
【わんこそば】アラサー女子の「盛岡」ふたり旅行⑤【完】
前回はこちら↓
①はこちら↓
■前回のあらすじ
青森までのヒッチハイクは叶わなかったが、手前の岩手の盛岡でゴール。
ヒッチハイクを終えて、翌日に温泉でゆっくりした我々。ご飯を食べて、東京に帰る。
わんこそば「やぶ屋」
せっかくなら岩手の名物を食べたい、ということで「わんこそば」を食べに行くことに。
駅の中に4000円で食べられる店があるらしい。高いのは技術料かしら。
ヒッチハイクて最後に乗せてくれた中学校の先生が、わんこそばは予約しないと食べれないと言っていたので心配だったが、とりあえず向かってみる。
お店の前に着くと、20分ほど待てば予約無しでも入れるとのこと。
店内を見ると、わんこそばが開催されていた。
「まだいけますかー?」「限界またまだですよね?」「100杯はいきましょう」など、店員によって厳しい部活のトレーニングみたいなことが行われていた。
こんなに煽られるのか…?急に怖くなってきた。
20分ほど待って入店。
すでに我々のわんこそばセットが用意されていた。

円卓になっていて、中心に女将さんがいる。そこから客にわんこそばを盛っていくようだ。1人で6人担当することもあるらしい。
私たちの他に、50代ぐらいのおじさんがいた。この人も一緒の参加者だ。いわば同志。
女将さんの説明が始まる。
女性平均は30杯、男性平均は50杯。10杯でざる一皿分。
お椀の蓋を閉めるまで、永久にそばが入り続けるから、気を付けてくださいね、とのこと。
わんこそばが入った小さな器をお盆にたくさん乗せた女将さんが、スタートの合図を出した。
次々とみんなのお椀にそばを入れていく。私のところにも一杯目が入った。
バシャッ。
最初の印象は「案外多いな」だった。
思ったよりそばの量が多い。一口じゃいけないかも…?
2杯目、3杯目と続いていくが、5杯目あたりで若干満腹感が出てきた。早くない?
わんこそばが始まる前、最初にどれくらい食べたいか、目標を聞かれる。
「ま、50杯ぐらいかな〜」とか言っていたのに、もうヤバそう。
友人とおじさんは、競うようにお椀を積み上げていく。
あっと言う間に50杯、男性の平均にたどり着いた。
私は、15杯超えたあたりから、「もういいよ」という気持ちに。前日SAで食べ過ぎたせいかもしれない。
わんこそば、「競技」すぎる。
とにかく数を競うことだけに集中させられる。
そばを味わうとかそんな暇がないし、途中から味がわからなくなってくる。
なんのためにこんなことやってるのかも、わからなくなる。
何が楽しくて小分けにしたそばを永遠食べ続けなきゃならんのだ?杯を重ねたところで自分の人生にどうプラスになると言うのか。
自分からやりたいと言っておいて、お腹が辛くなってきたら、心の中は文句でいっぱい。
なんとか女性平均の30杯まで言ったが、もう限界が近い。
男性陣は着々と記録を更新し、80杯近く食べている。
おじさんがずっとスローペースで食べていたのに、いつの間にか友人の記録を超えていた。もう少しで90杯に手がかかりそうだ。
ペースが最初から今まで、ずっと変わらない。怖い。
私は40杯までいったあたりで、満腹すぎて1本ずつしかそばを食べられなくなっていた。
「助けてください」という言葉が何回も出かかる。
胃が、そばを拒んでいる。
最初は50杯を目標にしていたが、途中で目標変更して40杯にした。
そこまではなんとか到達して、残りの2杯は惰性で食べ、終了。

…。(無)
そば、しばらくたべたくない。
横を見たら、おじさんが100杯到達していた。
100杯到達の記念に、記念品の札と署名が求められていた。すごい…。
このおじさんは、ついさっき三重から盛岡に到着して、このあと神社巡りをするそう。100杯も食べて、動けるのか?
すごいですねー!と声をかけると、
「うん、楽しいね」と一言。強者の余裕すぎるだろ。

友人も91杯を達成。充分すごいのに、おじさんの100杯がすごすぎて、かすんでいる。
お会計をすませて、しばらく近くのベンチで無言でお腹を休めていた。
20分ぐらい、無言で前だけ見つめていた。
わんこそば、すごい体験だった…。
帰京
お腹が落ち着いてきたので、そろそろ帰ることに。
新幹線チケットを買って、お土産を買って、東京行きの新幹線に乗る。
新幹線は特に何もなかったので割愛。
18時頃、東京駅に到着。どうなることかと思ったけど、意外と帰ってこれるもんなんだな…。
そして、東京、
空気汚っ!人多っ!暑い!
地方から来た人が、東京に戸惑う気持ちがわかった。あまりにも違う。
人の歩くスピードも早いし、人が多いので普通に歩いているだけでぶつかりそうになる。
さて、2日間一緒に過ごした友人と、ここでお別れ。
挨拶もそこそこに、足早に帰っていくのを見送る。
これから飲み会に行くらしい。え?
まとめ
なんだか怒涛の2日間だったけど、大きなハプニングもなく無事東京に帰ってこられて良かった。
ヒッチハイク、こんなにも親切に乗せてくれる人がたくさんいて、日本人の親切心にびっくりした。
「日本人は親切だ」という言葉を外国人が言っているのをよく聞くが、身をもって知れた気がする。
困っている人にとことん優しい。
私たちが若かったから、若い人が頑張ってる、なんか面白そうなことやってるという理由もあり、優しくしてくれたのかもしれない。
性善説を信じそうになってしまう。人間に対する警戒心が薄れそうだ。
友人のヒッチハイク力がすごすぎて、私はほぼついて行くだけだったので、次は自力でやれるようになりたい。
もう1回ぐらいヒッチハイクやってみたいなー。
これでヒッチハイクの旅は終わりです。
長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
また次回の旅行先でお会いしましょう。
