
島根の温泉旅館を貸し切って、一晩中地域の未来を語り合ってみた
2026年6月5日から6日にかけて、島根県出雲市にある湯の川温泉 湖静荘にて、「オールナイトEXPO酒場 アット島根 featuring 出雲・松江」を開催しました。
県内外から集まった参加者は50人超。経営者、会社員、クリエイター、学生、教育関係者など、年齢も職業も住む場所も異なる人たちが出雲の温泉旅館に一堂に会しました。
このイベントは、今回のオールナイトEXPO酒場の出雲・湖静荘店 店長であり、松江市に本社を構える不動産業・株式会社サカタの坂田健一社長たちとの対話から生まれました。
その中で大きなきっかけになったのは、建物そのものを変えなくても、使い方や集まる人が変われば、その場所は新しい価値を持つのではないか、いわば、「リノベーションしないリノベーション」という発想でした。
会場となった湖静荘は、普段は静かな温泉旅館です。しかし年に数回、共通の趣味を持つ人たちが全国から集まり、一棟を貸し切って夜通し語り合ったり、一緒に“推し活”を楽しんだりする場として利用されることがあるそうです。
その話を聞き、「地域や仕事、これからの社会について語りたい人たちが集まったらどうなるだろう」とワクワクしたときに、様々なご縁でEXPO酒場の運営の皆様とも出会いました。それがこのイベントの出発点でした。
既にこのnoteでもお伝えしているように、しする株式会社は、人と人、人と地域が混ざり合う瞬間をつくる「界面活性」という考え方を大切にしています。今回のオールナイトEXPO酒場は、まさにその思想と重なる場でした。幸い、坂田さんをはじめ、地元の企業やキーマンたちも前のめりで、気づけば皆で勢いそのままイベントを企画したというわけです。
異なる地域や業界、世代の人たちが島根に集い、同じ温泉に入り、食事とお酒を囲み、一晩を共にする。一般的なビジネスイベントや交流会とは異なり、私たちがオールナイトEXPO酒場で目指したのは、そうした非日常において、人と人が本音で語り合い、新しい挑戦の火種が生まれる場をつくることでした。
本稿では、そうしたイベントで繰り広げられた濃密すぎる24時間をレポートします。

EXPO酒場とは?
EXPO酒場は、地域で何かを始めたい人や、挑戦の仲間を探している人などが集まり、立場や肩書きを超えて語り合い、新しいつながりやプロジェクトのきっかけを生み出す場として全国で展開されています。2022年のスタート以来、22都道府県で130回以上開催され、延べ1万1000人以上が参加した実績を持ちます。
今回開催した「オールナイトEXPO酒場 アット島根 featuring 出雲・松江」は、その特別版。島根で挑戦する人たちの現場を訪ねるフィールドワークと、温泉旅館を舞台にしたオールナイトの対話の場を組み合わせた、1泊2日の共創イベントとして実施しました。しするも運営メンバーとして企画からガッツリと携わりました。

「島根で挑戦する人たち」に会いに行く
オールナイトEXPO酒場はオプショナルツアーの島根フィールドワークからスタート。今回訪れたのは、
煎 SEN(松江市)
有限会社メイコー(出雲市)
合同会社GIFT(雲南市)
の3カ所。
煎 SENは、松江駅前に位置し、コワーキングスペースやホテル等の機能を持つ複合施設。メイコーは、学生服の生産等を手掛けるアパレルOEM企業。GIFTは発酵をテーマに麹を使った商品開発等を行う食品メーカー。それぞれ業種も事業内容も異なりますが、共通しているのは、「地域で新しい価値を生み出そうとしている人たち」であること。参加者たちは現場を訪れ、挑戦の背景にある想いや哲学に触れていきました。

“つくるをつくる”拠点、煎 SEN
最初の目的地は、松江駅前にある煎 SEN。
正午になると、県内外から参加者たちが続々と集まり始めました。まずは全員で自己紹介を行います。
どこから来たのか。
どんな仕事をしているのか。
なぜこのイベントに参加したのか。
地元島根の大学に通う学生、島根の銀行に勤めるビジネスマン、東京、大阪、奈良から来たクリエイター、長野県で宿を運営する方等、全国各地から集まった年齢も職種も異なる方々が一人ひとり言葉を交わしていきます。

