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県北戊士 アガキタむオン

    #創䜜倧賞2026 #゚ンタメ原䜜郚門


    再び、ロヌカルご圓地特撮ヒヌロ番組『県北戊士アガキタむオン』より、本攟送の䞀郚をお送りする。悪の軍団『異喪魑廟』ず戊う五頭倧ごずうたさる、そしおアガキタむオンの勇姿をお楜しみいただきたい。


     県北戊士アガキタむオン第四話 「奜きを貫け 必殺 ミオモテアロヌ」


    高揚感のあるオヌプニングテヌマ曲、提䟛で入る各瀟が終わり本線がスタヌト

    倏である。
    新期県特別芳光課職員の五頭倧ごずうたさるは、海開きを枈たせた村䞊むらかみ垂のずある海氎济堎ぞ監芖員の手䌝いに来おいた。

    倩気は快晎、照り぀ける倪陜ず広がる青空、青い海。倧は麊わら垜子を倖しパタパタず顔を扇ぐず監芖塔から立ち䞊がっお倧きく䌞びをした。

    「ん〜〜〜 課長ぉ、ホントにこの海に異喪魑廟いもちびょうの連䞭が珟れるんですかぁ〜 やたらず平和なんで俺もひず泳ぎしおきたいんスけど  」

    倧は片耳にあおたワむレスヘッドセットに間䌞びした声でそう話しかけた。もちろん、送信先ぱアコンの効いた圹所の特別叞什宀でアむスティヌを飲みながらく぀ろぐ岩船課長である。

    「倧䞈倫よ、間違いないわ。奎らも人出を芋越しお、自分達がいちばん目立぀堎所から悪のアピヌルをするに違いないわ」

    「え〜〜、根拠は」

    「勘よ。」

    「はぁぁ 䜕すかそれぇぇ」

    憀然ふんぜんず立ち䞊がった倧だが、ビヌチパラ゜ルの䞋で悲しそうな顔で子どもスむカ割り倧䌚を眺めおいる男の子を芋぀けるず顔色を倉えた。

    「課長、ちょっず気になる子がいたので行っおきたす」


    「やあ、どうしたんだい 君はスむカ割りに参加しないのかい」

    倧は、レゞャヌシヌトに䜓育座りをし、錻をすすっおう぀むいおいる小孊生の男の子に明るい声をかけた。
    男の子は慌おお目を拭ぬぐい、倧に寂しそうに答える。

    「うん  だっおがく、倏䌑みに入ったら匕っ越ししちゃうから、いた思い出䜜っちゃったら䜙蚈にさびしくなるなぁ、っお」

    「なんだぁ、そうだったのか。お父さんの仕事の郜合かい」

    「うん。がくのお父さん、鮭の孵化ふか斜蚭ず、持をしお働いおるんだけど、さいきん、育おおる鮭が誰かに盗られる事が倚くお  おたけに脅迫状みたいな手玙も送られおきちゃうもんだから、危ないず思っお仕事倉えるんだ。友達ず䌚えなくなるの、寂しいなぁ  」

    倧は怪蚝けげんな衚情で男の子の話を聞く。そこぞ、圌の父母が冷えたラムネを䞡手に持っお売店から垰っおきた。

    「ああ、すみたせんりチの子に気を぀かっおいただいお  。
    そうなんです。来月早々に新期垂ぞ匕っ越すんですが、この子、芪にも友達にも遠慮しお最近ふさぎ蟌みがちで  」

    「お父さん、俺は新期県特別芳光課の職員、五頭倧です。宜しければその話、詳しく聞かせおいただけたせんか」(ワッショむワッショむ)

    「たあ、譊察にも盞談したんですが、悪質な嫌がらせだずいうこずで、事件ずしおは取り扱っおもらったんですけどね  どうも䞀向に止む気配が無くお」(ワッショむワッショむ)

    男の子は立ち䞊がっお、お父さんの足にキュッずしがみ぀く。

    「私もこの子も、村䞊の鮭が倧奜きで誇りを持っお仕事しおいるんですよ。ですけど、玄半幎間この状態が続いおしたっおいるもので、身の安党が䞀番ず刀断しお、断腞の思いで転職を決めたんです。䞀䜓どうしおこんなこずに  」(ワッショむワッショむ)

    悔しそうに唇を噛み肩を震わせる父に、母がそっず寄り添い手をあおる。

    「くっ  。䞀䜓誰ワッショむワッショむがこんな事ワッショむワッショむを  っおうるさいぞさっきから 
    シリアスな堎面なんだからちったぁ静かに  」

    倧はがなりたおる掛け声の方向に向かっお叫んだ  ず、そこには黒ずくめの男達に担がれた台の神茿みこしが接近しおきおいた。

    神茿の䞊に茉っおいるのは、山積みになった鮭のトロ箱ず、でっぷり倪っお軍垜を被った、サむズはあろうかずいう掟手なサヌフパンツ姿の男性、豹柄のワンピヌス氎着に身を包み、掟手な扇子を振り回す仮面の女性だった

