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嘘つきな彼|【小説「後影」Vol.2】


     序章
     2026年 早春


     喜生との再会は、一本の動画だった。

     俺は、ひと月前に失恋したばかりで、何をする気にもなれず、ただベッドに転がって、SNSに流れてきた動画を、ぼんやり眺めていた。

     動画の中では、ひとりの女性が、インタビューを受けていた。「Key to Joy in Life」というファッションブランドの代表らしい。

     その女性が、喜生だと気づくまでには、少し時間が掛かった。気づいた瞬間、俺は飛び起きて、スマホの画面に見入った。

     喜生は、彼女自身がデザインした、自社ブランドの服を着ている。甘めな形のワンピースは、チャコールグレーの落ち着いた色合いで、上品な雰囲気だ。長かった髪を、軽やかなショートにした彼女は、驚くほど洗練されて、華やかな印象になっていた。

     「雪屋さん、『Key to Joy in Life』は、ご自身のお名前が由来ですよね? ブランド名に込めた想いを教えて頂けますか?」

     インタビュアーの質問に、喜生は少しいたずらっぽい顔になった。昔は見せた事のない表情だ。

     「実は私、長い間、ずっと自分の名前が嫌いでした」

     喜生の言葉に、インタビュアーは目を丸くした。

     「え? そうなんですか?」

     「ええ。『きい』って、正しく読んでもらえずに、嫌な想いをする事があったので。男性と間違われる事も多くて、女性らしい名前に憧れていました。でも、ある時、ちょっとしたきっかけで、私、自分の名前を好きになれたんです」

     「どんなきっかけでしょう?」

     「友達が、格好良い名前って、言ってくれたんです。その友達にとっては、些細な事だったかもしれません。でも、その些細なひと言が、私の世界を変えてくれました。今でも感謝しています」

     「わあ、良いお話ですね。自分の名前を好きになれるかどうかって、確かに幸福度に直結しますもんね。何気ないひと言が、雪屋さんにとっては、大きかったんですね」

     「はい、そうなんです。些細な事が、喜びを生きる為の鍵になる事って、あると思うんですよね。『Key to Joy in Life』のアイテムも、お手に取って下さる皆様が、嬉しい気持ちで毎日をお過ごしになる為の、ちょっとしたきっかけになれたらいいな、と、願っています」

     喜生は静かに微笑んだ。

     その微笑みは、俺の胸を締め付けた。



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     第一章
     2015年 初夏


     初めて喜生の存在を知ったのは、軽いノリで立候補した、高校二年の生徒会役員選挙だ。

     本人を知る前に、選挙ポスターに目を奪われた。「雪屋喜生」の大きな文字がデザインされた、モノトーンのポスターは、群を抜いてスタイリッシュだった。

     雪屋喜生という名前から、男子だと思っていたその立候補者は、隣のクラスの地味でおとなしそうな女子だった。

     「雪屋喜生です。喜びに、生きると書いて、『きい』と読みます」

     長い髪を無造作に束ねた彼女は、壇上のマイクに向かって、生真面目な調子で話し始めた。

     「私の名前は、あまり正しく読んでもらえません。男子と間違われる事も多いです。どちらも仕方ないと思います。ただ、名前に関する事で『仕方ない』とは思えない事が、ひとつあります」

     喜生はそこで言葉を切り、深呼吸をひとつして、また淡々と言葉を続けた。

     「それは、『奇異モ』と呼ばれる事です。『奇妙』の『奇』に、『異なる』に、カタカナの『モ』で、『奇異モ』だそうです。私の名前と、『キモい』を、組み合わせたらしいです。この呼び名は、正直辛いです。『仕方ない』とは思えなくて、悩んだ結果、私は立候補を決めました。この経験を、生徒会で活かしたいと考えたのです」

     俺は、呆気に取られて喜生を見た。同じ壇上で、隣に控えている俺には、落ち着いて見える彼女が、微かに震えているのが分かった。

     「私はクラスの中心に居る様な、華やかなタイプではありません。休み時間は教室の隅で、ひとりで絵を描いています。でも、生徒会役員の仕事は、華やかな事ばかりでは無い筈です。学校行事の運営も、学校生活の改善への取り組みも、地道に手を動かす必要があります。時には、批判的な意見が届く事もあるでしょう。私は、地道に手を動かす事が得意です。また、批判的な意見に対しても、打たれ強さを持っているつもりです」

