
【ふたり旅】アラサー女子の「盛岡」巡る旅行④
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■前回のあらすじ
無事ヒッチハイクを終えた我々。
青森まで行くことは出来なかったが、岩手まで到着できた。
ネカフェで眠れない夜を過ごしていたが、気がついたら見知らぬ部屋にいた。
ここは一体どこ?
周りを見渡す。どうやらここはホテルのようだ。
寝起きのボーっとした頭で昨日のことを思い出してみる。
確か、ネカフェで目を瞑ってゴロゴロしていたが、周囲の雑音が気になって2時間ほど眠ることが出来なかった。
このまま眠れないと、明日の盛岡観光を全力で楽しむことができない。
どうしようどうしようと考えて、「もうホテル泊まっちゃうか?」という考えに。
せっかくここまで無料で来たのに、余計な課金なんて…と思ったが、背に腹は代えられない。
勢いで空いているホテルを予約し、寒さに刺されながら足早に向かったのだった。
…ということがあったような、なかったような。
何はともあれ、爆睡できたようで、眠気はほぼない。
せっかくなんでモーニングをしてから友人と合流しよう。待ち合わせ時間まではあと1時間ほどある。
ということで近くのカフェを探す。
近くに朝からやっているパン屋と、いい感じのカフェを見つけた。
どっちに行こうか、迷うなー。
迷った末、パンを買ってから、カフェでモーニングをすることにした。
旅は後悔ないように、行きたいとこは全部行かなきゃね。
パン屋「ミッシェル」
足早にホテルを出てパン屋に向かう。
昨夜よりも寒さはマシになっているが、まだ全然寒い。
でも空気が綺麗で天気が良い。陽の光を防ぐ高いビルが少ないので、太陽の光が眩しい。なんだか清々しい気持ちになるなぁ。
ホテルの近くにあるパン屋「ミッシェル」へ。
扉を開けると、視界一杯にパン。種類が豊富でワクワクする。

観光地のパン、ついたくさん買っちゃいがち。
今回も、15個ぐらいパンを買い込んだ。帰って食べる楽しみにするんだ。
持ち歩いても、外は気温が低いし、冷蔵庫に入れてるみたいなもんだろう。
カフェ「青山文庫」
大量のパンを抱えてカフェ「青山文庫」へ向かう。
仙台に行ったことがあるのだが、そのときもこのカフェに立ち寄った。東北のみでチェーン展開しているらしい。
そのときはお昼時だったので、カフェ利用ででっかいクリームソーダを飲んだ。

今回はモーニング利用だ。カフェのモーニングってワクワクする。
普段は朝起きれないもんだから、旅行先ぐらいじゃないとモーニングなんて食べれない。
旅行の始まりって感じで良い。
本がたくさん置いてある席を案内された。
「アイデアを出す方法」「アイデア100」など、アイデアについての本が並べられていた。クリエイターの人がよく来るんだろうか。
モーニングの定番、スクランブルエッグとトーストを注文。
ゆで卵、目玉焼き、スクランブルエッグの中から玉子メニューを選ぶ。
目玉焼きとゆで卵は普段家でよく食べているので、あまり食べないスクランブルエッグを注文することに。

完成されたモーニング。
ふかふかのトーストに温かい玉子料理。ちょっとしたサラダにデザート。
こんなん朝から食べたら、それだけで1日が幸せに満たされるよなぁ。
ゆっくり食べていたら、いつの間にか集合時間の5分前に。そうだった、時間はそんなに余裕ないんだった。
ちょっとペースを上げて食べ、急いでネカフェに向かう。
私のほうが先に到着。少し遅れて友人が登場。どうやら何もバレていないようだ。
私だけ贅沢してホテル泊まったのバレたくないから、このことは黙っておくことにした。
「ネカフェでぐっすりでしたが?」という顔をして友人と歩き始める。
温泉に向かう道
温泉に行きたいというので、一緒に行くことに。
ヒッチハイクのプロの友人が言うには、「ヒッチハイクで現地に到着して、翌日温泉に浸かって初めて一段落できる」とのこと。
到着した日は、とにかく疲れてしまっているので、何も考えられない。
しっかり寝た翌日に温泉に入ることで、ようやく旅の成功を実感できるらしい。
私はホテルでぐっすり眠ったため、それなりに疲れが取れているが、果たして同じ感覚を味わえるだろうか。
「開運の湯」という温泉に向かう。盛岡駅の西口から長い橋を渡って行くようだ。結構歩く。
盛岡駅の南口は栄えているが、すぐ裏側の西口は、まるで別の街のよう。
駅前に乱立していた建物がすべて消えた。
少し歩くと、ひろーーい団地に、ひろーーい公園。そして誰もいない。日曜の昼間に。

