい。一時間目よりな寝そー
主 ・・・すんませーん。
(隣の席の男子生徒に・小声で)ねぇ。答え見せて。
隣 ・・・? いらへなりや?? よけれど。。。
主 ありがと! えっと答えは・・・ え。
ノートに書かれていたのは、全て「漢数字」の解答。
それに加え、「壹・貳・參」と全て旧字体。
主 ・・・嘘でしょ。
主人公 ノートを持ったまま固まる。
数 (声だけ)○○いまだかー?
わからざらば隣のざの人に教へて貰はれむー
主人公 ため息をつき黒板に向かう。
再びチャイムの音と共に黒板型のテロップ「2時間目・英語」
女性の英語教師が黒板に英文を書いていく。
英 (生徒の方を向き)では○○殿。この英文を訳したまへ。
主 あ・・・ えっと・・・
(小声で)あいどんのう・・・
英 (ため息)○○殿。わかるや?
当てられた生徒 つらつらと正しい英訳を答えていく。
主人公 とても不愉快そうな表情。
主 (ナレーション)勉強なんてただでさえ苦手なのに・・・
勉強だけじゃない。日常生活だって・・・
三度チャイムの音と共に黒板型のテロップ「3時間目・日本史」
授業始め。男性の日本史教師が教室にやってくる。
日 なればけふの号令は○○。願ひたてまつるー。
主 (心の声で)号令? これならできそう!
きりーつ。
誰も立たない。
主 (声を大きくして)きりーつ!!
日 なになり○○ 号令の術もわからずや?
なれば代はりに××(委員長)。願ひたてまつる。
委 えい。「起くー」(読み:おくー)
××の号令で全員起立。
主人公 不思議そうに周りを見渡し、自分も起立。
委 「拝礼―」(読み:はいらいー)
一同 礼。
主人公 ワンテンポ遅れて礼。
× 「座すー」(読み:ざすー)
一同 着席。
主人公 ワンテンポ遅れて着席。
日 号令ほどとやれー? なれば授業始むー。
日本史教師 板書を始める。
周りの生徒は主人公を見て笑っている。
主人公 恥ずかしくなり赤面。そのまま机にふて寝する。
主人公のナレーション。
主 (ナレーション)「古典」のせいで私はみんなの笑いもの。
もうやだこんな生活!! 一体いつまで続くの!?
神様、早く元に戻してよ~!!