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ご挨拶は、腹太鼓。

    ある日を境に、
    ご挨拶が腹見せになってしまった次女ちゃん。

    顔見せならいいが、腹見せはやめて。

    山田は次女ちゃんに、

    「もう、おなか出さないでね」

    と必死に説得した。

    人様にお会いして、

    「あいっ!」

    と元気よく挨拶。
    それは、よし。

    だが、服をめくる。
    腹を見せる。
    それは違う。

    プリンセスとして、
    いかがなものか。

    こんこんと説明した。

    なんとか。

    服をめくるのは、
    終わった。

    山田、勝利。

    そう思っていた。

    おじいちゃんですよ。
    おばあちゃんですよ。

    ある日、テレビ電話でご挨拶。

    長女ちゃん。

    「長女ちゃんです!」

    可愛い。完璧。

    次女ちゃん。

    「あいっ!」

    よし。

    服を着ている。

    山田はほっとした。

    次の瞬間。

    「ぽんぽぉん」

    両手で、
    ぽん。
    ぽん。
    ぽん。

    ご自慢のお腹を、
    軽やかに叩く。

    そして、

    渾身のドヤ顔。

    ……。

    なんでだ。

    服をめくらなくなったと思ったら、

    今度は、腹を叩くのか。

    腹がアイデンティティになったのか。

    それでいいのか、次女ちゃん。

    「あいっぽんぽぉん!」

    山田の脳裏に、

    アイム・ア・パーフェクトヒューマン。

    こきっ。

    ……。なんか前に流行った歌が浮かんだ。

    うちの次女ちゃんは、

    パーフェクトぽんぽこ。

    いや、違う。

    そうじゃない。

    今日も次女ちゃんは元気だ。

    「あいっ!ぽんぽぉん!」

    ぽん。
    ぽん。
    ぽん。

    腹太鼓が止まらない。

    ⸻

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    理想の夫と、この世で一番可愛い姉妹ちゃんと関東の片隅で暮らす主婦。物臭な飲んだくれの元看護師。お見合いで出会い、5ヶ月で結婚しました。婚活、無痛分娩、子育て、株、旅行。調べるのは好き。最後は直感。 Amazonのアソシエイトとして、山田、最後は勘。は適格販売により収入を得ています

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