なんらかの警報でも出たのか、というぐらい誰もいない。地平線の先まで人が見えない。

私は今まで住んだ土地が、神奈川と東京のみ。
生粋のシティガールなもんで、地方の風景に驚くばかり。
旅行はいつも、都市部ばっかり行ってるけど、たまには地方を巡ってみるのも、発見が多くて楽しいかも。
底まではっきり見える綺麗な川を眺めながら、温泉に到着。ネカフェから合計すると、1時間ぐらい歩いた気がする。
温泉「開運の湯」
街にあるような小さな銭湯かと思ったら、結構大きい。車が10台ぐらい停まっている。
古い感じはするけど、清潔な施設だ。外に駐車していた車の数と比べて、人が全然いないのでゆっくり過ごせそう。
友人と別れ、さっそく温泉に入ってみる。
景色のきれいな露天風呂があったので真っ先に向かう。
ドアに手をかけて、「あ、外の気温、5℃ぐらいだったかも」と思った時には、すでに外に出てしまっていた。
さ、寒い…!
裸で5℃は寒すぎる…!!早く湯に浸かりたい…!
温泉に駆け込み、飛び込むように入った。
じんわりと凍っていた体が溶けていくようだ。
外の寒さと温泉の温かさのギャップがとても気持ち良い。
人が全然いなくて、私の他に2人ぐらいしかいない。人がいないせいか、露天風呂がやけに広く感じる。こんなに景色の良い露天風呂を広々使えるなんて、なかなかないので嬉しい。
泉質がよく、土地も広く清潔なのに人がいない。地方温泉の良さだ。
温かい太陽の光と温泉が心地良く、いつまでもボーっとしていられる。
もし明日死のう、と思うことがあったら、この温泉に来るだろうかとふと考えた。
私はきっと来ない気がする。
死のうとしている状態で縁もゆかりも無い土地に来ないかも。それよりも思い出の土地を巡ってから死にたい。
過去に良い思い出がある人は思い出の土地を、過去に思い入れのない人は、縁もゆかりも無い土地に来るのかもしれない、などと考えた。
温泉を出て、友人と待ち合わせるため、漫画が置いてある休憩所で過ごす。
「クッキングパパ」があった。だいたいどこのスパにもある気がするけど、絶対クッキングパパを置かなきゃいけない決まりでもあるんだろうか。
せっかくだから普段触れる機会のない漫画を読もうと思って、絵柄にひかれ、「伝説の頭 翔」を手に取る。

いじめられっ子と不良の頭が、顔だけ似ているという理由で入れ替わり、いじめられっ子が覚醒して本物の不良の頭になっていく物語。全12巻。
主人公がほぼ何の前触れもなく急に覚醒するもんだから、親が伝説の不良パターンじゃないだろうかと邪推してしまう。
時間の関係で3巻までしか読めなかったので結末は知らない。
また、絵がめっちゃうまい。不良漫画書く人ってなんでみんな絵がうまいんだろう。クローズしかりルーキーズしかり。
寝っ転がって漫画を読んでいたら、急に眠くなってきた。
温泉に浸かって副交感神経が優位になったようだ。実家にいた小学生の頃を思い出すなぁ。畳のうえでゴロゴロ漫画を読んでいたあの頃が懐かしい。
少しだけ眠ろう、と思って目を閉じたら、1時間ぐらい眠ってしまった。
友人に叩かれて目が覚める。ここで寝ていると気が付かず、探させてしまったようだ。
あまりにも居心地よくて、なかなか起き上がれない。心も体も、休憩所の床に張り付いてしまったみたいだ。
名残惜しいが、そろそろ温泉を出ることに。さぁ、最後に盛岡でご飯を食べて、東京へ帰ろう。
盛岡の旅、ラストパートへ。
