タバコ
どうしても恋しくなるのは
そこに君がいたから
煙が目に染みる ああ
泣きたくなんてないのに
薄汚れた靴の踵を踏んで飛びだした真冬の道で
太陽におでこを向けるとあったかいって
教えてくれたのは君だったから
僕は下を向かない
立ち止まったりしない
忘れたりもしないよ
ここに君がいたってわかっているから
コンビニで言う番号だって覚えてしまったのに
銘柄だけはいつも上手く言えない
同じ匂いにハッとして
君がいないか探してしまう
どこかに君がいるなら探しにいくよ
海を超えて
山を超えて
空を飛んで
ロケット作って
それでもどこにもいないってわかってるから
僕は今日もタバコに火をつける