
【医師の猛省】アラフィフ、健康オタクの私が39度の熱でダウン。仕事とプライベートの両立で忘れていた「桶の理論」
「医者なんだから、病気にならないんでしょう?」
そんなふうに思われることもありますが、現実はそう甘くありません。
病気や介護の予防をテーマにした外来を担当している私ですが、実を言うと、私自身がもともと頑健だったわけではないのです。むしろ「健康になれたらいいな」という願いが原動力で、医師の道を選んだほど。
そんな「健康のプロ」であるはずの私が、先日、39度超えの高熱で完全にノックアウトされてしまいました。
今回は、恥を忍んでその「失敗談」をお話しします。
仕事やプライベートに全力投球している同年代の皆さんにこそ、届いてほしい教訓です。
1. 「病気にならない人」は、この世にいない
麻酔科医として、怪我で手術を受ける高齢者の方を診察することが多くあります。
なかには「今まで一度も病気をしたことがない」と胸を張る方もいらっしゃいますが、詳しく診察すると、実は長年の高血圧や糖尿病による合併症が見つかることも少なくありません。
「もっと早く診断のきっかけがあれば、進行を抑えられたのに……」
そんなもどかしさを感じるたび、私は「予防」の大切さを痛感してきました。
でも、人のことを言っている場合ではありませんでした。
2. 理想と現実のデッドヒート
健康のためには、良い食事、運動、生活習慣。これが理想です。
私自身、運動習慣はありますし、食事にもそこそこ気をつけているつもりでした。
しかし、コントロールしきれないのが「仕事の負荷」と「ストレス」です。
病院の仕事はハードで、休み時間が取れなかったり、睡眠時間が数時間になったりすることもあります。それでも達成感があるからと、気力でこなしてきました。
ところが、この「無理なバランス」で踏ん張っているところに、思わぬ負荷が重なったのです。
3. 「母の入院」と「私のシャットダウン」
同居している母が肺炎で入院しました。
母の身の回りのお手伝いに加え、父や愛猫2匹のお世話。そこへ仕事の繁忙期が重なり、連日の深夜帰宅。
「しんどいな」と思いながらも走り続け、母が無事に退院してホッとした瞬間。
私の体は、糸が切れたように動かなくなりました。
39度を超える高熱が2日。
頭も体も痛くて、思考は完全にストップ。
「健康について発信している場合じゃない、私が一番不健康だ!」と、布団の中で自分にツッコミを入れる余裕すらありませんでした。
4. 健康は「一番短い板」で決まる
意識朦朧とする中で痛感したのは、**「ドベネックの桶(おけ)」**の理論です。
桶を構成する板が1枚でも短いと、水はその一番低い板の高さまでしか溜まりません。
いくら運動や食事の板を高く積み上げても、私のように「睡眠」という板がポッキリ折れていれば、健康という水はそこからザバーっと漏れ出してしまうのです。
どんなに頑張っていても、アンバランスな努力は効果を半減させてしまう。
そんな当たり前のことを、身をもって知りました。
5. アラフィフからの挑戦を止めないために
今回はだいぶダメージを受けましたが、これも一歩先へ進むための大切なレッスンだと思っています。
「医者でもそんなことあるんですね」と笑っていただければ幸いですが、もし皆さんも「どこか一枚の板が極端に短くなっているかも」と思い当たることがあれば、私と一緒に少しだけ立ち止まって、その板を修理してみませんか?
私は今、回復に向けて全力で「休憩」という名の戦略的メンテナンス中です。
お恥ずかしい姿をお見せしましたが、これもこれからの活動をよりパワフルに続けるための糧。これからも医師としての仕事はもちろん、趣味のダンスや日本画、そして新しいプロジェクトなど、全力で(でも今後は睡眠を削らずに!)挑戦する姿を発信していきます。
「一緒に頑張りましょう!」というお気持ちで、ぜひ**「スキ」や「フォロー」**で応援していただけると、回復がさらに早まりそうです!
あわせて読んでいただきたい、私の「挑戦」の記録