     会場は静まり返った。喜生は、全校生徒を見渡して、静かに言葉を続けた。

     「何かに傷ついた経験は、きっと、強みになると信じています。当選したら、自分の経験を活かして、生徒ひとりひとりの気持ちに寄り添える、そんな生徒会を目指します。私に票を入れてくれる人が居たら、すごく勇気になります。どうか、よろしくお願いします」

     スピーチを終えると、喜生は深く頭を下げた。会場は沈黙に包まれたままだった。

     たまらない気持ちになって、俺は、力一杯拍手をした。

     喜生は、顔を上げて俺を見た。俺は拍手を止めずに、彼女を見つめ返した。

     俺に続いて、少しずつ拍手が起き、やがて会場中に大きく広がっていった。喜生は俺から目を逸らし、上を向いて何度も瞬きをした。



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     第ニ章
     2016年 初夏


     「あの時、神戸くんが拍手してくれたの、ほんと嬉しかった。ありがとう」

     選挙から一年が過ぎた頃、喜生は、ぽつりとそう言って、ぎこちなく微笑んだ。

     その日、放課後の生徒会室は、私物の整理をしていた俺と、忘れ物を取りに来た喜生しか居なかった。選挙の時の事を、改めて彼女と話したのは、その時が初めてだったと思う。

     普段、あまり感情を表に出さない喜生の微笑みに、少し驚きながら、俺は答えた。

     「だって、会長、格好良かったよ。あの場で、あのスピーチするのって、すげえ勇気要ると思うし。たまたま最初に拍手したのは俺だけど、俺と同じように思った奴、沢山居たと思うよ」

     「そんな事、言ってもらえるなんて、今でもちょっと信じられない。実は私、立候補した時、まさか当選するとは思ってなくて」

     「それを言ったら、俺もだよ。でも会長は、ちゃんと結果出してるっしょ。頭髪の校則の廃止とか、制服の自由化とか」

     俺の言葉に、喜生は、またぎこちなく微笑んだ。


    ★


     一年前、事前の予想をひっくり返して、喜生は生徒会長に当選した。ノリで立候補した俺も、書記に当選してしまった。

     選挙の直後、喜生の当選には、賛否両論があった。彼女のスピーチに、心を打たれた生徒は多かった。その一方で、「奇異モ会長は、同情票で当選した」と、陰口を叩く者も居た。

     だが、喜生は陰口に動じる様子を見せなかった。彼女は淡々と、そしてひたすら実直に、目の前の課題に取り組んだ。

     ここ数年の議題に上っていた、制服の自由化を、我々の代で実現出来たのは、喜生の功績が大きい。彼女は、生徒達の声を丁寧に集め、気難しい教師達と、何度も交渉を重ねる事を厭わなかった。

     その努力を、誰もが認めざるを得なかったのだろう。喜生への批判的な声は次第に消えていった。彼女が生徒会長である事に、もう誰も疑問を持たない。憧れの先輩として、下級生からの人気も高いらしい。


    ★


     「結果を出せたのは、みんなのお陰で、私一人の力じゃないよ。ただ、もしも私が、少しでも会長らしい事を出来てるとしたら、それは、神戸くんのお陰だよ。拍手してくれた事、私、一生忘れないと思う」

     「まじか。めちゃめちゃ手が痛くなったけど、力一杯拍手して良かったよ」

     俺が笑うと、喜生は真面目な顔で俺を見た。

     「神戸くん、お願いがあるんだ。……もし良かったら、生徒会を引退しても、友達で居てくれないかな? 出来れば、高校を卒業しても、ずっと」

     「何だよ、深刻な顔で、何言い出すのかと思ったら。そんなの全然OKだよ。会長の事、すげえ奴だと素直に思うもん。一生付いてくよ」

     「一生? 本当?」

     「ほんとほんと。俺、好かれる奴には好かれるんだけど、思った事そのまま言うから、嫌われる事も多いんだ。友達で居たいなんて言ってもらえるの、素直に嬉しいよ。こちらこそよろしく」

