
【CPS】会議が変わる瞬間 -役割とルールを事前に合意する理由🌹 0054 Core
関係者を集め、プロジェクトを前に進めようと、会議で頑張っておられるあなた。 こんなことで お困りではありませんか︖
💡よくある会議の問題
私語が多い
電話などで中断され、話題に必要な人が抜ける
話が長く、何を言っているかわからない
話題を変え、強引に議論を引っ張る人がいる
急に欠席する
リモート会議が多く、真剣に参加しているか疑問
こうした「決まらない会議」を防ぐために、私はCPS(ふせん会議術)で、参加者とSession Leaderの役割、そしてSession Ruleを、本番前に合意しています。

💡 会議がはかどる、いい⽅法があります
それが、私が IBMという会社で学んだ、CPSというプロジェクト技法に、ふせんを利⽤した「ふせん会議術」という⼿法です。
私は、今まで300回以上「ふせん会議」を使い、お客様のプロジェクト推進をご⽀援してきました。
ご⽀援したお客様からは、こんな⾔葉をいただきました。
参加者全員が、当プロジェクトに「熱意」「興味」が増した
参加者が「⼈の話を最後まで聞いて理解する」ようになった
今までに⽐べ会議の時間が短くなり、後戻りもなくなった
決まったことを「私がやる」と、参加者が申し出るなど、主体的になった
💡「ふせん会議」は、参加者とSession Leaderの仕事を分ける
ここが普通の会議との大きな違いです。
✅参加者の仕事
考える・創る・決める
問題の原因を考える
解決策を考える
「この活動は私がやります」と宣言する
✅Session Leaderの仕事
問いかける・聞き取る・記録する・論点を整理する・全員に確認する
Session Leaderは、会議の主役ではありません。
参加者の発言を聞き、正確に書き、議論の関係を整理し、
「この表現でよいですか?」
と本人と参加者全員に確認する、交通整理役です。

まとめ
参加者=「考える・創る・決める」
Session Leader=「議論の交通整理・発言の記録・論点の構造化」
この分業があるからこそ、参加者は議論の中身を考えることに集中できます。
💡役割は、本番当日に説明するのではありません
私は「ふせん会議」の2週間~1か月前に、参加者全員を集め、Kickoffを行います。
CPSでは、Pre-session(セッション前の準備)と呼び、「本番前に役割とルールを合意する場」としています。

そこで、
① プロジェクトの目的・狙い・達成目標
担当役員または部門長から説明していただく。
② CPS、ふせん会議とは何か
Session Leaderから説明する。
③ 参加者の役割とSession Rule
Session Leaderから説明し、参加者全員に理解・合意していただく。
ということを行います。
重要なのは、
説明しただけで終わらず、「この役割とルールで進めます」と全員で合意してから、本番を始めること
です。
💡Session Ruleも、事前に合意する
冒頭でご紹介した、
私語
電話・中座
長すぎる発言
話題のすり替え
急な欠席
といった問題を未然に防ぐために、私はSession Ruleを使います。

そして、このRuleを大きく印刷して、会議中も全員から見えるところに貼っておきます。
問題が起きたら、
「最初に合意したRuleを思い出してください」
と本題へ戻すことができます。

💡ただし、「役割とルール」だけで成功するわけではない
Session Leaderを置く
参加者の役割を決める
Session Ruleを合意する
これらは重要ですが、それだけでプロジェクトが成功するわけではありません。
絶対に成功させたいプロジェクトでは、私はさらに、
明確なプロジェクトの目標と時期
その目標を「絶対達成する」と引っ張る部門長
プロジェクト対象部門の責任者、またはその委託者
2日間のふせん会議の日程確保
その2週間前を目安にしたKickoff
を準備します。
そしてKickoffで、
目標
参加者の役割
Session Rule
を参加者全員に理解していただきます。
つまり、
良いSession Leader+明確な役割+Session Rule
だけではなく、
明確な目標+責任者+本番日程+事前Kickoff
まで準備して、初めて本番のCPSを始めるのです。
💡まとめ
私が300回以上のCPSで重視してきたのは、次の3点です。
① 参加者とSession Leaderの役割を分ける
参加者は、
考える・創る・決める。
Session Leaderは、
問いかける・聞き取る・記録する・整理する・全員に確認する。
② Session Ruleを、事前に合意する
本番中に注意するのではなく、Kickoffで全員が理解し、合意してから始めます。
③ 役割とルールだけで安心しない
明確な目標、責任者、本番日程、Kickoffまで準備します。
CPSは、本番当日の会議進行だけで成否が決まるものではありません。
本番の2週間~1か月前から、すでにSessionは始まっています。
⭐次に読む記事
CPS全体をまず理解したい方
👉 CPS0052「みるみるプロジェクトが進む『ふせん会議術』とは?」
Session Leaderが実際にどう交通整理するか知りたい方
👉 CPS0658 Practice「会議の『空中戦』を終わらせる技術」
CPSを初心者がどう始めるか知りたい方
👉 CPS0065 Practice「初心者でも使える『ふせん会議術』― まず部分利用から始めよう」
■ 改訂履歴
2024年5月24日 初稿
2026/2/22 改訂
2026/9/2 CPS0538のKnowledgeを整理統合
CPS0538にあった、
「参加者=考える・創る・決める」
「Session Leader=交通整理・発言記録・論点整理」
役割・Ruleだけではなく、明確な目標・責任者・日程・Kickoffも必要
という内容をCPS0054へ整理統合し、今後は、
CPS0054=「参加者の役割・Session Leaderの役割・Session Ruleを事前に合意する」代表記事
として扱います。