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䜿えばわかるExcel 空調熱負荷蚈算曞゜フトの実力を解説

    空調蚭備の蚭蚈をしおいるず、熱負荷蚈算ずいう䜜業からは逃れられたせん。私はこの蚈算を少しでも楜にするために、Excelで゜フトを䞀぀䜜りたした。それが「Excel 空調熱負荷蚈算曞゜フト」です。

    以前、このnoteでこの゜フトの抂芁を玹介したこずがありたす。

    ただ、前回は゜フトの抂芁が䞭心で、実際の蚭備蚭蚈業務の䞭でどこたで䜿えるのか、その党䜓像たでは十分にお䌝えできおいなかったように思いたす。

    この゜フトでできるのは、Excel䞊で熱負荷を蚈算するこずだけではありたせん。

    基本条件や構造䜓、各宀条件の入力から、蚈算曞の䜜成、耇数ファむルの集蚈、さらにPACの胜力遞定たで。

    熱負荷蚈算の前埌に発生する䜜業を、できるだけ䞀぀の流れに぀なげおいたす。

    今回は蚈算匏や操䜜方法を现かく説明するのではなく、この゜フトが実際の蚭備蚭蚈業務でどのように圹立぀のか、その「実力」をもう少し螏み蟌んで玹介したいず思いたす。

    ずいうのも、これは販売するためだけに䜜った゜フトではありたせん。

    私自身が日々の蚭蚈業務で䜿うために䜜り、実際に䜿いながら改良を重ねおきたツヌルだからです。


    熱負荷蚈算で本圓に時間がかかるのは、どこなのか

    そもそも、なぜこのような゜フトを䜜ろうず思ったのか。

    その理由は、空調熱負荷蚈算ずいう仕事の䞭にありたす。

    空調熱負荷蚈算で本圓に倧倉なのは、蚈算そのものだろうか。

    長幎、蚭備蚭蚈の仕事をしおきた私の答えは、少し違いたす。

    屋倖条件を調べる。壁や窓の仕様を敎理する。宀ごずに面積、人数、照明、内郚発熱、倖気量を入力する。そしお、蚈算結果を所定の曞匏にたずめる。

    もちろん、蚈算そのものも倧倉です。

    しかし実務では、蚈算にたどり着くたでず、蚈算が終わったあずの䜜業にも、かなりの時間を取られたす。

    以前、ある物件の熱負荷蚈算をしおいお、資料ず蚈算曞を䜕床も行き来しおいるうちに、自分がいた䜕宀目を入力しおいたのか分からなくなったこずがありたす。手を止めお資料を最初から数え盎した、あの時間の無駄さは、今でもよく芚えおいたす。同じような経隓をした蚭備蚭蚈者は、私だけではないはずです。

    Excelは、正しく入力すれば文句も蚀わずに蚈算しおくれたす。

    ただし、

    「次はここを入力しおください」

    「その条件なら、こちらの資料を参照しおください」

    「蚈算結果を提出甚の曞匏にたずめおおきたした」

    ずいった、気の利いたこずたではしおくれたせん。

    それなら、少し気の利くExcelを自分で䜜っおみよう。

    そんなずころから、「Excel 空調熱負荷蚈算曞゜フト」の制䜜は始たりたした。


    欲しかったのは、蚈算匏ではなく「仕事の流れ」だった

    熱負荷の蚈算匏をExcelに組み蟌むだけなら、それほど珍しいものではありたせん。

    私が欲しかったのは、蚈算するための衚ではなく、熱負荷蚈算ずいう仕事を順番に進められる道具でした。

    そこで、゜フトの開始画面には、

    1基本条件入力
    2構造䜓定矩入力
    3各宀条件入力

    ずいう䜜業の入口を甚意したした。

    屋倖条件や宀内条件を蚭定し、壁や窓の仕様を登録する。次に、宀名、面積、倩井高、人数、照明、内郚発熱、倖気量などを入力する。

    最埌に、各宀の壁や窓の寞法条件を入力しお蚈算する。

    曞いおしたえば圓たり前の順序ですが、実務で迷うのは、こうした「圓たり前」が䞀぀の流れになっおいないずきです。

    あちらの資料を開き、こちらの衚に転蚘し、別のシヌトぞ移動する。

    そのたびに、少しず぀仕事のリズムが途切れたす。

    この゜フトでは、その途切れをできるだけ少なくするこずを考えたした。

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    Excel 空調熱負荷蚈算曞

    入力する堎所を、巚倧な蚈算曞の䞭から探さない

    Excelで䜜られた蚈算曞を開き、

    「さお、どこから入力するのだったか」

    ず、広いシヌトの䞭を探した経隓はないでしょうか。

    数匏の入ったセルを誀っお消さないよう、慎重に操䜜しなければならないこずもありたす。

    色分けやフォヌムなど、倧した工倫に芋えないかもしれたせん。しかし、この「探さない」「間違えない」ずいう安心感こそ、毎日䜿う道具には䞀番倧事なこずだず、私は実感しおいたす。

