赤ちゃんに何を話せばいい?|「いい声かけ」を考えるのをやめたらラクになった
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「赤ちゃんには、たくさん話しかけた方がいい」
妊娠中に育児本を読んで、私もそう思っていました。
だから、生まれてからはなるべく話しかけよう。
そう思っていたのですが、実際にやってみると、
「……何を話せばいいんだろう?」
となることがありました。
児童館などで、赤ちゃんに次々と言葉をかけている人を見ると、
「そんなに言葉がポンポン出てこない……」
と思うことも。
わらべ歌や手遊びも得意ではない。
読み聞かせで、本に書いていない言葉を自然に足すのも苦手です。
そこで私は、気の利いたことを言おうとするのをやめました。
代わりに決めたのが、
「目に見えたもの、今していることを、そのまま言葉にする」
ということ。
これなら、何を話そうか考えなくていい。
気づけば、このやり方を3年間続けていました。
妊娠中から「たくさん話しかけよう」と思っていた
妊娠中、私は育児本をたくさん読んでいました。
その中には、サリー・ウォードの「語りかけ育児」に関する本もありました。
それをきっかけに、
「赤ちゃんには、なるべく話しかけよう」
と意識するようになりました。
生まれてからだけではありません。
まだお腹の中にいるころから、お腹を撫でながらいろいろ話しかけていました。
でも、もともと私は子どもへの声かけが得意なタイプではありません。
実際に赤ちゃんとの生活が始まると、
「話しかけた方がいいのは分かる。でも、何を話す?」
というところで困りました。
「いい声かけ」を考えるのをやめた
たとえば、離乳食。
にんじんを食べさせるとします。
「お口開けて」
「かわいいお口だね」
「これ、にんじんなの」
「きれいなオレンジ色だね」
そんなふうに、いくらでも言葉を広げられるのかもしれません。
でも私は、毎回そんなに言葉が出てきません。
だから、
「にんじんだよ」
だけ。
目の前ににんじんがあるから、「にんじん」と言う。
このくらいなら、考えなくてもできました。
おむつ替えは、そのまま実況する
おむつ替えも同じです。
「おむつ替えるね」
おしっこが出ていたら、
「おしっこ出てるね」
うんちなら、
「うんち出てるね」
替え終わったら、
「すっきりしたね」
ほとんど実況です。
でも、これなら「何を話そう?」と考える必要がありません。
今、自分がやっていることをそのまま言葉にするだけ。
無言で替える代わりに、目の前で起きていることを話していました。
遊び方が分からないときは、名前を言う
赤ちゃんとの遊びも、私はあまり得意ではありません。
わらべ歌や手遊びをたくさん覚えて、一緒に遊ぶ。
そういうことも、なかなかできませんでした。
だから、赤ちゃんの手を触りながら、
「これは手だよ」
お腹を触りながら、
「ここはお腹だよ」
そんなふうに話していました。
「上手に遊ぼう」というより、
目の前にあるものが何なのかを、そのまま伝える。
私には、そのくらいがちょうどよかったです。
図鑑もテレビも、「これは○○だよ」
図鑑やテレビでも同じでした。
電車の図鑑を一緒に見たら、
「これは高尾山ケーブルカーだよ」
テレビで電車が出てきたら、
「これは鹿児島本線だよ」
名前が分かるものは、そのまま名前を言う。
それだけです。
会話をどんどん広げようとはせず、
分かるものの名前だけは伝える。
これなら無理なくできました。
読み聞かせだって、淡々と読んでいます
実は、読み聞かせもあまり得意ではありません。
子どもが絵を見ながら理解しているペースを気にして読むのも苦手です。
本に、
「風が吹いています」
と書いてあったときに、
「気持ちよさそうだね」
と自然に言葉を足すことも、ほとんどありません。
私は基本的に、
本に書いてある文章を、そのまま淡々と読むだけ。
書いてあるものを読む。
見えているものを言う。
今やっていることを言う。
声かけも読み聞かせも、それくらいにした方が私には続けやすかったです。
一番変わったのは、「何を話そう」と悩まなくなったこと
この方法にして一番ラクになったのは、私自身でした。
「何を話せばいいんだろう」
「もっとたくさん話しかけなきゃ」
「歌を覚えた方がいいのかな」
「もっと上手に読み聞かせしなきゃ」
そんなふうに毎回考えなくなりました。
私が決めたのは、
目に見えたもの、今していることを、そのまま言葉にする。
最低限、それだけ。
特別な準備もいらないし、新しい遊びを覚える必要もありません。
そのおかげで、声かけが得意ではない私でも3年間続けられました。
3歳になった今、こんなこともありました
子どもは今、3歳です。
親の主観では、知っている言葉が多いなと感じることがあります。
一緒に遊んだ人から、
「おしゃべり上手ですね」
「そんな言葉知ってるんですね」
と言ってもらうこともあります。
まだ日本語をそれほど多く話していなかったころから、
長い電車の名前を口にすることもありました。
図鑑やテレビを見るたびに名前を伝えていたことも、もしかしたら関係していたのかもしれません。
ただ、この声かけをしていたから言葉が増えた、とは分かりません。
ここは、あくまでわが家でこんなことがあった、という話です。
私にとって一番大きかったのは、何か特別な効果があったことではなく、
無理なく続けられたことでした。
「にんじんだよ」くらいでいい
赤ちゃんに何を話せばいいか分からない。
そんなとき、気の利いた言葉を考えなくてもいいのかもしれません。
にんじんを食べていたら、
「にんじんだよ」
おむつを替えるなら、
「おむつ替えるね」
手を触ったら、
「これは手だよ」
電車を見たら、
「これは○○だよ」
目に見えたものや、今していることをそのまま言葉にする。
私には、それくらいがちょうどよかったです。
「いい声かけ」を増やすより、自分が無理なく続けられる最低ラインを決める。
赤ちゃんへの声かけも、頑張ろうとするのをやめたら、かえって続けやすくなりました。
この記事で紹介したもの
・サリー・ウォード『語りかけ育児』
妊娠中に読んだ育児本のひとつです。
赤ちゃんへの声かけを考えるきっかけになり、わが家では生まれる前から日常の中でたくさん話しかけてきました。
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