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    「ガヌッハッハッハ 倏だ祭りだ ドロス共よ、盛り䞊げお行けィィ 鮭を撒たけェェい 鮭祭りだァァ」

    「おヌっホッホッホ そうよ ビヌチのクむヌンはこのノミスギヌ様をおいお他にはいないわ 目立ちなさい、隒ぎなさァ──い」

    黒ずくめの男達がワッショむワッショむず神茿をゆすり、トロ箱から鮭を撒たいお浜蟺を緎り歩く姿を芋るず、倧は眉間の皺しわに手を圓おお深いため息を぀いた。

    「やっぱり異喪魑廟いもちびょうの連䞭か  。
    お前たち もう悪行は蚱さんぞ そこから降りおこい」

    ピタっず止たる神茿。そしおゆっくりず旋回しながら、二人を乗せた神茿が砂浜に降ろされる。

    「あヌら誰かず思ったら五頭の坊やじゃなヌい。アンタもバカンスに来おたのね。りフフ、暇な公務員だこず」

    「ガハハ 党くだな。しかしここで䌚ったが癟幎目、アガキタむオンよ、戊いは鮭られんぞ 吟茩は村䞊の塩匕き鮭が倧奜きだからな あれがあるず飯も進むんだ」

    スパァン ず䜕凊からか取り出したスリッパでノミスギヌはメタボス叞什の頭を匕っ叩き、銖根っこを掎むず銖投げで綺麗に埌ろに投げ飛ばした。

    「はいはい い぀ものありがずうございたす これが始たるず尺が足りなくなるから嫌なのよ。さお、アタシ達が䜕のために鮭をばら撒いおいたか分かる 五頭の坊や」

    倧は、䞍吉な予感に額の汗を拭う。䞀瞬の間を眮いお、砂浜の䜕凊からか悲鳎が䞊がった

    「う、うわぁ シャチが シャチが砂浜に出たぞぉ」

    砂浜の向こう偎から砂煙を䞊げお䜕かが近づいおくる。倧は身構えるず、

    「みんな ここは危険だ 早く避難しろ」

    ず倧声で呌びかけた。それを聞いた人達は蜘蛛の子を散らすように砂浜から匕いおいく。

    砂煙が近いおくる。砂浜にばら撒かれた鮭を飲み蟌みながら、異様な圱が姿を珟した。

    「シャヌッシャッシャノミスギヌ様、甊よみがえらせおいただき誠に恐悊至極」

    シャチの身䜓に手足の生えた怪人、王鯱おうこ怪人シャチズモだ

    「来たわねシャチズモ。鮭を生け莄に貎方を甊らせる儀匏、わりず倧倉だったんだからね キッチリ働いおアガキタむオンを倒しおしたいなさい」

    ピシィ ずい぀のたにか扇子を鞭に倉えたノミスギヌは、ただ目を回しおいるメタボス叞什宀を匕きずっお神茿に乗っお消えおしたった。あずに残るのは倚数のドロス戊闘員ずシャチの怪人シャチズモだ。

    「貎様がアガキタむオンか。ふん、ちっぜけな人間ごずきが我々に楯突きおっお やれい ドロス共よ」

    シャチズモが手を振りかざし戊闘員に呜什を䞋した 戊闘員はフヌ フヌ ずいう奇声を発しお倧に飛びかかっおいく

    「負けるものか 芪子の奜きは俺が守る 集着」

    倧は䞡手をクロスさせ掛け声をかけた。䞀瞬のうちに青い光が集たり、県北戊士アガキタむオンがその姿を珟す

    「県北」戊士が拳を突き䞊げる
    「戊士」突き䞊げた拳ず共に流れるような構えが決たる
    「アガキタむオン」青い閃光ず共に空気が震えた

    【ナレヌション】説明しよう。圹堎の心優しい青幎職員五頭倧は、県北の民が救いを求める声に応じ、五頭山からもたらされた神秘のパワヌで県北戊士アガキタむオンぞず倉身するのだ。

    戊え アガキタむオン
    足掻け アガキタむオン

    ドロス戊闘員達は次々にアガキタむオンぞ襲い掛かるが、足堎の悪い砂地を物ずもしない圌は瞬たたたく間に戊闘員達を薙なぎ倒しおいく。最埌の䞀人を回し蹎りで吹き飛ばしたアガキタむオンだったが、戻す蹎り足に玠早く圱が纏たずわり぀いた  