その後、出雲を中心に仕出し弁当を提供する「おいしさ工房 ふるかわ」のお弁当を囲みながら昼食タイム。美味しい食事を前にすると不思議と会話も弾みます。初対面同士だった参加者たちの間にも少しずつ笑顔が増え、場の空気が柔らかくなっていきました。

昼食後は、煎を運営する株式会社graphsの宮崎航平さんから施設についてのお話を伺いました。煎はコワーキングスペース、宿、飲食店、イベントスペースなどさまざまな機能を有する複合施設ですが、宮崎さんが語った本質は「施設」そのものではありませんでした。
「人が集まり、出会い、そこから新しい挑戦が生まれる場所をつくりたい」
煎は、そのための“器”なのだと言います。実際に煎では、起業家や学生、クリエイター、地域事業者など、多様な人たちが日常的に集まり、さまざまなプロジェクトや挑戦が生まれています。

続いてお話しいただいたのは、煎の立ち上げにも関わったサカタの坂田さん。坂田さんは当時を振り返りながら、こんな話をしてくれました。
「松江駅前には県外資本の建物が増えていた。だからこそ地元の人たちが、自分たちのまちについて考えられる場所を、島根県人である自分たちの手でつくりたかった」
地域の人たちが集まり、地域の未来について語り合える場所。
そんな想いが煎の原点にありました。

また、印象的だったのは施設名の由来です。立ち上げ当初、メンバーたちは「この場所をどんな場所にするのか」を何度も何度も議論していたそうです。
煎じ詰めるように考え続けた日々。
その姿勢を象徴する言葉として付けられた名前が「煎」。
単なる施設見学ではなく、一つの場所が生まれるまでの物語に触れる時間となりました。

「働く人の誇り」を形にした木造工場
続いて訪れたのは出雲市の有限会社メイコー。
学生服などの製造を手掛けるアパレルOEM企業です。
参加者たちは既存工場を見学した後、新たに建設された木造工場へ向かいました。工場に足を踏み入れた瞬間、多くの参加者が驚きの表情を浮かべます。

どこかホッとする木の香り。
開放感のある高い天井。
美しく編み込まれた木の骨組み。
窓から差し込むやわらかな自然光。
そこには、多くの人が思い描く無機質な工場のイメージとはまったく異なる空間が広がっていました。この新工場は西日本最大級規模の木造工場なのです。

まずは新工場建設の軌跡をまとめた映像を視聴し、その後、メイコーの原真也さんと、設計を担当した株式会社山根一史建築設計事務所の山根一史さんによるトークセッションが行われました。
なぜ木造工場だったのか。
なぜここまで素材やデザインにこだわったのか。
普通であれば工場は効率性やコスト削減を優先して設計されます。しかし原さんは、その常識に疑問を持ちました。
「生産現場で働く人たちが誇りを持って、楽しく働ける場所とは何か」
その問いを突き詰めた結果、この工場が生まれたのです。

また印象的だったのは、原さんが考えていたのは従業員のことだけではなかったということです。
工場の外観は、周囲の田園風景や街並みに自然と溶け込むよう設計されています。また、水害が発生した際には近隣住民の避難場所としても活用できるよう、あえて床面を高くした設計になっています。
単なる生産のための施設ではなく、地域に開かれ、地域と共存する工場を目指していることが伝わってきました。

また、建築士・山根さんからも興味深い裏話が。
実は、原さんが最初から木造工場を希望していたわけではなかったそうです。
しかし対話を重ねる中で、山根さんは原さんが何よりも大切にしているのは、設備や効率ではなく、“人”であることを感じ取ったといいます。
働く人が誇りを持てること。
地域に愛される場所であること。
そこで過ごす人が心地よいと感じられること。
そうした価値観を形にする手段として、山根さんは木造工場という提案を行いました。

