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第5話 大企業の常識は、中小企業では非常識だった

進・過程人

会社を変えようとして、会社に教えられたこと
What I Learned from the Company I Tried to Change

― 大企業約40年、中小企業約10年。あるアドバイザーが二つの世界で見たもの ―
― About 40 Years at a Large Corporation and 10 Years at a Small Company: What an Advisor Saw in Two Different Worlds ―

第Ⅱ部 自分の常識を疑う
Part II: Questioning My Own Assumptions

第5話 大企業の常識は、中小企業では非常識だった
Episode 5: What Was Common Sense in a Large Corporation Made No Sense in a Small Company

※この記事は「会社を変えようとして、会社に教えられたこと」シリーズの第5話です。シリーズ全体はこちら →[総合目次]

私は、大企業で約40年間仕事をしてきた。問題が起きれば原因を調べる。再発防止を考える。役割と責任を明確にする。計画を作り、数字で進捗を見る。決めたことは実行する。私はそれらを特別なことだとは思っていなかった。仕事をする上での「当たり前のこと」だと思っていたのである。
しかし一つの中小企業で仕事をするようになって、私は少しずつ戸惑い始めた。なぜ、必要だと分かっていることが実行されないのだろう。なぜ、決めたことが続かないのだろう。なぜ、同じ問題が繰り返されるのだろう。最初の私は、その原因を会社の側に探していた。
しかし長く仕事をするうちに、問いが変わっていく。もしかすると問題は、この会社だけにあるのではない。大企業で長く仕事をしてきた私自身が、自分の経験を、自分の成功体験を、そして自分の「常識」を、正しいものとして持ち込みすぎていたのではないか。
では、私が「当たり前」だと思っていたことの、何が間違っていたのだろうか。

 
 
 
いくつになっても、進化中の人。 長い会社員生活を経て、その後ある中小企業でアドバイザーとして仕事をしてきました。 成功よりも、迷い、失敗し、考え、変わっていった「過程」を書いています。 仕事、組織、人間、そして人生について。

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