
【筋書041】亡き、母の味に・・・
何者かになりたかった。
小説なり、CMなり、完成させる技量はない。
それでも、物語のはじまりだけは浮かんでしまう。
だから、筋書きを卸すことにしました。 未完の原石を、誰かの手へ。
本日の一本。活きのいい、140文字の筋書き。
亡き母の喫茶店を畳むべく帰省した成瀬悠(ナルセユウ)は、
常連たちの嘆願により1週間だけ延長すること渋々承諾する。
そつなく営業をこなしていたが、
レシピが存在しないナポリタンにだけ手を焼く。
味を再現できないまま迎えた最後の営業日、
常連が一口食べて言う。
「今日の、やっと近づいたね」

筋書卸市場へ、ようこそ
最後にここまで読んでいただきありがとうございます!
ここは、市場です。
まだ名前のない物語たちが、
誰かに選ばれるのを静かに待っている場所です。
どうぞ、自由に手に取ってください。
そして、もしよろしければ。
その先まで、連れていっていただけたら幸いです。
筋書卸市場
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