
奥州街道 松前道8 吉岡宿→古川宿
2025年春、薩摩街道を南下し鹿児島の地に辿り着きました。
次はどの街道を歩こうかと迷っていた頃、還暦を迎えた街道歩きの仲間から体力のピークの話をよく耳にする様になります。
現在57歳、体力があるうちに歩ける道を考えたら、一番過酷な道が頭に飛び込んできました。
いざ出陣、津軽半島最北端の三厩まで行けるか、年齢との戦いが始まります。
2025.08.03
1.吉岡宿




吉岡宿は映画"殿殿、利息でござる!"の舞台になった宿場町。
一昨日仙台で知人と飲んだ際に、吉岡宿に寄る前に必ず観た方が良いと勧められ、昨夜はネット配信で鑑賞、見終わったら明け方の3時でした。
ストーリーは、貧しい宿場町を豊かにしようと、仙䑓藩にお金を貸して利息を得ようとする物語。
これが実話で、この後その舞台を歩く事を考えただけで、興奮して涙が出てきました。






映画の主人公が茶畑の息子で、その絵がシャッターに描かれています。


上の画像は映画に出てくる日本酒です。


吉岡宿本陣案内所。
ガイドさんに案内をして頂きました。


国恩記。
映画の原作となる記録で、吉岡宿にある龍泉院の八世、栄洲瑞芝禅師によって記されたもの。
この記録を元に、歴史学者磯田道史氏の著書"無私の日本人"で書籍化され、映画"殿、利息でござる!"が制作されました。







菅原屋は、映画の主人公が働いていた茶屋です。

2.穀田屋


穀田屋。
映画"殿、利息でござる!"の主人公の子孫が営む酒屋。店内に入ってみます。


お店の店主と、映画の話をしてからお酒を二本購入し自宅に送りました。





大和町武道館。
映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気。昭和5年に建てられた旧吉岡小学校の講堂で、スポーツ施設として現在も使われています。










後から聞いたのですが、3日後にこの付近の住宅地に熊が侵入した形跡があったとニュースになってました。
3.大衡


大衡村(おおひらむら)に入ります。
この先には工業団地が建設されており、街道が寸断されています。
地図を見ても道がわからないので感覚で進みます。



道が行き止まりかと絶望しかけていたら道標が登場しました。
戻らずに済みホッとします。

この付近から先は、住宅地と工業団地が街道を寸断しています。






県内唯一の村と看板に書いてあります。
工業団地からの税収が良いからでしょうか?と思っていたらこの後それが判明します。



トヨタの企業城下町なので、県内唯一の村でいられるのでしょうね。
街道沿いの企業城下町を北から紹介します。

福島県大熊町

茨城県日立市

群馬県太田市

千葉県野田市

東京都日野市

神奈川県南足柄市

石川県小松市

京都府長岡京市

広島県府中町

福岡県北九州市八幡東区

福岡県飯塚市

佐賀県鳥栖市
過去の企業城下町も入れると、12もありました。







もりした千里。
見たことがあると思ったら、元アイドルの方でした。違った才能に開花したのですね。




体温が上がってきたので、30分くらい境内で体温を冷まします。




4.三本木宿

大崎市。
2006年に古川市、松山町、三本木町、鹿島台町、岩出山町、鳴子町、田尻町の1市6町が合併して誕生。
名前の由来は、室町時代から続く豪族"大崎氏"からとったそうです。


茅葺き屋根の葺き替え工事の費用は、1,000万円以上はかかる様です。
工事が出来る職人や茅の仕入れを考えると、今後はお金があっても出来なくなる様な気がします。




只今の気温33℃。
蜃気楼が見えて来ました。


線量計。
線量計とは、空間における放射線の強さを表す計測器。表示されている数値は、マイクロシーベルト毎時(μSv/h)で示され、1時間あたりに受ける放射線量を数値化したものです。




マンホールを見ると、地域の特産品・観光名所・生物などがわかります。
大崎市はバルーンの様で、調べてみると毎年11月に、大崎バルーンフェスティバルが開催されています。
長崎街道を歩いた際に、佐賀宿でたくさんの気球を見ることが出来ました。

佐賀県佐賀市

佐賀県佐賀市

佐賀県佐賀市
バルーンを眺めながら歩いた、長崎街道の記録はこちら↓





亜炭とは石炭の一種で、かつてはこの地で採掘されていました。
亜炭自体が、現在国内ではほとんど利用されていない様です。


熊の剥製、これ見ると山道を歩く心が萎えます。






仙台四郎。
江戸末期から明治にかけて仙台市に実在した、宮城県民の多くが知っている商売繁盛の神様的存在の人物。
四郎さんが立ち寄ったお店は繁盛し、四郎さんが抱っこした子どもは丈夫に育つ、数々のエピソードが言い伝えられています。
上の画像の仙台四郎の額縁は、宮城県内の飲食店でよく目にする事が出来ます。
探してみてください。







新澤醸造店。
昨夜飲んだ美味しい酒の蔵元、こういった出会いは、とても嬉しいです。






寺院で寄席、良いですね。




ひまわりのまち三本木の看板を発見。
先程見た、ひまわりの形をしたカーブミラーの謎が解けました。
5.古川宿
















西宮神社。
商売繁盛の神様、近江商人が兵庫県西宮市の西宮神社から分霊を奉納したと記されています。
全国のえびす神社の総本社が、兵庫県西宮市にある西宮神社。
2年前の夏に、西国街道を西に向かって歩いていた時、朱色の表大門に突き当たりました。

兵庫県西宮市
4時30分過ぎで門がまだ閉まっており、参拝を諦めていたら、キギギと扉が開きます。

兵庫県西宮市
運良く一番乗りで門に入る事ができました。
参道を進み境内の風景に何か見覚えがあると、途中で振り返り撮影したのが下の画像。

兵庫県西宮市
西宮神社は、正月にニュースでよく見る、神事・福男選びの会場でした。

兵庫県西宮市

兵庫県西宮市
運良くこの日は一番乗りで参拝ができました。
西国街道、西宮神社を訪れた時の記録はこにら↓




諸絶橋(おだえばし)。
橋の名の由来は、恋人を追って都から来た姫が、会えない事に嘆きこの橋から川に身投げしたことから、と言われてます。
松尾芭蕉は奥の細道の旅で、緒絶橋を目指したが、道を間違って到達できなかったそうです。







ちょうど古川宿の街中は夏祭りの真っ最中、大賑わいでした。

夜は繁華街を彷徨い、一番賑わっていた店"ついてる"に入店。

カウンター席をつめてもらい、ドリンクをオーダーし飲もうとしたら、お隣の方が吉田類の様な巧みなタイミングで乾杯してきました。
宮城県名取市の方で、営業職で東北各地を出張しており、古川に泊まる時はいつもこの店に来るそうです。

その後、隣で飲んでいた30代の仲良しグループと仲良くなり、その中に宿場町マニアの人がいて話が盛り上がり、気がついたら間に閉店の時間に…
最後は店主も一緒に記念撮影、楽しい時間でした。

寝酒は、宮城県登米市石越醸造の澤の泉。
いい一日でした。