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【地雷図鑑 No.10】自称・教育者の「マルチ・ネックレス先生」:アクセサリーの数と知性は反比例する

    かりの。

    ​

    ​マッチングアプリでの「出会い」へのときめきは枯れ果て、
    どこか消化試合のような感覚になっていました。



    ​そんな中、ペアーズで出会った30代前半の男性。



    プロフィールには「教育関係(大学講師)」。




    当時、思春期に入りかけた子どもたちとの向き合い方に悩んでいた私。


    「教育のプロなら、何か良いヒントをくれるかも」と、
    淡い期待を抱いてしまったのです。



    ​■ 違和感のプロローグ:電話越しの「優等生」



    ​会う前に何度か電話をしましたが、
    印象は「非常にまともな人」。



    礼儀正しく、こちらの話も丁寧に聞いてくれる。
    メッセージのやり取りも誠実で、

    「あ、今回は当たりを引いたかもしれない」

    と、アダルトチルドレン特有の


    「相手を100点満点から加点評価してしまう癖」が顔を出していました。



    ​やり取り開始から1週間。
    「まずは会ってみましょう」という流れもスムーズ。



    しかし、待ち合わせ場所に現れた彼は、私の脳内シミュレーションを根底から覆したのです。



    ​■ 地雷の正体:ジャラジャラと揺れる不信感



    ​「え……思ってたんと、ちがう……」



    ​そこに立っていたのは、
    知的な講師とは程遠い、アクセサリーをじゃらつかせたチンピラ風の男。


    でも、アダルトチルドレンの私はここで
    「自分の直感」を無視してしまいます。




    ​「人を見かけで判断してはいけない」

    「私の偏見かもしれない」

    「話せばきっと良い人かもしれない」


    ​

    相手の不調和を疑うより先に、
    自分の感覚を疑い、否定する。



    この「自分よりも他人(の肩書き)を信じようとする呪い」こそが、
    地雷原に足を踏み入れる最大の原因なのです。


    今思えば、地雷をあえて踏みに行ってましたね笑




    ​■ 喫煙カフェで語られる「事件の香り」
     


    ​食事の後、彼に連れられて行ったのは「行きつけのカフェ」。


    ドアを開けると、視界が真っ白になるほどの煙。
    客の全員が喫煙者。
    非喫煙者の私を横目に、彼は慣れた手つきでタバコをくゆらせながら本性を現しました。



    ​「実は、講師は本業なんだけど、新しく始めた事業があってね。こっちにどんどん力を入れていきたいんだ」


    ​熱く語るその内容は、
    どこからどう聞いても
    「マルチ商法」や「ネズミ講」の類い。



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    子供の頃より、無敵なバリア張っちゃうよ?笑


    その話をしている間、彼のタバコの本数は尋常ではなく、
    20分ほどで10本近くを吸い上げました。
    その焦燥感と、必死に「成功者」を演じようとする空虚な瞳。



    ​「あ、これ事件の香りがするやつだ」




    ​そう気づいたときには、私の心はすでにシャッターを下ろしていました。



    ​■ 決定的瞬間:自称教育者の「浅すぎる世界情勢」



    ​用事があることにして逃げるように帰宅しましたが、彼からのLINEは止まりません。


    「お子さんの力になれるアドバイスができたらいいな」


    ​そこで、私は彼にうってつけの質問をしました。


    当時、子どもに聞かれて答えに窮していた質問。



    「某A国とB国の戦争の発端について、分かりやすく教えてほしい」

    ​自称・教育者なら、さぞかし多角的な視点から答えてくれるだろう……


    そう思っていた私の期待は、
    斜め下の方向へ突き抜けました。




    ​彼の答えはこれ。

    「昔、支配していた国が、最近調子に乗ってることが気に入らなくて戦争している」

    ――歴史の教科書も、
    国際政治学者も、
    腰を抜かしてひっくり返る
    「新説」の誕生でした。


    ​思わずスマホを見つめたまま
    「嘘でしょ?」と笑ってしまいました。



    中学生の喧嘩じゃないんだから。
    専門学校の生徒さんも、
    こんな「調子に乗ってる」なんて解説を聞かされているのかと思うと、
    不安を通り越して喜劇…もはや悲劇です。



    ​教育者というメッキが剥がれ落ちた瞬間、私のフェードアウトは確定しました。


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    ​■ 【地雷図鑑:マルチ・ネックレス先生】



    私たちは、相手が「先生」や「専門家」といった「権威のある肩書き」を名乗ると、

    自分の直感(アクセサリーじゃらじゃらでやばそう)よりも相手のスペックを優先してしまいがちです。


    📌​「自分が間違っているのかも」という自己不信

    ​📌「相手をガッカリさせてはいけない」という過剰な適応



    ​この二つが合わさると、
    目の前に地雷が埋まっているのに、
    「花が咲くかもしれない」と掘り続けてしまうのです。


    相手の言葉の「中身」をよく見ることが大切。
    どれほど立派な肩書きを持っていても、自分の違和感を誤魔化してまで付き合う価値のある相手はいません。



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    ​■ 最後に

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    「調子に乗ってるから戦争」


    そんな薄っぺらな解釈で世界を語る人に、
    私の人生も、子どもの教育も語らせる必要はありません。



    マッチングアプリは、素敵な人を探す場であると同時に、
    自分の「直感」を取り戻すための訓練の場でもあります。


    ​今回の学び:「アクセサリーの数と、言葉の重みは反比例する」。

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