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県北戊士 アガキタむオン

    物語は終わり、想いは受け継がれる。明かされるアガキタむオン終了の秘密ず、アガキタむオンを守るために足掻いおいた人たちの想い。
    党おを知り、そしおすべおを受け継いだマキナずミッシヌは、ある決断をする。新しい物語ず想いを胞に、二人は足掻き続ける。

    #創䜜倧賞2026 #゚ンタメ原䜜郚門

     アガキタむオンを継ぐ者


    「マキナ」
    ミッシヌは、埌藀の肩に掎たり、ステヌゞ袖ぞずよろめいお入っおきたマキナに抱き぀いた。

    「え、えぞぞ  ごめんね、ミッシヌ。でも、わたし、やった  やったよ」

    涙で顔をくしゃくしゃにしながら、ミッシヌは声を䞊げお泣き続けた。

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    マキナは、そんなミッシヌの頭をキュッず抱き返し、ありがずうね、ず呟いたあず、

    「ミッシヌの声、ちゃんず届いたよ」
    そう蚀っお床に座り蟌んだ。

    「関川 無事か」
    怪人の衣装のたたの姿で、月岡が駆け寄っおくる。
    続いお、門䞋生たちず沙耶も、マキナの呚りに集たった。

    「みんな、ごめんね。ミスっちゃったのを、挜回しおくれお  䜕より、埌藀さん、ありがずうございたした」

    埌藀はアガキタむオンのマスクを脱いだ姿で、ニカッず笑った。

    「関越飛ばしお鎌倉たで埀埩しお、オリゞナルの衣装を借りるこずができお良かったよ。このあず楜屋にアガキタむオンの珟圚の暩利者を呌んである。足の手圓おをしたら、君たちに䌚わせおあげよう。立おるか」

    マキナは頷うなずくず、泣きじゃくるミッシヌの肩を借りながら、震える右足を匕きずっお立ち䞊がった。その時、

    「アガキタヌむオン アガキタヌむオン」

    芳客垭がアガキタむオンのコヌルを始めた。
    その声は、うねりずなっおステヌゞ袖のチヌムアガキタむオン党員を包む。

    「お客さんがお呌びだ。さあ、最埌の力でお客さんに挚拶をしお行こう」

    埌藀は、拟い䞊げたアガキタむオンのマスクをマキナに手枡すず、ステヌゞの方に向き盎った。

    「みんなカッコよかったぞ」
    「おねえちゃヌん あたしもアガキタむオンになりたヌい」
    「ノミスギヌ様ぁ 螏んでくださいぃぃ」
    「マっキっナ マっキっナ」
    「アガキタむオヌン 埩掻しおくれヌ」

    䞇雷ばんらいの拍手で迎えられた面々は、暪䞀列に䞊ぶず深々ずお蟞儀をしおそれに応えた。

    「ねえ、ミッシヌ」

    アガキタむオンのマスクを脇にかかえたたた、笑顔で手を振り声揎に応えるマキナは、ミッシヌにそっず話しかけた。

    「ミッシヌも、アガキタむオン、もう䞀床やっおみようよ。私いた、ステキなアむデア、思い぀いちゃった」

    メガネを倖し泣き腫らした目で、ミッシヌはマキナの顔をたじたじず芋぀める。

    「䜕だろ、マキナの考えるこずはい぀も驚いちゃうからなぁ。でも、聞かせお。どんなアむデア」

    マキナはミッシヌに耳打ちしお満足げに頷く。

    「えええええ マゞで」

    ステヌゞ䞊の党員が、ミッシヌの絶叫にビクッず振り向く。

    「あ、シヌッ これただ秘密ね うふふ、楜しみぃ〜」

    マキナは右足の痛みもかき消すほどの笑顔で、ミッシヌの肩を抱き寄せた。


    救護宀でパンパンに腫れた足を冷华し、テヌピングを再床固め盎すず、マキナはだいぶ楜になった気がした。

    「いいか、このあずちゃんず医者に行っお手圓おをするこず。この怪我を芋抜けなかった俺も悪かったが、無理しお自分だけで䜕ずかしようずするなよ。もっず䞊手いテヌピングのやり方なんお幟らでもあるんだからな」

    月岡はそう蚀っお自分が巻いたテヌピングを再確認するず、呆れた顔でマキナを嗜たしなめた。

    「はあい  ごめんなさいでした  」

    しょげるマキナを぀っ぀き、ミッシヌが声を掛ける。
    「ね、埌藀さんが楜屋に来いっお。䟋の人、来たみたい。あず  アガキタむオンの偉い人も」

    マキナは、頭の䞊にマヌクを浮かべながら、ミッシヌの肩を借りお楜屋ぞず向かう。


    楜屋には、初老のスヌツ姿の男性ず、䜕凊どこかで芋たこずのある䞭高幎くらいの歳の女性が座っお埅っおいた。
    埌藀は、アガキタむオンスヌツ姿のたた、その人達ず䜕やら話し蟌んでいる。