経営者と建築士。
異なる立場の二人が対話を重ねながら描いたのは、単なる工場建設プロジェクトではありません。
それは、「働く人」「地域」「ものづくり」の未来をどうつくるかという挑戦だったように感じます。
参加者たちは完成した建物を見学するだけでなく、その背景にある思想や物語にも触れることができました。
そして、多くの参加者にとって「働く場所の意味とは何か」「これからのものづくりはどうあるべきか」「地域に開かれた企業とは何か」といった問いをじっくり考える機会になったと思います。

「豊かさとは何か」を問い直す
フィールドワークの最後に訪れたのは、雲南市を拠点に事業を展開する合同会社GIFT。出迎えてくださったのは代表の田中学さん&恭子さん夫妻です。
田中学さんは横浜出身。東京でアパレル会社を経営し、アパレル業界の第一線で活躍してきた人物です。そんな田中さんが恭子さんとともに次の挑戦の舞台として選んだのが、ここ雲南市でした。

現在は「発酵」をテーマに事業を展開し、麹を活用したさまざまな商品開発を行っています。「TOTONOI」ブランドでは、麹をベースにしたアイスクリームやチョコレートなども製造・販売。都市で培ったデザインやブランディングの力と、地域が持つ豊かな食文化や自然資源を掛け合わせながら、新しい価値づくりに取り組んでいます。
今回のフィールドワークでは、今後新工場の稼働を予定している場所を訪問。まだ何も設備等が入っていない真っ新な場所で、お二人のこれまでの歩みや、これから描こうとしている未来についてお話を伺いました。

以前は梅干しの生産工場として使われていたこの場所を活用し、今後は麹を活用した商品の開発・製造拠点へと生まれ変わらせていく予定です。
居抜き物件だからこそ既存の設備を活かしながら、アパレル業界で培ったデザインの視点と、雲南の豊かな自然環境を掛け合わせた工場づくりを構想しているといいます。
「工場の中央に水が流れていて、夜に電気を消すと、水面の反射で空間全体がきらめくような工場も面白いかもしれない」
田中さん夫妻が楽しそうに語る未来の工場像からは、単なる生産拠点ではなく、人の感性や創造性を刺激する場をつくりたいという想いが感じられました。
話題は事業のことだけではありません。
なぜ地方へ移住したのか。都市と地方では何が違うのか。仕事との向き合い方はどう変わったのか。そして、自分たちにとっての「豊かさ」とは何か。

印象的だったのは、移住当初のエピソードです。
平日の昼間に庭へテントを張ってコーヒーを飲んでいたところ、近隣の方から「何をしている人なんだろう」と不思議がられたり、地域の清掃活動に集合時間の5分前に行ったら、既に他の参加者は30分前から活動していて、なぜか白い目で見られたり。
「時間通りに行ったつもりだったのに、自分たちだけ遅刻したような空気だったんです」
そんな話に会場からは笑いも起こりました。
最初は都市部と地方の価値観や文化の違いに戸惑うことも少なくなかったといいます。一方で、近所の方が畑で採れた野菜をおすそ分けしてくれたり、自然と声を掛けてくれたりと、人と人との距離の近さや温かさも感じました。
都市には都市の魅力があり、地方には地方の魅力がある。そのどちらが優れているという話ではなく、大切なのは自分にとっての豊かさを自分自身で選び取ること。
田中さん夫妻の話からは、地方での暮らしや働き方のリアルな姿と、その中にある豊かさが伝わってきました。

参加者からも多くの質問が飛び交い、移住や働き方、地域との関わり方について活発な対話が続きます。
地方で事業を営むこと。地方で暮らすこと。そして地方だからこそ実現できる価値とは何か。
お二人との対話は、参加者それぞれが自分自身の働き方や暮らし方を見つめ直す時間になっていたように感じます。

いよいよ、オールナイトEXPO酒場の本番が始まる
フィールドワークを終えた参加者たちは、会場である温泉旅館 湖静荘へ。
源泉かけ流しの温泉に浸かりながら一息つきます。
日本三美人の湯として知られる湯の川温泉。
昼から多くの刺激を受けた参加者たちにとって、少し頭を整理する時間でもありました。
そして午後8時。仕事終わりで駆け付けた参加者たちも加わり、約50人が湖静荘に集結。オールナイトEXPO酒場 湖静荘店 店長の坂田さんと、松江店 店長の板垣翔大さんによる挨拶で、イベント夜の部が幕を開けました。