     喜生は表情を緩めて、大きく深呼吸した。

     「ありがとう。……ああ、緊張した。立候補の演説より緊張したかも」

     「何で? 俺、こんな奴だよ? 会長、そんな緊張しないでよ。……いや、友達に『会長』呼びは無いかな。喜生って呼んでも良い?」

     少しの間の後、喜生は戸惑った様に口籠った。

     「……いいけど……でも、あの……私、自分の名前が、実は嫌いで……」

     「あ、ごめん。嫌なら呼ばないよ。ただ俺、喜生って名前、格好良いって思ったんだ。だって、『きい』って響き、英語の『key』にも聴こえるし、『喜びを生きるための鍵』って感じで、無茶苦茶格好良くね?」

     喜生は驚いた顔で俺を見つめ、やがて、ぽつり、ぽつりと言葉を紡いだ。

     「そんな風に考えた事、無かった。でも、そう言われると、少しは、自分の名前、好きになれるかも。神戸くんが名前を呼んでくれるなら、少しずつ慣れていこう、かな」

     「じゃあ、喜生、これからもよろしくな」

     喜生は、ぎこちなく、だけど、とても嬉しそうに微笑んだ。



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     第三章
     2017年 秋


     高校卒業後、俺は、私立大学の経済学部へ進学した。

     喜生は芸大へ通い始めた。専攻は服飾デザインだそうだ。生徒会で制服の自由化を進める内に、ファッションが持つ力に興味が湧いたと言う。

     進路は別れたが、学校が近かった事もあり、俺たちは、しょっちゅう会って話をした。むしろ、高校の頃よりも、沢山話をしたと思う。お互いの趣味や、興味の方向は違っていたが、喜生から知らないジャンルの話を聴くのは、面白かった。

     「優くん、私ね、いつか自分のブランドを持つのが夢なんだ。悲しい気持ちの人が、ほんの少しだけでも、嬉しい気持ちになれるような、そんな何かを作りたいな、って。ファッションには、それだけの力があると思うんだ」

     ファッションを熱く語りながらも、喜生はいつも地味な格好で、化粧気も無く、髪型は相変わらずひとつ括りだった。高校の頃と違うのは、いつの間にか彼女が、俺を苗字ではなく、名前で呼ぶ様になった事だろう。

     「お前、相変わらず、すげえな。俺、一生付いてくから、喜生が自分のブランドで大金持ちになったら、高級ステーキでも奢ってくれ」

     「いいよ。でも、大金持ちは無理かなあ。ファッションブランドなんて、ひと握りのハイブランド以外は、そこまで儲からないんだよね。私がやりたいのは、ハイブランドじゃないし」

     「何だよ、夢の無い話だな。じゃあ、ハイブランドじゃなくていいから、ステーキ食い放題になる程度に、金持ちになってくれ」

     「ええ? 優くんの夢は、ステーキなの?」

     この頃の喜生は、よく笑った。笑顔からはぎこちなさが取れて、毎日を楽しんでいる様子に見えた。


    ★


     あの頃の俺たちは、傍目にどう見えていたのだろう。

     しょっちゅう、ふたりで会っていた。会うと話が弾んだ。周囲からは、付き合っているように見えた事も、あったのかもしれない。

     だけど、喜生は友達だった。

     夢や理想といった少し気恥ずかしい話を、照れずに語る事ができる、得難い友達だった。

     あの頃、彼女の性別を気にした事は無かった。少なくとも、意識の上では。

     もしも、俺たちが同性だったら、いつまでも同じ距離感で、一緒に居られたのだろうか。

     そんな事を考えるようになるのは、随分と後の話だ。



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     第四章
     2019年 初秋


     「喜生、ごめん、こんな風に会うのは、今日で最後にしたいんだ」

     悩んだ末に、そう告げたのは、大学三年の秋だった。

     何事にも、動じる姿をあまり見せた事の無い喜生が、顔色を変えて狼狽えた。

     「……私、嫌われる様な事、何かした?」

     「違う。喜生を嫌いになった訳じゃないんだ。ただ、俺、彼女が出来て……」

     「なあんだ」

     そう言うと、喜生は微笑んだ。その微笑みは、今まで見た笑顔の中で、一番ぎこちなかった。

     「じゃあ、彼女さんに誤解されない様にすれば、会っても構わない訳でしょ。だって私達、ただの友達なんだから」

     「ごめん。彼女は、たとえ友達でも、女の子と会わないで欲しいって言うんだ。どうしても嫉妬してしまって、苦しいって。俺、好きな女が、俺の事で辛くなるのは、辛くて……だから、ごめん……」

