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白と黒と、巨大な文字だけ。構図を変えたら9枚とも別の絵になった

    コバンのしらべノート

    白い背景で、何か描いてみたくなりました。
    でも、ただ人物を立たせるだけだと、たぶん普通になる。

    そこで今回は、

    「巨大な文字を、文字として読ませずに使ったらどうなるんだろう?」

    というところから始めました。

    背景はほぼ白。
    あかりの衣装は黒。

    そこに、白い巨大文字とコバンだけ。
    色も、世界も、かなり削っています。

    それでも構図だけ変えれば、どこまで絵が変わるのか。

    今回はそんな実験です。

    まずは、文字の中に立ってみる

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    最初はかなりシンプルです。
    巨大な文字の前に、あかりとコバン。

    文字は読ませるというより、巨大な彫刻みたいな扱いにしました。

    背景もほぼ真っ白。

    なのに、黒い服のあかりを置くだけで、思っていた以上に画面が成立しました。

    ここでちょっと面白くなってきました。

    「文字って、背景じゃなくて構図そのものにできるのでは?」

    近づいたら、文字の意味が消えた

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    思い切って、瞳まで寄ってみました。もう文字全体はほとんど見えません。白い巨大な形が、顔を隠したり、切り取ったりするだけ。

    でも、そのほうが逆に気になりました。

    「何が手前にあるんだろう?」と、少しだけ考える余地が残ります。

    そして奥にはコバン。
    こういう、あとから気づく配置が結構好きです。

    今度は、唇と指先だけ

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    さらに寄ってみました。

    顔全体を見せず、唇、指先、リング。

    今回の衣装にはシルバーアクセサリーを入れています。

    黒と白だけだと少し硬くなりすぎるので、
    この小さな銀色が意外と効きました。

    全身を描かなくても、
    むしろ見せないほうが印象に残る構図もあるんですよね。

    文字そのものを消してみる

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    これはかなり好きな一枚です。

    巨大文字を直接見せるのではなく、

    文字の「影」だけを使いました。

    真っ白な背景に、巨大な文字の影。

    あかりとコバンはその下にいるだけ。

    実物を描いていないのに、
    むしろ文字の存在感が強くなった気がします。

    文字をフレームにする

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    今度は逆に、文字をかなり手前へ。

    巨大文字の隙間から、あかりを見る構図です。

    文字を背景に置くのではなく、カメラと人物の間に置く。

    これだけでも、かなり印象が変わりました。

    コバンも奥からこっそり。

    上から見ると、文字がグラフィックになる

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    ずっと下や横から撮っていると似てくるので、真上から。

    これはかなり面白かったです。

    巨大文字が建築物というより、
    一気にグラフィックデザインみたいに見えてきます。

    あかりの身体も、人物というより画面を構成する形の一つになる。

    カメラの位置だけで、同じ素材がここまで変わります。

    横顔にすると、急に静かになる

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    次は横顔。

    それまでの大胆な構図とは逆に、かなり静かです。

    白い文字の曲線と、髪、首、指先のライン。

    派手なものは何もないのに、
    この一枚は少し余韻が残りました。

    そして、やっぱりコバンはいます。

    文字の空洞そのものに入る

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    文字の穴を、そのまま巨大なフレームとして使ってみました。

    ここまで来ると、

    「背景に文字がある」

    という感覚ではなく、

    人物と文字が同じ構図の部品になっている

    感じがします。

    黒い衣装と白い文字の組み合わせも、かなり気に入りました。

    最後は、文字の上に座る

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    最後は、少しファッション誌っぽく。

    巨大な文字を階段や椅子のように使って、
    あかりを座らせました。

    最初の一枚では、
    文字の前にただ立っていただけ。

    そこから、

    近づいたり、
    隠したり、
    影にしたり、
    上から見たり、
    中に入ったり。

    最後には、文字そのものを場所として使うところまで来ました。

    作ってみて思ったこと

    今回いちばん面白かったのは、

    派手な背景を作らなくても、構図だけでかなり遊べる

    ということでした。

    使った要素はほとんど、

    白。
    黒。
    巨大な文字。
    あかり。
    コバン。

    それだけです。

    でもカメラの距離や角度、
    文字を前に置くのか後ろに置くのか、
    全部見せるのか一部だけ見せるのか。

    そこを変えるだけで、かなり違う絵になりました。

    AIイラストというと、つい

    「次はどんな世界を描こう」

    と考えてしまうのですが、たまには逆に、

    世界をほとんど作らない。

    そんな作り方も面白いのかもしれません。


    今回の中では、みなさんはどの一枚が好きでしたか?

    私は、文字そのものがほとんど見えない
    影だけの一枚がかなり気に入っています。


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