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運転の仕事なのに、思った以上に歩いている

    更科暁人

    どうもこんにちは、更科暁斗です。

    普通ドライバーという仕事をしていると話すと、
    「一日中、車に乗っている仕事」
    と思いますよね??

    もちろん、車を運ぶ仕事なので運転してます。

    ただ、実際にやってみて分かったことが。

    この仕事、思っていた以上に歩くんです。

    少し歩く、くらいじゃないんです。
    ケータイにある歩数計のアプリ。
    結構な数字になることもあります。

    「俺は運転で仕事をしているはずなんだけどな」

    そんなことを思いながら、スマホの歩数を眺めていました。

    陸送・回送ドライバーといっても、仕事の形はいくつかあります。

    車をトラックなどに積んで運ぶパターンもあれば、車そのものを自分で運転して目的地まで届けるパターンもあります。
    私が生業としている業務は、
    後者の自走で車を運ぶ仕事です。

    車を引き取り、目的地まで運転して届ける。
    言葉にすると、とてもシンプルです。

    でも実際には、車に乗っている時間だけじゃないんです。

    まず、引き取り場所まで車を取りに電車やバス、
    歩きで車を取りにいかなきゃなりません。

    電車に乗る。
    駅で降りる。
    そこから現場まで歩く。

    車を引き取って目的地まで届けたら、それで終わりではありません。

    納車した場所から、また駅まで歩く。
    次の現場へ向かう。
    バス停を探す。
    たまに駅の出口を間違えて余計に歩く。
    Googleマップを見ながら、知らない道を歩く。

    ここが、実際にやるまで分からなかったところです。

    運転の仕事だから、ずっと座っているのかと思われるかもしれません。
    でも実際には、車に乗る前と降りた後に、かなり足を使います。

    仕事が終わって歩数計を見ると、

    「あれ、今日そんなに歩いたか?」

    と思う日があります。


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    最近10000歩歩いてないと
    今日は歩いてないと
    思ってしまうくらいです

    気づけば1万歩を超えている。
    日によっては、2万歩近くになっている。

    もはや軽い運動ではありません。

    もちろん、毎日そんなに歩くわけではありません。
    日によって移動距離も、現場までの距離も変わります。

    ただ、車を運ぶ仕事なのに、足元が意外と忙しい。
    これは本当に、やってみるまで分かりませんでした。

    そして、この移動するのに欠かせないのがGoogleマップです。

    知らない土地へ行くことが多いので、地図アプリにはかなり助けられています。

    ただ、個人的な感覚ですが、運転ナビよりも徒歩ナビのほうが、たまにクセが強い気がします。

    運転ナビは、まだ道として分かりやすいところを案内してくれることが多い。
    でも徒歩ナビは信じられない指示を押し付けてきます。


    ある日、Googleマップに従って歩いていたら、大学のキャンパス内を通るルートを案内されたことがありました。

    地図上では、たしかに近いのかもしれません。
    でも実際に行ってみると、そこは立ち入り禁止。

    ナビは平然と、
    「ここを通れば近いです」
    と言ってきてます。

    でもこちらは、関係者でも学生でもない仕事中の40代のオッサンです。

    知らない大学のキャンパスを通れるわけがない。

    守衛さんに普通に止められます。


    「いや、Googleさん。そこは私が通っていい道ではないよ(-_-)」

    心の中でつぶやきながら、結局遠回りをしました。

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    ここは公園の遊歩道でしたが、
    雨で水分を含んでいて足場は悪い。
    徒歩ナビは面白いルートを教えてくれます。