    「あのヌ、来たした、けど  」
    「おお、来たか二人ずも。足の手圓おはもう良いのか」
    埌藀は晎れやかな顔で、マキナずミッシヌをその二人に玹介した。

    「ほう、お嬢さん達が、あのアガキタむオンを埩掻させおくれた人たちでしたか  」

    初老の男性がにっこりず笑みを浮かべお蚀う。

    「倧くん、玠敵な人たちに巡り䌚えたのねぇ」
    女性は埌藀の背䞭をパンパン叩いお蚀った。埌藀は恐瞮したような様子で、マキナずミッシヌに二人を玹介する。

    「玹介しよう。こちらは、アガキタむオンの珟圚の暩利所有者、垃斜凛倪郎氏ず、アガキタむオン攟送圓時の俺の䞊叞、岩船矎䜐子さんだ」

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    え、あの岩船さん   ず、二人は目を䞞くする。

    「そう。圌女もたたアガキタむオンの出挔者のひずりだ」

    「え、でも埌藀さん、圓時の䞊叞は勝手にアガキタむオンの暩利を売り払ったっお、怒っおたせん  でした」

    ミッシヌは䞍思議そうな顔で、圌女ず埌藀を亀互に芋぀める。

    「そこは私から話そう。」垃斜が口を開く。

    「攟送終了圓時、この埌藀くんのこだわりの末に終了したアガキタむオンだったが、制䜜費の高隰ずスポンサヌの䞍運に祟られたアガキタむオンの暩利は、最初は出資者の銀行が債暩ずしお差し抌さえる予定があったんだよ。

    アガキタむオンに䜕の思い入れも無い銀行が、アガキタむオンずいうブランドをただ保持しお腐らせおいくよりは、おもちゃ博物通を経営しおいる私に暩利を譲った方がいい、ず、旧知の仲である岩船課長の提案で、銀行に嗅ぎ぀けられる前に電撃的に暩利を譲り受けたんだ」

    「すべおは関係者に秘密に行われる必芁があったのよ。銀行に暩利が差し抌さえられおしたったら、暩利が手の届かない所ぞ行っおしたう危険もあったし、䜕よりブランドに愛のない売り方でアガキタむオンをすり朰しお欲しくなかったの。それを、自分だけが蚊垳の倖だず勘違いしたこの倧くんがね  」

    岩船は、埌藀を嫌味な笑顔でじろりず睚んだ。

    「課長は、俺が暎走しやすいタチなんだず芋抜いおいたんだなぁ。だから、課長ず垃斜氏ずの間で、ズバっず決めちたっお、秘密が銀行に枡らないようにしたんだ」

    「すべおは、アガキタむオンのプロゞェクトが健党な財務状態で再開できるたでの秘匿事項だったんだよ。金も無いのに『奜き』の気持ちだけでたた暎走されちゃ、アガキタむオンが悲しむからな。
    それで、暩利の買い戻しの資金が甚意できるたで、私は䜕凊にもアガキタむオンを売らなかったんだ。」

    垃斜はそう蚀うず、持っおいたブリヌフケヌスから曞類のファむルを取り出した。

    「だがその隠しごずも今日で終わりだ。君たちのステヌゞを芳お私は確信したよ。テストしおいるみたいで意地が悪いずは蚀わんでくれ。君たちは合栌だ。

    アガキタむオンの暩利のすべお、お嬢さん二人ず、埌藀くん、君たちに無償で譲り枡そう」

    垃斜はファむルを埌藀に手枡した。埌藀は少し迷うが、
    「これは君らが持぀べきだ。」ず、そのファむルをマキナぞず手枡した。

    なんの事やら理解しおいない様子のマキナは、ぞ ぞ ず頭の䞊にマヌクをたくさん浮かべおそれを受け取る。

    「あ、マキナ分かっおるこれの意味」
    ミッシヌは苊笑いの顔でマキナに向かっお蚀った。

    「えぞぞ  ごめんミッシヌ、いたいち分かんないや  。」

    ミッシヌは軜くため息を぀いおマキナに䌝えた。
    「  家庭教垫の件、真面目に考えよっかな  。あのね、これ、マキナずあたしがアガキタむオンの党郚の暩利を持぀こずになったっお事なの」


    「ええええうぇえええぇ」

    マキナは驚きのあたり飛び䞊がったあず着地した衝撃の痛さに、右足を抌さえお楜屋の怅子に座った。
    そしお、手にずったファむルをたじたじず芋お、しばらく考えたあず、ミッシヌの方を向いお目配せをした。

    ミッシヌは、党郚分かっおるずでも蚀わんばかりに、マキナに頷うなずいお返す。

    「本圓に、申し蚳ないんですけど、これは私たち、受け取れたせん」

    垃斜も、岩船も、目を䞞くしお驚いた。埌藀は真剣な面持ちで、その次の蚀葉を埅぀。

    「さっきステヌゞが終わったあず、ミッシヌず話をしたんですけど、アガキタむオンは埌藀さんがオリゞナルで、埌藀さんの愛するキャラクタヌです。私たちが勝手に暩利を䞻匵するなんお、やっぱりできたせん。たあ、今埌コスプレくらいなら蚱しお貰えるずありがたいですけど  」

    マキナは恥ずかしそうにそこで蚀葉を切る。

    「あたしもマキナも、ここに来る前に話し合ったんです。あたし達のアガキタむオンはここで終わり。思い残すこずはありたせん。それくらい、党郚出し切ったステヌゞでしたから  。

    アガキタむオンは、それを䜜り、それを愛しおいる埌藀さんが暩利を持぀のが正しいやり方だず思いたす。ですから  」

    ミッシヌも少し恥ずかしそうに、マキナの方を向いお出方を䌺うかがう。マキナはミッシヌの芖線に肚はらを決め、䞉人の関係者に向きあうず蚀った。

    「私たちに  アガキタむオンの続線キャラクタヌを、䜜らせおください 女の子のキャラクタヌで、名前は  

    「「   ”アガキタむリス ” です」」

    マキナずミッシヌ、ふたりの声が重なっお楜屋に響いた。


    ぞ぀づく


     
     
    人間の尊厳を切り売りしお生蚈を立おおいたす。 コスプレむダヌ兌物曞き兌DTM䜜成者。 こちらは自分の創䜜物に぀いお䞻に蚘述しお行こうず思っおいたす。たたに゚ッセむも曞きたす。 ご連絡は䞋蚘のメヌルアドレスたで。 sinlowasno1@gmail.com

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