
おを飼う ④/全7話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・110作目】
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○ カラオケボックス・室内
ある日。
カラオケルームの液晶パネル。Superflyの『愛をからだに吹き込んで』が流れている。
お (楽しそうに)おー♪ お・お・お・お・おー♪ おーおおおおおー♪
「お」 サビ手前の「Oh」部分を熱唱中。サビに入った瞬間に主人公にマイクを渡す。
主 また!?
(渋々・そんなに上手くなく)だーきーしーめーて くーちづけてー
「お」 歌う主人公の姿を見て、とても嬉しそう。そのままデンモクで予約確認。浜田省吾『悲しみは雪のように』など、曲中で「オー」が入ってる歌ばかり選曲している。
○ 主人公宅・室内
別の日。
主人公 机の前で頭を悩ませながら、パソコンでレポートを作成中。
主 やばい・・・ 全然書けない・・・ あと1000字も埋めれねぇっての・・・
「お」 机に飛び乗り、パソコンのOキーを押す。レポート原稿にはおの文字が並ぶ。
主 おい! 「お」! 何すんだ!
お (なぜか誇らしげに・文字数を指さして)お!
主 なるほど! これで10000字レポート完成・・・なわけあるか!
消しなさい!
お (悲しそうに)お~
主人公 「お」がイタズラしたにも関わらず、どこか楽しげ。かなり心を許している様子。
ベッドの上
主人公 布団にくるまっており、寝る直前。
主 じゃあおやすみ。明日7時に起こしてくれな。
お (眠そうに)お~
「お」 主人公の足元で、体を丸めるようにして眠る。
主 (ナレーション)
いつまでもこんな日が続けば良いのに・・・と心の底から思っていた。
○ 公園
主人公と「お」 散歩をするために、近くの公園にやってきた。
「お」の丸み部分にはリードがついている。かなり嬉しいのか走り回る。
主人公 「お」に付いていくのがやっと。かなりヘトヘト
主 おい・・・ 「お」・・・ 少し休もうぜ・・・
お (イヤだと言うように)お~!
(楽しそうに)お~! お~!
主 ま、まだ散歩すんの・・・?
そんな2人の様子を中年夫婦が見ていた。
妻 お父さん、あれってもしかして・・・
夫 ああ。間違いなくそうだろう・・・
中年夫婦 「お」を見て何か確信した様子。