    そこで、基本条件ず各宀条件に぀いおは、専甚の入力フォヌムを蚭けたした。

    基本条件入力フォヌムでは、建物情報、蚭蚈甚屋倖条件、実効枩床差の参照地域、宀内枩湿床条件などを蚭定したす。

    各宀条件入力フォヌムでは、面積、倩井高、人䜓、照明、内郚発熱、倖気量、すきた颚などの条件を入力したす。

    Excelシヌト䞊のセルも、

    • 盎接入力するセル

    • リストから遞択するセル

    • マクロで自動入力されるセル

    • 蚈算匏が入っおいるセル

    に色分けしたした。

    䞭で行っおいる蚈算は耇雑でも、䜿う人たで耇雑な操䜜に付き合う必芁はありたせん。

    このあたりは、自分で実際に䜿いながら、

    「ここは入力フォヌムにしたほうがよい」

    「このセルは色を倉えたほうが分かりやすい」

    ず、少しず぀手を入れおきた郚分です。

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    基本情報入力画面
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    各宀条件入力画面

    蚈算曞を䜜るずころたでが、熱負荷蚈算

    この゜フトは、囜土亀通省監修の「建築蚭備蚭蚈基準什和6幎版」に準拠した曞匏をベヌスに䜜成しおいたす。

    屋倖条件、実効枩床差、地䞭枩床、材料熱定数、ガラス条件、倪陜高床・方䜍、人員、照明、すきた颚など、蚈算に必芁ずなる各皮デヌタも内郚に組み蟌んでいたす。

    蚭蚈者が条件を刀断し、それを順番に入力しおいけば、壁䜓熱通過率、構造䜓負荷、ガラス面日射負荷、各宀の冷暖房負荷などが蚈算曞ずしおたずたりたす。

    様匏䞀匏をたずめお印刷するこずもできたす。

    たた、蚈算にはExcelマクロを䜿いたすが、提出甚ファむル䜜成機胜を実行するず、マクロを含たない、数匏を保持したExcelファむルを䜜成できたす。

    蚈算が終わったあずに、提出甚のExcelを別に぀くり盎す。

    そんな䜜業たで枛らしたかったのです。


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    完成した空調熱負荷蚈算曞

    1000宀芏暡でも、建物党䜓を䞀぀のデヌタに

    この゜フトで䞀床に蚈算できる宀数は、1ファむルに぀き最倧25宀です。

    これは、扱える建物の芏暡が25宀たでずいう意味ではありたせん。

    25宀を超える建物では、階や空調系統、甚途などに分けお、耇数のファむルで蚈算したす。

    たずえば100宀なら4ファむル、1000宀なら40ファむル。

    建物の芏暡に合わせお蚈算曞を分割するこずで、䞀぀ひず぀のファむルを扱いやすい状態に保ちながら、倧芏暡な建物にも察応できたす。

    そしお、分割しお蚈算した結果は、付属する「Excel 熱負荷蚈算集蚈衚」ぞ順番に読み蟌みたす。

    各ファむルから、宀名、階、ゟヌン、面積、容積、圚宀人員、照明、内郚発熱、倖気量、冷房負荷、暖房負荷などが取り蟌たれ、䞀぀の衚に蓄積されたす。

    蚈算するずきは、扱いやすい宀数に分ける。

    集蚈するずきは、建物党䜓を䞀぀に戻す。

    この仕組みによっお、25宀の小芏暡な建物から1000宀芏暡の倧きな建物たで、同じ考え方で熱負荷デヌタを敎理できたす。

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    Excel 熱負荷蚈算集蚈゜フト

    デヌタがそろうず、次にやりたくなるこずがある

    建物党䜓の熱負荷デヌタが䞀぀にたずたるず、圓然ながら、その先ぞ䜿いたくなりたす。

    たずえば、空調機噚の遞定です。

    そこで集蚈ツヌルには、PAC遞定蚈算曞も組み蟌みたした。

    集蚈衚から察象宀を遞び、宀内負荷ず倖気負荷、宀内機の台数、胜力の䜙裕、宀内倖条件、冷媒配管の盞圓長や高䜎差などを確認しながら、宀内機・宀倖機の必芁胜力を怜蚎できたす。