     「……嘘だったの?」

     俺は言葉を失った。喜生の顔からは、表情というものが消えていた。

     「一生付いてくよ、って……ブランド持ったらステーキ奢って、って……」

     喜生は言葉を詰まらせた。そのまましばらく黙り込み、そして、上を向いて、ぽつりと呟いた。

     「……違う。嘘つきは、優くんじゃなくて……私だ」

     上を向いた喜生の瞳は潤み、彼女は何度も瞬きをしたが、涙が溢れるのを止める事は出来なかった。

     「彼女になるのは無理だって、最初から分かってた。それでも、側に居たかったの。友達になれたら、ずっと側に居られるかな、って、思ったんだ。……だけど……そうじゃないんだね……」

     「……ごめん」

     謝罪の言葉は、残酷に響いた。だけど、俺にはそれしか言えなかった。

     長い間、喜生の想いに気づかないまま、俺はずっと彼女の側に居た。

     ……違う。無意識の内に、彼女の想いにも、その想いに自分が応えられない事にも、俺は気づかない様に目を逸らしてきた。喜生という友達を、失いたくなかったから。

     やがて、喜生は、涙で汚れた顔のまま、まっすぐ俺を見た。

     「今日で、会うのは最後にするよ。でも、これからも友達だって、思っててもいいかな?」

     「当たり前だろ。友達だよ。これからも、ずっと」

     「ありがとう」

     喜生は静かに微笑んだ。涙で汚れた顔のままなのに、その微笑みに、俺は一瞬見惚れた。

     次の瞬間、喜生は身を翻し、早足で去って行った。小さな後ろ姿は、あっという間に見えなくなった。



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     終章
     2026年 早春


     「友達が、格好良い名前って、言ってくれたんです。その友達にとっては、些細な事だったかもしれません。でも、その些細なひと言が、私の世界を変えてくれました。今でも感謝しています」


    ★


     何度目かの動画の再生の後、俺は思い切って電話を掛けた。

     半ば繋がらない事を覚悟して掛けたのに、七年ぶりの電話は、あっさりと繋がり、俺は咄嗟に言葉が出てこなかった。

     「……元気?」

     言いたい事は沢山あるのに、口にできた言葉は、それだけだった。

     沈黙の後、ぎこちない返事が聴こえた。

     「……元気だよ」

     喜生の声を聴いた途端、俺の中で、あの頃に時間が巻き戻った。

     「動画観たよ。やっぱり、喜生って、すげえな。ちゃんと夢、叶えたんだな」

     「うん、ありがとう。優くんのお陰だよ」

     「え? いや、俺、何もしてないよ」

     「ううん、私が自分の名前を好きになれたのは、優くんのお陰だから。いつかお礼が言えたらいいなって思ってた。でもまさか、あの動画が優くんに届くなんて、思わなかったな」

