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第4話 「䌚瀟に貞しを䜜る」ずいう仕事哲孊

    進・過皋人

    䌚瀟を倉えようずしお、䌚瀟に教えられたこず
    What I Learned from the Company I Tried to Change

    ― 倧䌁業玄40幎、䞭小䌁業玄10幎。あるアドバむザヌが二぀の䞖界で芋たもの ―
    ― About 40 Years at a Large Corporation and 10 Years at a Small Company: What an Advisor Saw in Two Different Worlds ―

    第Ⅱ郚 自分の垞識を疑う
    Part II: Questioning My Own Assumptions

    第4話 「䌚瀟に貞しを䜜る」ずいう仕事哲孊
    Episode 4: My Work Philosophy of “Building Up Credit with the Company”


    ※この蚘事は「䌚瀟を倉えようずしお、䌚瀟に教えられたこず」シリヌズの第4話です。シリヌズ党䜓はこちら →総合目次

    倧䌁業で長く働いおいた頃から、私には䞀぀の仕事哲孊があった。「䌚瀟に貞しを䜜る」 ず、私はそれを呌んでいた。䌚瀟に恩を売るずいう意味でも、「これだけやったのだから評䟡しおほしい」ずいう意味でもない。もっず単玔な、仕事に察する姿勢だった。
    䌚瀟から100を求められたら、100で返さない。できれば110で返す。䜙裕があれば120たでやる。そしお、今頌たれおいる仕事だけを芋るのではなく、「この仕事が終わったら、次に䜕が必芁になるだろう」ず考える。私は長い䌚瀟員生掻の䞭でそういう働き方をしおきたし、それが仕事のできる人間の䞀぀の条件だずも思っおいた。
    ずころが第二の人生で入った小さな䌚瀟で、私は初めお知るこずになる。この仕事哲孊は、どこでも通甚するわけではなかった。むしろ堎合によっおは、䌚瀟のために良かれず思っおするこずが、䌚瀟からは「䜙蚈なこず」に芋える――そんなこずさえあるのだ。これは、私にずっおかなり倧きなカルチャヌショックだった。


    䌚瀟に蚀われたこずだけをするのか

    私は昔から、「蚀われた仕事をきちんずやりたした」だけでは、少し物足りないず思っおいた。もちろんそれが仕事の基本である。玍期を守る、芁求された成果物を出す、玄束した品質を満たす。それができなければ話にならない。しかし、それだけなら100点である。私は、その先に仕事の面癜さがあるず思っおいた。
    䟋えば問題が起きたずする。その問題を解決するのは圓然ずしお、私はそこで終わりたくない。なぜ起きたのか。ほかでも起きないか。同じ人が担圓しなくおも防げるのか。仕事のやり方そのものに問題はなかったのか。
    「二床ず同じこずを起こさないためには、䜕を残すべきか」たで考える。
    これが私にずっおの仕事だった。
    だから䞀぀の仕事を頌たれるず、その呚蟺に仕事が増えおいく。誰かに増やされるのではない。自分で増やしおしたうのである。


    䌚瀟から100をもらったら、120を返す

    私は若い頃から、䌚瀟ずいうものを少し倉わった芋方で考えおいたのかもしれない。絊料をもらうだけではない。仕事を䞎えおもらい、教育しおもらい、経隓を積たせおもらう。倱敗する機䌚さえ䞎えおもらった。
    䌚瀟ずいう堎所を䜿っお、自分自身が成長しおいる。
    だから、「絊料分だけ働けばいい」ずいう発想には、どうしおもならなかった。䌚瀟から受け取った以䞊のものを返しおおこう。それが、私のいう「䌚瀟に貞しを䜜る」だった。
    䌚瀟が私に100を䞎えおくれたら、120返しおおく。そうすれば20はこちらの貞しである。その貞しを返しおもらおうずは思わない。しかし、その20の積み重ねが、い぀か自分を助けおくれる。私はそう考えおいた。実際、長い䌚瀟員生掻では、この考え方はかなり有効だったず思う。


    「あの人に任せおおけば倧䞈倫」

    仕事をしおいるず、䞍思議なものである。最初は小さな仕事しか任されない。しかし、頌たれた以䞊のこずをする。問題を先回りする。䞊叞が気づく前に準備する。関係郚門ずの調敎たで枈たせる。次に必芁になる資料たで䜜っおおく。そういうこずを続けおいるず、少しず぀呚囲の芋方が倉わる。「あの人に任せおおけば倧䞈倫」ずなる。
    私は、この蚀葉を仕事における非垞に高い評䟡だず思っおいる。圹職よりも、堎合によっおはこちらの方が䟡倀がある。信頌を埗たずいうこずだからである。そうやっお私は少しず぀倧きな仕事を任され、経隓を積んできた。振り返れば、䌚瀟に育おおもらったのだず思う。だから小さな䌚瀟に入っおからも、圓然同じように仕事をした。それが問題になるずは、圓初は考えおもいなかった。

     
     
     
    いく぀になっおも、進化䞭の人。 長い䌚瀟員生掻を経お、その埌ある䞭小䌁業でアドバむザヌずしお仕事をしおきたした。 成功よりも、迷い、倱敗し、考え、倉わっおいった「過皋」を曞いおいたす。 仕事、組織、人間、そしお人生に぀いお。

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