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オハイオで気づいた危機管理|週末ドライブで見えた生活のリアル⑩

    観光では見えない“生活のリアル”は、意外なところにありました。

    週末になると、
    出張から戻った従姉のご主人が、
    いろいろな場所へ連れて行ってくれました。

    その一つが、
    隣の州、ペンシルベニア州への日帰りドライブでした。


    目的地は、
    従姉の子どもが好きな恐竜の博物館。

    そのほかにも図書館や駅、
    景色の良い高台など、

    いわゆる観光地とは少し違う、
    その土地らしさを感じられる場所を巡りました。


    ◆「一番ひきたくないのはスカンク」

    オハイオは自然が多く、
    野生動物が道路に飛び出してくることも珍しくありません。


    その中で特に印象に残ったのが、
    従姉のご主人のこの一言でした。

    「一番ひきたくないのはスカンク」


    理由を聞くと、

    車にぶつかると
    強烈な臭いが何週間も取れないのだそうです。


    日本でも動物の飛び出しはありますが、
    ここまで**“生活の中の現実的な注意事項”**として
    語られることはあまりありません。


    それだけ、
    自然と隣り合わせで暮らしているのだと感じました。


    ◆州をまたぐと空気が変わる

    州境のトンネルを抜けて
    ペンシルベニアに入ると、

    オハイオとはまた違う、
    都会的な景色が広がっていました。


    同じアメリカでも、
    州をまたぐだけで雰囲気が大きく変わる。


    一つの国の中に、いくつもの“違う国”があるような感覚。

    それを実感した瞬間でした。


    ◆荷物は助手席に置かない

    高台へ向かった時のこと。

    私は大きな荷物を
    助手席に置いたままにしようとしました。


    するとすぐに止められました。

    「見えるところに置くのは危ない」


    理由はシンプルでした。

    それだけで車上荒らしの対象になるから。


    中身が何であれ関係ない。

    「何かありそう」と思われた時点でリスクになる。


    この感覚は、
    日本で生活しているだけではなかなか身につかないものです。


    ◆横断歩道では走らなくていい

    もう一つ印象的だったのが、
    横断歩道の渡り方でした。


    私は日本と同じように、
    少し急いで走ろうとしました。


    すると、

    「走らなくていいよ」


    最初は意味が分かりませんでしたが、
    説明を聞いて納得しました。


    アメリカでは、

    歩行者が優先されるのが基本。


    ドライバーは、
    歩行者が渡り終わるまで待つのが当たり前。


    だからこそ、

    慌てる必要はないし、堂々と歩けばいい。


    この違いも、
    とても印象に残りました。


    ◆そして、最後に待っていたもの

    そんなオハイオでの生活の中で、

    一番衝撃を受けた場所がありました。


    それが、
    アーミッシュ・カントリーです。


    電気や車に頼らず、
    昔ながらの生活を守る人たちがいる地域。


    観光用ではなく、
    今も実際に人が暮らしている場所。


    その空気に触れた時、

    「同じ時代に生きているのに、
     まったく違う世界がある」

    そう感じました。


    海外で暮らすというのは、
    こうした“当たり前の違い”に気づき続けることなのだと感じました。


    ▶ 次回(いよいよ最終回)

    次回は、
    オハイオ滞在で最も衝撃を受けた

    **アーミッシュ・カントリー編(最終回)**です。


    実際に見た暮らし、
    感じた価値観の違い、
    そしてこの旅を通して変わったこと。


    最後まで読んでいただけたら嬉しいです😊


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    ・教室にトイレがある理由|“外に出さない”オハイオの子育てと治安の前提⑧


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    語学留学やホームステイを経験後、現在は地方で子育てをしながら、ホストファミリーや留学生との国際交流を楽しんでいます。夫・中学生の娘・小学生の息子との4人家族。海外に行かなくても世界は広がる——そんな日常を発信しています。現在は休止中です。

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