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雑記|ベランダの畑は、直径30センチメートル

    去年の10月から、ベランダでコンポスト(堆肥)を作り始めた。

    毎日の生ごみをコンポストバッグに2か月ほど投入して、さらに1、2か月程熟成させた。我が家の生ごみ、たとえば卵の殻とかバナナの皮、野菜の切れ端、毎日飲むコーヒーの粉が、コンポストバッグの中で少しずつ分解されていくのを見守ってきた。

    毎日ベランダに出てバッグの中に生ごみを投入して、袋の中をスコップでグルグルかき混ぜる。サボってしまった日もあるけれど、それでも、日々の生ごみが目に見えて減って、可燃ごみはうんと軽くなった。

    今までならごみとして焼却されていたものが、ベランダで土へと還り、次の植物を育てる堆肥になっていく。あの時のみかんの皮が、いつか食べるサラダの栄養になる、はず。循環する暮らし…への第一歩というか。

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    はじめて完成した堆肥…

    このお手製堆肥を使って、家庭菜園にチャレンジするのだ。

    ◇

    これまで、「土いじり」をほとんどしたことがない。正直、公園の砂場ですら避けてきた。土をしっかり触るなんて、もう何十年ぶりだろう。

    「家庭菜園」で検索してみると、その情報量は私の脳の処理能力を軽々と超えてきた。プランター、土、種、始める季節、諸々。何をどう決めるべきか、正解にたどり着けない。世界を複雑にするのは、この情報量なのですよね。

    迷っていて時間ばかり過ぎそうだったので、コンポストバッグを購入したLFC(ローカルフードサイクリング)が販売している、野菜づくりの基本キットみたいなものに頼ることにした。なまじ知らないままの方が、潔い。

    購入したのは、プランターと土、種が一式そろったガーデニングセット。

    野菜を作るには、まず野菜を植える土が必要なのですね。当たり前のことだけれど、私はその段階で少しフムフムと感心した。堆肥はたっぷりあるのに、土を買わねばならないのだ。

    セットに同梱されていたガーデニング用土は、コロコロした赤っぽい粒状の土。こういう土が、野菜を育てるのか。土にも色々な種類があるのだなぁ。

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    ガーデニング用土

    学校が休みだった長女も一緒に、晴れた日の朝ベランダで、小さな畑づくりを始めた。

    まず、ガーデニング用土と自家製堆肥を混ぜる。土が2に対して堆肥が1くらいが目安らしい。

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    土と堆肥を混ぜていく

    今回届いたのは、ルッコラとベビーリーフの種。初心者でも育てやすい野菜なのだろう。

    混ぜた土の上に、指で1センチほどの深さの浅い溝を2列ひく。そこに種を、パラパラと落としていくのだ。

    なぜ溝は2列なのだろうか。なぜ3列ではダメなのだろうか。どうして全体にランダムに振りかけてはいけないのだろうか…などと疑問は色々浮かんできたけれど、初心者はグダグダ言わずに黙って従うことにした。

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    指で溝を作ってみたつもり… 正誤の判断がつかない作業の心許なさ

    ベビーリーフの種は数種類が混ざっていて、よく見ると色も形も違う。この小さな粒たちには、それぞれ違う未来が待っている。

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    いろんな形状のベビーリーフの種

    種をパラパラ蒔いた上に、軽く土をかぶせる。そして、1日目はプランターの底から水がしみ出るくらいしっかり水をやる。これで、種まきが完了した。

    こうして、我が家のベランダに、直径30センチほどの小さな畑ができあがった。

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    マイ・ファースト・ハタケ

    ◇

    さて、これから毎日水やりをしなくちゃいけない。

    ところで、「土が乾く」というのは、どういう見た目なのだろうか。水のやりすぎ、やらなすぎの判断は、うまくつけられるだろうか。疑問や不安は尽きないけれど、わからなすぎて逆に面白い。

    我が家には実はジョウロすらなく、今回はペットボトルで水をドボドボ流しかけてしまった。とりあえず、ジョウロを買い物リストに加えてみた。

    ちなみに「ジョウロ」とタイピングして知ったのだけれど、ジョウロは漢字で「如雨露」と書くのだ。詩のタイトルのような字面ではないですか。素敵な感じの漢字が肝心で噛んじゃいそうになった。失礼。

    はじめての家庭菜園。
    小さな芽は、いつ顔を出してくれるでしょうか。


    皆さんも、春に向けて種まきはされてますか?もし家庭菜園についてアドバイスなどあれば、ぜひ教えてください。


    (つづく)



    これまでのコンポスト記事:

    ▼いつもお世話になっている、LFCコンポスト。わからないことがあると、LINEなどでも質問に応じてくれるのだ。


     
     
     
    コーヒーと小手帖| 日常に、ものを思う。 本やドラマ、映画も好き。 時々、仕事の話| 外国人観光客の案内人。旅人との時間。 考えごとは、ブラック派。 でもコーヒーは、カフェラテが好き

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