
130分のデスゲーム ①/全5話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・118作目】
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○ 大部屋
とある大部屋。
壁全体が無機質な白色。正面の壁にアナログ時計と大型モニター。アナログ時計には21:00と表示されている。モニターには不気味な仮面を着けた謎の人物が映っている。
モニターの前には老若男女問わず、幅広い年齢層の男女が十数名群がり、謎の人物の話に耳を傾けている。
謎 今日お集まりいただいた諸君。
キミ達には今から簡単なゲームをしてもらう。
動揺する一同。
その内の1人男性A(50代・ヤンチャ系) モニターに向かって怒る。
A おい! ふざけんな! 俺たちをここから出せ!!
男性に続いて、数人の男女も謎の人物に怒り出す。
男性A 入口のドアを力尽くでこじ開けようと試みる。
主人公(20代・クール系) 群衆の後方に立ち、すまし顔で怒る人達を見ている。
主 (心の声)
まぁ、このおっさんが一番最初に退場するだろう。
デスゲーム系のマンガ・ドラマ・映画を見漁ってきた俺にはもうわかる。
「ゲームマスターに物申すヤツ」ほど早く、いや、何ならゲーム開始前に消される。
もしくはアイツみたいな「優等生」タイプ、もしくは一気に数人まとめて・・・
相場じゃそうと決まっている。
男性A 早々にこじ開けるのを諦めたのか、扉を一発蹴り上げる。
A (扉に向かって吐き捨てるように)クソが!
謎 ふはははは。室内からは出られないようになっているからな。
抵抗しても無駄だ。
主 (平然を装う表情・心の声)・・・・・・まぁ、そうじゃない時も希にある。
女性B(30代・ショートボブ) 謎の人物に問いかける。
B じゃあ私たち一生ここで過ごせっていうの!?
謎 一生? そんなわけないだろう。
23時10分まで生き残っていた者だけが、脱出できる。
キミ達は2時間10分の間ゲームをしてもらう。ただそれだけのことだ。
主 (心の声)なるほど。今回は制限時間ありのデスゲームか。
なかなかレアケースだが・・・
・・・おもしろい。必ず生き残ってやろうじゃないか。
アナログ時計のアップ。
タイトルテロップ『130分のデスゲーム』