王子ごっこに参加してみた
山田は人見知りだ。
ネロ王子の企画を見た時、あらあらまあまあ、
パリピの宴だとそっ閉じした。
.......。
みんな、
楽しそうに
やってるね...?
...お邪魔しまーす。
好奇心と尊大な羞恥心を持ち合わせた山田は、
もう一度記事を眺めた。
楽しそ。
ChatGPTに相談した。
『「ネロ王子の企画!参加します♡」
みたいなのをやると、ちょっと山田じゃない』
そっか。
キャラが違うか。
浮いちゃうか。
そうだよねぇ、婚活と子育て日常エッセイを書き散らしてる主婦が王子になるのは変だわな。
主婦が言ったら、
王子じゃなくて、玉子の話と思うわな。
玉子ごっこ。
.......。
なんだそれ。
特売品コーナーに身を潜めるとか?
首を捻った。
意味わからん迷惑行為だな。
まぁいっか。
山田は華やかな企画に1人寂しく背を向けると、
ひたすらnoteを量産する体制に入った。
ある日のこと。
日課の自分のnoteにスキをしてくれた人々の
ストーキングに勤しんでいた山田。
またいくつかの王子ごっこを見かけた。
みんな王子ごっこが上手いな。
AI使いこなしててすごい。
山田はいつもAIと喧嘩になるのに。
不思議に思ってもう一度王子の記事を読んだ。
あーこれ、
プロンプトをお借りしていいの?
無料で?
山田、いつもAIイラスト手こずるんだけども。
いいの、無料でやっても。
...カピバラ面した三十路の主婦がやっても、
いいんかな。
芋焼酎をなめなめ。
企画を楽しむ皆様を見物。
...まぁ、大勢がやってるし。
埋もれるならまぁ、恥ずかしくない。
こっそりやってみたっていっか。
ネロ王子多忙で追い切れないらしいしな。
ならまぁ、いっか。
そっ

くふふ。
なんだこれww
カピバラのドヤ顔ww
こっち見るなよぉおお🤣
山田がnoteをはじめてほぼ1カ月。
投稿記事が65本。
無料記事のほぼ書き上がった下書きが100本。
アホか。note千本ノックでもしてるのか山田。
ドヤァじゃいんだよまったく。
...あれ?
違うか、これ。
「なぜその言葉を選んだのか
よく分からない短い言葉を添えて楽しむ遊びです🌙」
趣旨に反するやん。
よく読めよ、この酔っ払い。
何でもかんでも流し読みするんだから。
こないだも幼稚園のお知らせの重要情報を見落としたばっかりなのに、もう。
...しょぼん。
でもまぁ、カピバラのドヤ顔が楽しいから、これはこのまま行こう。
間違えたのもご愛嬌ってやつだ。
よいしょ。

できたできた。
何だ、このおでこの模様は。
無駄にカッコいいな。
ま、いっか。
.......。
アルティメットプリティ次女ちゃんにもやらせてみるか。
この子ったら夜泣きでね。
さっき寝室から出てきちゃった。
はい、丑三つ時に高笑いしながら、山田を細長い風船でどついてますんでね。
巻き込んだろ。

んまぁ可愛い。
ふー、楽しかった。
さ、寝よーか。
寝ない?
あらまあ。
寝ろ。
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