     喜生の声音は、少しずつなめらかになり、柔らかく響いた。その響きは、動画の中で彼女が見せた、華やかな姿に重なった。

     「動画、めちゃめちゃ格好良かったよ。あと、喜生、綺麗になってて、びっくりした」

     「え? 嘘」

     「いや、ほんと。動画が流れてきた時、美人だな、と思って観たら、喜生なんだもん」

     「……そう言ってもらえるの、ありがたいけど、優くんがそんな事言うの、私の方がびっくり……。そんな風に他の人を褒めてたら、彼女さん、怒らない?」

     喜生の声音は、また、ぎこちなくなった。俺は苦い薬を飲み込む気持ちで、ゆっくりと答えた。

     「……実は、振られたんだ。最初は俺の方から別れたんだけど、よりを戻したくて電話したら、……完全に玉砕した」

     「……そう」

     「それで、ここしばらく、ずっと落ち込んでたけど、喜生の動画観て、元気貰ったんだ。ありがとな」

     「そんな……。役に立てたなら、良かったよ」

     俺は大きく息を吸い、思い切って言った。

     「喜生、あのさ。良かったら、今度、会ってくれないかな? 高級ステーキを奢れなんて言わないからさ、ちゃんと俺にお祝いさせて欲しい」

     「ああ、そうね、高級ステーキを奢るって、約束したね。懐かしいな。……だけど」

     喜生は言葉を切り、そして静かに言った。

     「ごめんね。連絡をしてくるのは、これで最後にしてくれる? 私ね、もうすぐ結婚するの」

     一瞬、喜生が何を言ったのか、俺には理解が追いつかなかった。どこかぼんやりしたまま、俺の口は、半ば自動的に言葉を紡いだ。

     「……おめでとう」

     「ありがとう。お祝いの言葉だけじゃなくて、全部、ありがとう。拍手も、名前を褒めてくれた事も、友達でいてくれた事も、何もかも」

     何も言えずにいる俺に、喜生は静かに言葉を掛けた。

     「もう一度、優くんと話が出来て良かった。この先も、優くんは、私の、一生の友達だから」

     「……喜生」

     「じゃあね」

     呟くような声の挨拶を最後に、通話は切れた。

     通話が切れた後、俺はまだ、どこかぼんやりとしていた。

     色んな場面の喜生の姿が、脳裏に浮かんでは消えた。ぎこちなかった笑顔。あっという間に見えなくなった後姿。

     ぼんやりとしたまま、俺は、もう一度動画を再生した。画面の中の喜生は、インタビューに応えて「友達」に感謝を述べ、そして、静かに微笑んだ。

     「……そうだな。友達だよな。約束したもんな」

     そう呟いて、俺は、胸の軋みに気がつかないふりをした。

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     ★前編
      Vol.1「正直な彼」



     あとがき


     この物語は、yackyさんとなかゆきさんの共作オリジナル楽曲「後影」のノベライズ第二弾です。私なりのアンサーソングといえる物語を、今回も、おふたりのご了解を得て、小説として発表致します。

    ★yackyさんプロフィール

    ★なかゆきさんプロフィール



     原作となった楽曲の初出は、2021年です。yackyさんとなかゆきさんが、共通の友人(ゆぅさんと私)からのリクエストに応えて共作した、オリジナル楽曲です。

     2021年に発表されたのは、1番のみのショート版でした。その後、2026年に2番を加えたフルバージョンが、発表されました。フル版は、アレンジ違いで、yackyさんボーカル版、なかゆきさんボーカル版の2作があります。

    ★2021年 ショート版
     (vo.なかゆき/cho.yacky)


     今回の「Vol.2」は、yackyさんの2026年ボーカルバージョンを念頭に、ノベライズ致しました。今回も、楽曲には無い設定が、多数含まれますが、私なりの解釈という事でご容赦ください。

     よろしければ、yackyさんのロマンティックな歌声も、合わせてお楽しみ頂けると嬉しいです。喜生目線の物語として、この小説の見え方が、少し変わってくるかもしれません。

    ★2026年 フル版
     (vo./cho. yacky)


     また、前回の「Vol.1」は、なかゆきさんの2026年ボーカルバージョンを念頭に執筆しています。こちらもなかゆきさんのエモーショナル歌声と共に、お楽しみ頂けると幸いです。

    ★2026年 フル版
     (vo./cho. なかゆき)


     「Vol.1」「Vol.2」共に、原曲の世界観を踏襲し、ほろ苦い物語となりましたが、登場人物達と共に過ごす執筆の時間は、私にとっては幸せな経験でした。

     大切な作品世界で自由に遊ぶ事を、快くご了解くださったyackyさん、なかゆきさんのおふたりと、おふたりに共作を一緒にリクエストした、同志のゆぅさんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。


     尚、yackyさんとなかゆきさんは、音楽コラボアプリnanaにて、コラボ用のオフボーカル音源を公開中です。nanaにアカウントをお持ちの方は、是非チェックなさってくださいね。私自身もおふたりの音源にボーカルコラボの予定です。


     ★・・・クレジット  ・・・★

     「嘘つきな彼」
     【小説「後影」Vol.2】

     原作 yacky &なかゆき「後影」
      コード進行とアレンジ yacky
      メロディと歌詞 なかゆき

     小説(ノベライズ) 清水はこべ

     Special Thanks ゆぅ


     ★サムネイルと挿画は、アイビスペイントXで作成しました。鍵のイラストはアイビスペイントXの素材です。背景はiPhone13 miniで清水はこべが撮影した写真を、加工して使用しています。

     ★小説本文の無断転載・無断使用・AI学習を禁じます。

     
     
    歌って演じる書き手。物語と歌とお芝居と散歩が好き。小説・詩歌・随想・絵・写真・作詞作曲・歌・台本・声劇・朗読・動画・エアハモ・多重コーラス・DTM・ラジオ、他、雑多に。★nana、YouTube、radikotalkやってます。★無断転載・無断使用・AI学習を禁じます。

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