島根の食と酒が人をつなぐ
会場には島根ならではの料理やお酒が並びます。
特に話題になったのは、坂田さんが前日に自分で釣ってきたイカのお刺身。
「昨日釣ってきました」
その一言に会場が沸きます。
さらに松江の人気エスニック料理店「Green's Baby」のカレーや、松江を代表する日本酒の「李白」、EXPO酒場にもご参加いただいた田部竹下酒造の「理八」など、島根の美味しい料理や地酒も提供されました。
まずは一緒にお酒を酌み交わし、美味しい料理を食べる。
この時間が、その後の対話をより豊かなものにしてくれたように思います。

出雲弁ソングが生み出した一体感
午後9時半頃。
出雲弁シンガーのユメノカタチAKIRAさんが登場。
オリジナルの出雲弁ソングが披露されると、会場の雰囲気は一変します。
手拍子が起こり、笑顔が広がり、会場が一つになっていきます。
参加者同士の距離も一気に縮まり、ボルテージはさらに高まっていきます。

深夜の旅館に現れた「小さなスナック街」
続いて始まったのがテーマ別スナック。
会場が小さなスナック街へと姿を変えます。
地域教育、クリエイティブ、事業承継、地方発キャリア、ものづくりなど、さまざまなテーマが用意されました。それぞれのテーマで実践を続ける人たちがスナックのママ役となり、参加者たちは興味のあるスナックを自由に行き来します。

例えば、あるスナックでは、島根の大学生、元教師、そして学生向けオンラインスクールなどの教育サービスを展開する東京のスタートアップ関係者が語り合いました。
現場の教育を知る教師、教育を受ける学生、そして新しい教育サービスをつくる事業者。それぞれ異なる立場から意見を交わす中で、「地方の学生がもっと多様な選択肢に出会うにはどうしたらよいか」「地方の学生と都市部の教育プレイヤーがもっとつながる仕組みが作れるのではないか」など、熱い議論が繰り広げられ、地域教育の新しい可能性の芽が生まれていました。
また別のスナックでは、30歳で家業を継ぐ決断をした島根の老舗醤油メーカーの方と、地方の魅力に魅了され、最近都市部から奈良県に移住したクリエイターが対話。
醤油という伝統産業をどう次世代へ届けるか、どんな見せ方や体験づくりができるのかを語り合う中で、新たな商品や取り組みの可能性についても話が広がっていきました。

面白かったのは、スナックママとの対話だけではありません。偶然同じスナックに居合わせた参加者同士からも、新しい会話が次々と生まれていたことです。
「その視点はなかった」
「それなら一緒にできるかもしれない」
「今度改めて話しましょう」
そんな言葉が自然と飛び交います。
予定されていたプログラム以上に、参加者同士の対話そのものがコンテンツになっていた。そして、その対話の中から新しい挑戦の芽が生まれていた。それこそが、このテーマ別スナックの一番の魅力だったのかもしれません。

大人たちが童心に帰った夜
夜も深まり、深夜0時。
紙芝居屋ガンチャンによる「大人の紙芝居」が始まりました。
笑いあり、驚きありのエンターテインメントに、参加者全員が引き込まれました。気づけば皆童心に帰り、会場全体がひとつになって盛り上がります。

その熱気を引き継ぐように、再びテーマ別スナックがスタート。
深夜になるほど会話は深くなり、人生や仕事、地域の未来について語り合う時間が続きました。

気づけば朝5時に
時計を見ると気づけば朝5時に。
それでも会場にはまだ多くの参加者が残っていました。
そして、この時間から満を持してオープンしたのが特設サウナバス。
ほとんど寝ていない参加者たちが、眠い目をこすりながらサウナへ向かいます。

深夜のスナックでの議論のように、薪でアツアツに熱せられたサウナが参加者を迎え入れます。
熱いサウナで汗をかき、外気浴で風を感じ、そのまま温泉へ。
オールナイトを走り切った身体に染み渡るような時間でした。

