
ヒキカエ ②/全6話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・131作目】
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○ 主人公の旧宅
学生街にありそうなボロアパート。
主人公のカット。ベッドに腰掛け、疑いの目を向けている。服装も先ほどまでとは違い、ボロボロの部屋着。髪もボサボサで、無精ひげを蓄えている。
主 ・・・信じるわけあるか。
スーツ姿の男性のカット。座布団に正座しながら、どこか不気味な笑顔を浮かべ、主人公に馴れ馴れしく話しかける。テーブルの上には魔方陣。
男 いい加減信じて下さいよ、ご主人様!
(主人公の隣に移動し、横に座りながら)いいですか?
あと一回しか言いませんよ?
何を隠そう私は「悪魔」でして、あなたが欲しいモノを「5つ」まで用意することが・・・
主 それが信じられねぇっつってんの!
まず、お前は本当に悪魔なのか?
男 はい! さっき名刺渡したでしょ。
主 悪魔は名刺持ち歩かねぇだろ。
男 いや、それは、その・・・ さすがにねぇ。身分証明って大事じゃないですか~
スーツ姿の男性 再びベッドから立ち上がり、部屋を歩き回る。
男 というかあなたが勝手に呼び出したんでしょ!?
(テーブルの魔方陣を見せつけ)この魔方陣で!
困るんですよね~ 冷やかしで呼び出す人間って!
こっちの身にもなれって話で・・・
主 ・・・わかったわかった。とりあえず「悪魔」ってことにしとく。
男 え、まだ疑ってる感じですか?
主 当たり前だろ。
男 ・・・(ため息)
じゃあどうしよっかな・・・
何か買わなきゃいけないモノってあります?
主 はぁ? なんだ急に。
男 (勝手に冷蔵庫を開け)失礼しますね。なんかないかなぁ~
主 (冷蔵庫に近づき)おい! 勝手に人んちの冷蔵庫を・・・
男 あ! あった! この焼肉のたれ、もっとあったら助かりますよね?
主 ・・・まぁ、そりゃな。
男 (指パッチン)
テーブルのカット。テーブルの上に突然無数の焼肉のたれが現れる。
主 ・・・・・・どうせマジックだろ?
男 何を仰いますか! じゃあ他に欲しいモノあります?
主 (ニヤリと笑い)・・・金。
男 金。
主 あぁ。一生遊んで暮らせるぐらいのな。さすがに無理だろうが・・・
男 (ニヤニヤ笑いながら)通帳見てください。
主 (鼻で笑い)そんなバカな・・・
お金の「チャリ~ン」というSE。
主人公 思わずフリーズ。
男 (ニヤニヤ笑いながら)さすがにもう信じたでしょ?
主 ・・・・・・はい。
男 じゃあ、あと3つお伺いしても?
主 ・・・え? 今の含むの?
男 当たり前でしょ! 焼肉のタレに使う人初めてですよw
もったいないな~w
主 ・・・じゃあ不老不死にしてくれ。
男 あ。それは無理です。現物支給しかできないんで。
主 はぁ!? 何でもいいって・・・
男 できないモノはできないんで。
主 わかったよ・・・ じゃあ・・・
主人公 つらつらと「欲しいモノ」を悪魔に伝えていく。