
遅刻しない男④【連載台本・世にもになるまで書いてみた・52作目】
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○ 主人公の寝室
主人公 朝早く起床。スマホにメッセージが。北村から。
北 (声だけ)朝早くすまん! このネジが急遽必要になった!
どっかで買ってきてくれるか??
主 (声だけ)了解しました。
主人公 北村に返信し、ため息をついて朝の身支度を始める。
○ エレベーターホール前
朝8時前
北村 あくびをしながらエレベーターを待っている。
北 (心の声で)あ~ 眠みぃ・・・ まぁ、さすがに今日は遅れて・・・
主 おはようございます。
北 (後ろを振り返り)うおっ! お、おはよう・・・
主 ネジ買ってきました。これでいいですよね。
北 お、おう・・・ どこで買ってきたんだ・・・?
主 朝から開いてる店があったので。
あ。エレベーター来ました。乗りましょうか。
北 ・・・おう。
2人 エレベーターに乗りオフィスに向かう。
テロップ『ニッチなパシリ作戦・失敗!』
○ ロッカールーム
朝イチでやってきた主人公。いつも通りロッカーを開ける。
主 ん・・・?
ロッカーに入っていたのは、ルービックキューブと置き手紙。
主人公 置き手紙を手に取り読み始める。
主 「揃えてからオフィスに来なさい」・・・。(ため息)
主人公 ルービックキューブを物凄い早さで揃え、
何事も無かったかのようにロッカールームを出る。
テロップ『ルービックキューブ作戦・失敗!』
○ オフィス
もうすぐ定時。
主人公の元に北村と藤田がやってくる。
北 おい【主人公名】。明日は早く来なくてもいいからな。
藤 そうそう! 掃除とか俺らがやっておくから!
主 でもなんか申し訳ないです。
藤 いいって! 遠慮しなくて!
北 それに「先輩の命令」だからな! とにかく明日はゆっくり来いよ!?
主 ・・・はい。
主人公 断り切れずに渋々了承。
○ オフィス(翌日)
翌朝。こちらも渋々掃除に励む北村と藤田の2人。
藤 なんで俺たちがやらなきゃいけねぇんだよ・・・!
北 仕方ないだろ! 昨日言っちゃったんだし!
主 (申し訳なさそうに)・・・おはようございます。
藤 え?
北 な、なんで来てんの・・・?
主 やっぱり・・・ その・・・ 先輩達に任せるのはどうかと思って・・・
あと、3人でやったほうが早く終わりますし!
藤 ・・・じゃあやろっか?
主人公も掃除に加わる。
テロップ『先輩の命令作戦・失敗!』
藤田のナレーション
藤 (ナレーション)彼はいついかなる時も早くやって来た。
俺たちがどうにかして遅刻させようとしても無駄だった・・・