
まいにち易経_0226【牝馬の貞に利ろし。牝馬は地の類、地を行くこと彊なし。】[02䷁坤為地:彖伝]
坤。元亨。利牝馬之貞。君子有攸往。先迷後得主。利。西南得朋。東北喪朋。安貞吉。
彖曰、至哉坤元、萬物資生。乃順承天。坤厚載物、徳合无疆、含弘光大、品物咸亨。牝馬地類、行地无疆。柔順利貞、君子攸行。先迷失道、後順得常。西南得朋、乃與類行。東北喪朋、乃終有慶。安貞之吉、應地无疆。
利牝馬之貞。
牝馬は地の類、地を行くこと无疆なり。
【意訳】
柔順で力強い牝馬は、広大な大地と同じ仲間のような存在です。ひとたび大地を駆けだせば、その行く手には何の限界もありません。どこまでも、どこまでも、その力強い足取りは続いていくのです。
それはまるで、全てを受け入れ、生命を育む大地の徳が、牝馬という具体的な形をとって、無限の可能性を秘めた旅路を進んでいるかのようです。その姿は、ただひたすらに従順でありながら、内に秘めた持久力と生命力をもって、どこまでも進んでいく大地の本質を私たちに示しています。

陰の美学:未来を築くリーダーシップの真髄
易経における六十四卦の一つ、坤は地、すなわち広大なる大地を象徴します。この大地は、万物を静かに包み込み、育み、そして力強く支える母なる存在です。私たちが日々その恩恵を享受する自然のサイクルや、織りなされる人々の営みもまた、この大地の限りない受容力によって成り立っていると言えるでしょう。