
【筋書022】三十五歳、実家暮らしの・・・
何者かになりたかった。
小説なり、CMなり、完成させる技量はない。
それでも、物語のはじまりだけは浮かんでしまう。
だから、筋書きを卸すことにしました。 未完の原石を、誰かの手へ。
本日の一本。活きのいい、140文字の筋書き。
三十五歳、実家暮らし。
世間から“子供部屋おじさん”と呼ばれる男・中野慎也(ナカノシンヤ)の
唯一の趣味は、机いっぱいに広がる巨大ジオラマ。
小さな町で働き、恋をし、争う住人たち。
ある夜、配置を変えた翌日、町で同じ事故が起きたと知る。
もしやこの世界は動かせるのか。
彼はそっと並べる。

筋書卸市場へ、ようこそ
最後にここまで読んでいただきありがとうございます!
ここは、市場です。
まだ名前のない物語たちが、
誰かに選ばれるのを静かに待っている場所です。
どうぞ、自由に手に取ってください。
そして、もしよろしければ。
その先まで、連れていっていただけたら幸いです。
筋書卸市場
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