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食べなくても、一緒に楽しい時間を過ごせたら100点

今日も食べなかった。
せっかく作ったのに。

「ひと口だけでいいから」
「昨日は食べたのに」

最初は優しく言っていたはずなのに、

気づけばイライラして、

最後は

「もう食べなくていい!」

そして子どもが寝たあとになって、

「また言いすぎたな」

って思う。

でも次の日になると、また同じ。

食べないことだけが、しんどいんじゃないんです。

「食べさせなきゃ」
「ちゃんと栄養をとらせなきゃ」
「私がなんとかしなきゃ」

そんな気持ちが積み重なって、
食事の時間そのものがしんどくなっていきます。

でも、ここを少し変えるだけで、
親子の食事の時間はずいぶん違ってきます。

まず手放してほしいのが、

「ひと口食べたら成功」

という考え方です。

食べなかった だから 何もできなかった
ではない!

子どもが食べものを口にするまでって、
いきなり「食べる」だけじゃありません。

初めて見るものなら、まず見る。

お皿にのってる。

ちょっと触ってみる。

においをかいでみる。

なめてみる。

そして、あるとき
「食べてみようかな」になることもあります。

私はこれまで、保育園や子ども料理教室で
たくさんの子どもたちを見てきました。

最初はまったく手をつけなかったものを、
何度か目にするうちに、ある日ふっと食べる。

そんな姿も何度も見てきました。

だから、

「今日も食べなかった」

だけで終わらなくていいんです。

今日はお皿にのっていても嫌がらなかった。

ちょっと触ってた。

においをかいでいた。

そんな小さなことも、ちゃんと見てほしい。

私がいちばん避けたいのは、食事の時間を嫌いになること

保育園で働いていた頃、

「給食の時間が嫌だから、保育園に行きたくない」

と言っている子がいました。

私はその子のクラスに毎日入っていたわけではありません。

だから、その子に何があったのか、
本当のところはわかりません。

嫌いなものを残しちゃいけなかったのかもしれない。

みんながごちそうさまをしたあとも、
最後まで残っていたのかもしれない。

先生に何か言われたのかもしれない。

そこは、私にはわかりません。

でもひとつ確かなのは、

その子にとって

「給食の時間=嫌な時間」

になっていたということでした。

私は、それが一番つらい。

食べてほしい。

いろいろなものを食べられるようになってほしい。

親なら、そう思うのは自然なことです。

でも、そのために毎日の食事が
親子にとって苦しい時間になってしまったら。

それは少し違うんじゃないかなと思うんです。

「食べさせなきゃ」を少しだけ手放してみる

「ひと口だけ」

と言いたくなったとき

一度だけ、その言葉を飲み込んでみる。

今日食べなかったら

「今日は食べないんだね」

くらいで終わらせる日があってもいい。

そして、

「何口食べた?」

ではなく、

「今日はこの食べものと、どんなふうに関わっていたかな」

と見てみる。

食べたか、食べなかったか。

それだけで食事を○か×かにしない。

そうすると、親の方も少し楽になります。

親が少し力を抜けると、
食卓の空気も変わってきます。

今日食べなくても、明日があります

子どもの食事って、毎日のことです。

だからこそ、

一回の食事でなんとかしようとしなくていい。

今日食べなかった。

じゃあ、また今度。

それくらいでもいいんです。

ひと口食べたことだけを成功にしない。

明日も嫌がらずに食卓につける

それも、私は十分大事なことだと思う。

食べることは、これから先もずっと続いていきます。


だから私は、

「今日、何を食べさせるか」だけじゃなく、

今日、どんな時間を一緒に過ごせたか。

この子が食べることを嫌いにならないために、
今日はどうしようか

です。もっと言うと

食べなくても、一緒に楽しい時間を過ごせたら
100点。

私は、そんな食卓でいいと思っています。

「じゃあ、実際にはなんて声をかけたらいい?」

「遊び始めたらどうしたらいいの?」

「昨日は食べたのに今日食べないときは?」

「野菜を見るだけでイヤがるんだけど」

「好きなものだけ食べて終わってしまう」

毎日の食卓では、迷う場面がたくさんあります。

そんな場面ごとの考え方や声かけは、
こちらの記事にまとめています。

『2〜3歳の「食べない」に疲れたママへ』

食べさせることだけに必死になって、
食事の時間そのものがしんどくなっているママに、
届いたらいいな。


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