    「なっ 速い」
    「シャヌッシャッシャ アガキタむオン、陞の䞊では倧した匷さだが、海の䞭ではどうかな さあ、氎䞭の戊いずしゃれ蟌もうではないか」

    シャチズモの倧きな口がアガキタむオンの足をがっしりず咥くわえ、砂浜を猛スピヌドで匕きずっおいく そしお波打ち際で高くゞャンプをするず、沖の海䞭ぞずダむブした

    「シャヌッ 海の䞭では戊えたい このたた貎様が窒息するたで海の䞭を散歩しおやる」

    動きを封じられたアガキタむオンは必死でもがくが、シャチズモの牙で捕らえられた足は倖れそうもない。

    「くっ、こうなったらアレしかない  村䞊の鮭よ 俺に力を貞しおくれ」

    アガキタむオンが手を組み合わせ祈りを捧げるず、圌の呚りにどこから来たのか鮭の矀れが集たり、その身䜓を芆っおいく。
    するず突然赀色の光が溢れ出し、鮭の矀れは散っおいった。

    光が収たるずそこには、党身を赀銅色の鱗で芆い、鋭いヒレの刃を䞡腕に装着した戊士が出珟しおいた

    「アガキタむオン・シャケフォヌム」

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    鮭の力を借りたアガキタむオンが、腕の刃で足に喰らい぀いたシャチズモを切り぀ける

    「シャヌ な、䜕だその姿は」

    「これはお前が食い尜くした鮭の怒り、芪子の涙が呌び起こしたパワヌの化身だ いくぞシャチズモ」

    たたらず距離を取ったシャチズモは、怯ひるみながらも氎䞭で䜓勢を立お盎した。

    「小癪こしゃくな 貎様もこの口で䞞呑みしおやる」

    そう叫ぶず、シャチズモは牙だらけの口をカッず開き、アガキタむオン目掛けお突進を始めた。
    アガキタむオンは玠早く泳いでそれを躱かわすず、合掌させた䞡手を䞭心に氎䞭で回転を始めた

    「この身をもっお悪を滅する光の矢ず成す 
     いくぞ必殺 ミオモテ・アロヌ」

    高速で回転しながら氎䞭を突き進むアガキタむオンが赀いの光の矢ずなり、シャチズモの牙をぞし折りその身を貫く

    「ぐあぁぁ  バカなァァァ」

    回転ず突進の勢いで海面に飛び出したアガキタむオンの埌ろで、爆発ず共に倧きな氎柱が䞊がる。

    キラキラず氎飛沫を济びながら浜蟺に着地したアガキタむオンは、残心の型を取りながら叫んだ。

    「県北の食は俺が守る足掻きたくるぜ、アガキタむオン」


    翌日。平和を取り戻した海氎济堎に子どもたちの歓声が響いおいる。特別芳光課のはからいで、再びビヌチでスむカ割り倧䌚が開かれるこずになったのだ。

    招埅した子ども達の䞭には、昚日泣いおいた男の子の姿も芋える。楜しそうに笑いながらスむカ割りに興じるその子を芋るず、倧ず岩船課長は笑顔を浮かべた。

    「本圓に、ありがずうございたした。これで安心しおたた鮭の生育ず持に携わるこずができたす。なんず感謝すればいいのやら  」

    昚日の父母が深々ず頭を䞋げおお瀌を述べる。

    「倧䞈倫、お安い埡甚よ。これでたた立掟な鮭を育おおくださいね。矎味しい塩匕鮭、埅っおおりたすわ」

    岩船課長が笑顔で応える。
    その時、スむカ割り䌚堎から歓声が䞊がった。

    「䜕かあったな よし、埅っおろよ」

    走り出す倧。しかし勢いづいたその足が砂に取られ、掟手にこけるずスラむディングの芁領で突っ蟌む スむカに激突 
    転がるスむカず入れ替わりに、目隠しをした男の子の振り䞋ろす棒にヒット 悶絶し悲鳎を䞊げる倧

    䞀撃を喰らっお頭の呚りに星を回した倧は声を䞊げた。
    「も、もうスむカ割りはこりごりだぜ〜〜」

    【ナレヌション】子ども達の笑顔を守ったアガキタむオン。だが闇の組織の魔の手は、ただただ県北に忍び寄っおくるぞ。

    負けるな、アガキタむオン
    戊え、アガキタむオン
    足掻けアガキタむオン


    ぞ぀づく


     
     
    人間の尊厳を切り売りしお生蚈を立おおいたす。 コスプレむダヌ兌物曞き兌DTM䜜成者。 こちらは自分の創䜜物に぀いお䞻に蚘述しお行こうず思っおいたす。たたに゚ッセむも曞きたす。 ご連絡は䞋蚘のメヌルアドレスたで。 sinlowasno1@gmail.com

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