    最初は、熱負荷蚈算を少し楜にするためのExcelでした。

    それが、蚈算結果を集蚈するようになり、さらにPACの胜力遞定たで行うようになりたした。

    仕事で䜿っおいるず、

    「ここたでできるなら、次はこれもできるのではないか」

    ずいう欲が出おきたす。

    その欲に付き合っおいるうちに、少しず぀珟圚の圢ぞ育っおいきたした。

    なお、PAC遞定蚈算曞は、実際の機皮決定を自動的に行うものではありたせん。最終的な遞定には、メヌカヌの最新資料や蚭蚈条件の確認が必芁です。

    あくたでも、熱負荷蚈算の結果から機噚胜力を怜蚎するための遞定支揎ツヌルです。

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    PAC遞定蚈算曞

    Excelにしたのは、完成埌も自由に䜿えるから

    専甚゜フトではなく、Excelずいう圢にしたこずにも理由がありたす。

    蚭備蚭蚈の実務では、蚈算結果をそのたた提出するだけでなく、別の資料ぞ利甚するこずがよくありたす。

    熱負荷蚈算集蚈衚には、各宀の基本条件ず蚈算結果が暪䞊びで蓄積されたす。

    そのため、Excelの関数やリンク機胜を䜿っお、

    • 系統別の熱負荷集蚈衚

    • 空調機噚衚

    • 倖気量集蚈衚

    • ゟヌン別の比范衚

    • 独自の機噚遞定蚈算曞

    などぞ展開できたす。

    Excelに慣れおいる方であれば、関数やマクロを远加し、それぞれの業務に合わせたオリゞナルの蚈算曞を䜜るこずもできたす。

    甚意された機胜だけを䜿うこずもできる。

    そこから先を、自分で䜜り蟌むこずもできる。

    この自由床は、Excelで䜜ったからこそ埗られたものだず思っおいたす。


    文章で説明するより、觊ったほうが早い

    ここたで、できるだけ分かりやすく説明しおきたした。

    それでも、入力フォヌムの䜿い勝手や、蚈算結果が次の曞匏ぞ展開されおいく感芚は、文章ず画面写真だけでは䌝えきれたせん。

    これは、正盎に認めざるを埗ないずころです。

    そこで、この゜フトには利甚期間の異なる3皮類を甚意しおいたす。

    • 7日間利甚版 495円

    • 15日間利甚版 880円

    • 45日間利甚版 2,090円

    いずれも皎蟌みです。

    たず操䜜を確かめたい方は7日間利甚版、実際の案件に近い条件でじっくり詊したい方は15日間版たたは45日間版ずいう遞び方ができたす。

    䜿甚期限を過ぎるず、マクロによる自動凊理は利甚できなくなりたす。ただし、入力枈みのデヌタやセル䞊の数匏は保持されるため、期限埌も通垞のExcelデヌタずしお閲芧・印刷できたす。

    たた、新しいプログラムには、過去に䜜成したファむルから入力デヌタを読み蟌む機胜を蚭けおいたす。


    たずめ

    この゜フトは、熱負荷蚈算の方法そのものを教える教材ではありたせん。

    熱負荷蚈算の知識を持぀蚭備蚭蚈者が、日々の䜜業を少し敎理しやすくするための実務道具です。

    資料を䜕床も行き来し、どこたで入力したか分からなくなり、蚈算埌にたた別のExcelを䜜り盎す。そうした小さな手間の積み重ねを、䞀぀ず぀枛らしおいった結果が、今のこの゜フトです。

    掟手な機胜ではありたせん。ただ、毎日䜿う道具だからこそ、この積み重ねには意味があるず思っおいたす。

    合うかどうかは、説明を読み続けるより、実際に觊っお刀断しおいただくのが䞀番だず思っおいたす。

    たさに、䜿えばわかる。

    そんなExcel゜フトです。


    最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした。長幎の職堎での様々な䜓隓談などを、これからも少しず぀曞いおいきたす。「たた読んでみたい」ず思っおいただけたしたら、「スキ」や「コメント」、「フォロヌ」をいただけるず倧倉励みになりたす。


    お知らせ

    Excel 熱負荷蚈算曞 什和6幎版 を販売しおいたす。

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    販売ずダりンロヌドは、クリ゚むタヌ向けECサむトの BOOTH を䜿っおいたす。

    👉 こちらから詳现をご芧いただけたす。

    🟩BOOTH / Excel 熱負荷蚈算曞 什和6幎版

    ※SIデザむンのショップペヌゞ内の商品ずしお掲茉しおいたす

    䟡栌や现かい仕様に぀いおは、BOOTHの商品ペヌゞに䞀芧でたずめおいたすので、
    実際に導入をご怜蚎される際はそちらもあわせおご確認ください。


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    建築蚭備蚭蚈を本業に、蚭蚈支揎ツヌルの開発・販売のほか、デゞタルコンテンツ制䜜にも取り組んでいたす。日垞業務や創䜜掻動の蚘録のほか、息抜きの趣味に぀いおnoteで発信䞭。 👉 [BOOTHSIデザむンショップ] ( https://si-design.booth.pm/ )

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