オールナイトの締めくくり
朝食では、湖静荘の目の前に広がる宍道湖産のしじみの味噌汁が振る舞われました。
徹夜明けの身体に染み渡る味。オールナイトを駆け抜けた体を癒します。
最後は、この1日をまとめた映像を全員で鑑賞。
ほんの数時間前の出来事にもかかわらず、映像の中にはまるで数日間を共に過ごしたかのような空気が流れていました。

笑顔で語り合う姿。
真剣な表情で耳を傾ける姿。
会場中に響いた笑い声。
映像を見ながら、それぞれがこの一日を振り返ります。
そして最後に、板垣さんから締めの挨拶。こうして、長かったようであっという間だったオールナイトEXPO酒場は幕を閉じました。

この場所で生まれた“火種”を、それぞれの日常へ
今回のオールナイトEXPO酒場では、講師が答えを教えてくれるわけでも、決められたゴールが用意されているわけでもありませんでした。
その代わりにあったのは、人と人が出会い、語り合う時間です。
松江駅前で地域の未来を考える人たち。
働く人の誇りを大切にするものづくり企業。
都市で培った経験を地方で活かそうとする挑戦者。
そして、県内外から集まった多様な参加者たち。
それぞれが持つ想いや経験が交わることで、会場のあちこちで新しい視点や気づきが生まれていました。
もしかすると、ここで交わされた会話の多くは、すぐに何かの成果になるわけではないかもしれません。しかし、新しい挑戦はいつも、誰かとの出会いや何気ない会話から始まります。
今回のオールナイトEXPO酒場が、参加者一人ひとりにとってそんな“火種”を持ち帰る機会になっていたなら、これ以上嬉しいことはありません。
そして数か月後、あるいは数年後、この場所で出会った人たちの中から、新しいプロジェクトや事業、地域での挑戦が生まれる未来を楽しみにしています。
おわりに
記事の冒頭でも述べたように、私たちは普段、「界面活性」という言葉を使って活動しています。今回のオールナイトEXPO酒場では、まさにその瞬間を何度も目にすることができました。これは当初の狙い通りであったと、大きな手応えを感じています。
例えば、フィールドワークで訪れたメイコーの木造新工場。その取り組みに共感した、イベント参加者であるオフィス家具会社の方が、「ぜひ何か一緒にできないか」と、新たな対話が始まりました。働く人が誇りを持てる環境をつくりたいというメイコーの想いと、働く場づくりに携わる企業の想いが重なったことで、この先の取り組みにつながるかもしれない火種が生まれています。
そのほかにも、島根の大学生や東京のスタートアップ関係者が教育の未来について話し合ったり、地元の老舗醤油メーカーと県外のクリエイターが地域の食文化などについて意見を交わしたり。
もちろん、これらがすぐに事業やプロジェクトになるとは限りません。それでも、このイベントがなければ接点を持つことのなかった人たちが出会い、対話し、その中から新しい可能性が生まれていた。その光景を見ることができただけでも、このイベントを開催した意味は十分にあったと感じています。
そもそも、なぜ私たちは界面活性を重視し、こうした「混ざる場」に関わるのでしょうか。
それは、私たちが信じる「地方の中小企業が稼げる体質になれば、地域の未来が変わる」という未来は、単なる"コンサルティング"では到達できないと知っているからです。優れた戦略も、アイデアも、DXも、それを動かすのは結局「人」、そして「熱量」です。そして人が動き出すきっかけは、たいてい、誰かとの出会いや、ふとした会話の中にあります。
社名の「しする」には、誰かに、地域に「資する」存在でありたいという願いを込めています。オールナイトEXPO酒場で生まれた出会いや対話が、いつか新しい挑戦や事業につながり、その先で地域の未来が少しずつ変わっていく。私たちは、そんな未来を本気で信じています。
そして、これからも人と人、人と地域をつなぎ、その先にある新たな可能性を生み出すきっかけをつくり続けていきたいです。
ご参加いただいた皆さま、この度は本当にありがとうございました。
またどこかで、お会いしましょう。