    また別の日には、徒歩ナビに従って進んだ先が、草でモッサリしていたこともあります。

    道なのか。
    自然に還りつつある何かなのか。
    それともGoogle先生だけが知っている秘密の抜け道なのか。

    画面上では道になっている。
    でも目の前には、なかなか立派な草。

    こちらは仕事中。
    探検隊ではありません。

    少しの草ならまだしも、「ここ本当に人が通る想定なのか」と思うような場所だと、さすがに立ち止まります。

    この時期だと草木が元気になるシーズン

    道だった場所が獣道変わってしまう。


    Googleマップは便利です。

    ただ、地図上で通れそうな道と、実際に人が普通に通れる道は少し違います。

    門が閉まっている。
    私有地っぽい。
    立ち入り禁止の看板がある。
    草が生い茂っている。
    そこを通るには、普通に気まずい。

    ナビは距離や時間では案内してくれます。
    でも、現場の空気までは読んでくれません。

    人間の気まずさまでは、まだ計算してくれないようです。


    この前は、岩手まで行ったことがありました。

    納車を終えて帰る道中

    バスも全然来ない。

    最寄り駅まで、徒歩でだいたい50分ほど。

    数字だけ見ると、歩けなくはない距離です。

    ただ、そのときは少しだけ別の緊張感がありました。

    最近は、クマ被害のニュースもよく見るじゃないですか。

    クマさんとばったり出会いたくないなと思いますしね。



    知らない土地で、駅まで徒歩50分。
    しかも周りの景色は、普段見慣れている街中とは少し違う。

    Googleマップは、いつも通り平然と道を示してくれます。

    でもこちらとしては、

    「この道、本当に人間だけが通る道で合っていますか」

    と、少しだけ確認したくなる。

    普段なら徒歩50分は、ただの「遠いな」で済みます。
    でも場所によっては、「遠いな」に少しだけ「大丈夫かな」が混ざります。

    車を運ぶ仕事なのに、車を降りた後の徒歩移動で、妙な冒険感が出てくることがあります。

    もちろん、これを不満として大げさに言いたいわけではありません。

    むしろ、こういうことも含めて、今の仕事の地味な面白さなのだと思っています。

    陸送・回送ドライバーについて他の方の記事を読むと、
    「思ったより稼げない」
    「移動が大変」
    といった声を見かけることもあります。

    もちろん、会社や働き方によってかなり違うのだと思います。

    その中で言えば、今の私はわりと恵まれているのかもしれません。
    少なくとも、今の会社にそこまで大きな不満はありません。

    だからこそ、2万歩近く歩いた日も、Googleマップに変な道を案内された日も、あとから少し笑い話にできます。

    もし毎日が嫌で仕方なかったら、きっとこんなふうには書けません。

    「いや、車を運ぶ仕事なのにこんなに歩くのか」

    そう思いながらも、どこかでそれを面白がれている。
    それは、今の働き方が私に合っている証拠なのかもしれません。

    正直、疲れる日はあります。

    これからクソ暑い日もあります。

    ドシャ降りの雨の日もあります。

    荷物を持って駅まで歩くと、普通に疲れが倍になる気がします。


    知らない土地で駅の出口を間違えると、
    「こっちじゃなかったのか」と思いながら、反対側の出口へ向かうあの時間。
    迷宮の様な大型ターミナル駅など
    摩訶不思議アドベンチャーです。

    でも、知らない街を歩く時間は、意外と嫌いではありません。

    見慣れない駅。
    知らない商店街。
    初めて通る坂道。
    名前だけは聞いたことがある地名。
    その土地で、普通に暮らしている人たち。

    車で通り過ぎるだけでは気づかない景色が、歩いていると見えることがあります。

    「この街にも、誰かの普通の一日があるんだな」

    そんなことを考えるとなんか楽しく思います。

    車を運ぶ仕事なのに、車に乗っていない時間で、妙にその土地を感じることがある。

    それもまた、この仕事の面白いところなのかもしれません。


    Googleマップに裏切られ、草むらの前で立ち止まり、立ち入り禁止の看板に現実へ戻されることもあります。

    場所によっては、徒歩50分の道のりに、少しだけ野生の気配まで想像してドキドキもあります。

    それでも、そういう小さな遠回りも含めて、今の仕事の一部なのだと思います。

    車を運ぶ仕事なのに、気づけば2万歩。

    最初は少し驚きました。
    でも今では、それも含めて陸送という仕事の地味なリアルなのだと感じています。

    今日も私は、車を運ぶ前に、まず自分を現場まで運ぶ。

    できれば次は、草むらでも立ち入り禁止でもなく、普通の歩道でお願いしたいところです。

     
     
     
    40代の回送ドライバー。 人生を大きく変える話ではなく、毎日を少し楽しくする工夫を書いています。 仕事、副業、健康、晩酌、趣味。 壊れず働きながら、40代を面白く生きる実験中です。

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