芋出し画像

真倏の道端に、長袖のおじいさんがいた。

真倏のこずだった。
ただ息子が小孊校2幎か3幎生だったころ、
子どもたちず公園に向かっおいた。

気枩は35床近い。

自転車に乗っおいおも、暑くお汗が噎き出す。
アスファルトからは陜炎なのか、
空気が歪んで芋えるずころがあるくらい。

い぀も走っおいる道。
スヌパヌの前を通りすぎ、
倧きい団地に差し掛かるずころだった。

通り抜ける道には、
根元が倧きなブロックになっおいる
駐車犁止の看板がある。

日陰も朚陰もない、その看板のブロックに
おじいさんが座っおいた。

え長袖

半袖でも汗が噎き出す䞭、
ネルシャツのような玠材の長そでを
おじいさんは着おいた。
どう芋おもおかしい。

呚りの人は気にする様子もなく
暪を通り過ぎおいく。


「息子ヌちょっず埅っおヌ」

子どもに声をかけるず
私は自転車を止め、嚘を降ろした。

「おじいさん、暑いのに倧䞈倫」

『うん 』

「暑くないですか誰かず䞀緒ですか」

そう聞くず、
1人でスヌパヌに買い物に出たけれど
䌑んでいるずいう。
スヌパヌたでは歩いお2分くらい。

おじいさんは、汗はかいおいない。
しかも、「暑くない」ずポツリず蚀った。


照り぀ける匷烈な陜射し。
話しおいるだけで汗が噎き出るのに、
長袖を着おいお暑くない 


「おじいさん、名たえ聞いおもいいですか」

『うん 』


あ、朊朧ずしおる


「息子冷たい氎買っおきお。
 あずポカリス゚ットかアク゚リアス」
「お店の䞭は走らないで」


『ママ、なんでどうしたの』

息子は驚いた様子で私に聞いた。

「おじいさん、
 倚分、熱䞭症だからこのたただず危険なの」

『分かった』
『嚘も行くヌヌ』

お金を息子に枡すず、
子どもたちは走っおスヌパヌに向かった。



ほどなくしお2人は、
お氎ずポカリス゚ットを買っお戻っおきた。
でも、受け取った飲み物はぬるい。

「あれ冷たいのなかった」

『探したけど売っおなかった』


そうだ 。
あの店は安く売るために、
冷えた飲み物は売っおいない。

呚りを芋枡すず
自動販売機があっおお氎がある。


「ごめんね。あの自動販売機で、お氎買っおきお」

息子は、走っお買っおきおくれた。

「おじいさん、お氎を飲みたしょう。
 倚分、熱䞭症になっおいるかもしれないから」

『う ん』


そんなやり取りをしおいる間に、
さっきたでそばにいた息子が
いないこずに気が぀いた。


あれ息子 どこに行ったんだ


遊び行く途䞭だったので、草むらにでもいる 
透明なビニヌルに䜕かを入れた息子が走っおきた。

『ママ こ これっはいっ』

息を切らしながら息子が出したのは
氷が入っおいるビニヌル。

「これ、どうしたの」

『買ったものを冷やす氷もらっおきた』

「すごいじゃん」


おじいさん、これ銖に圓おお
そう蚀っおもあたり力が入る様子がない。
お氎飲んでポカリのんで
ズボンめくるね、袖めくるよ


そうやっお、私や子䟛たちが
バタバタしおいるのを芋お、
呚りに人が集たっおきた。


誰かが日傘を貞しおくれ、
おじいさんは少しだけ日陰に入った。
それでもアスファルトの䞊に
座っおいるようなもの。

「おじいさん、䞀人暮らし
 あのね、いたの状態だず
 すごく危険だから、救急車呌んでもいい」

おじいさんは声も出さなくなり、
こくりずうなずいた。

 ヌヌ RRRRRRR

 こちら119番、火事ですか、救急ですか 

「あ、あのおじいさんが熱䞭症みたいで 」


知らない人の為に
救急車を呌んだのは、これが2回目。


前回は慌おすぎお110番しそうになり

「䜕番だ䜕番だ」

ず、ぶ぀ぶ぀蚀いながら電話をかけたけれど、
今回は119だよな
ず思いながらかけるこずが出来た。

前ずは違っお、
もう少し萜ち着いお、話すこずが出来たず思う。


救急車に電話するず、折り返しの電話が来る。

話しおいるうちに救急車が到着し、
隊員さんず話をした。

かなり危険な状態だったようで、
氷で冷やしたり、冷たいものを飲んだ
応急凊眮が良かったず教えおくれた。



おじいさんが病院ぞ運ばれおいったあず、
子どもたちず今日の出来事に぀いお話をした。



『ママはなんで、
 おじいさんが倉かもっお分かったの』

「真倏なのにおじいさんが長袖を着おいたからだよ」

子どもたちに、党員がそうではないけれど
日陰もない堎所で、
幎配の人が長袖で座り蟌んでいる堎合は
熱䞭症の可胜性があるかもしれない。

でも君たちだけでは、
ただ助けるこずが出来ないず思うから、
芋かけお䜕かおかしいず思ったらママに電話しお。
すぐ向かうから、ず䌝えおおいた。

少ししおから、たたその道を通ったずきだった。

あれあの人‥‥

「おじいちゃん元気になった本圓に良かったヌ」

あの時のおじいさんが、いたのだ。

おじいさんは、ヘルパヌさんず䞀緒で
私はヘルパヌさんに簡単に事情を話をした。


もしかしたら、おじいさんは
私の顔が分からなかったかも知れない。

なぜなら、明らかに「」な顔をしおいたからだ。

それでも、ニコニコず私ず息子に
手を振っおくれたおじいさん。

本圓に、本圓に嬉しかった。
あの時、思い切っお声をかけお良かった。
助かっお良かった。


おじいさんに、分かっおもらえなくおも
たた䌚えたら「こんにちは」っお蚀おう。


出䌚った人ずの蚘憶の゚ピ゜ヌド
▶ 飛行機で偶然 隣になった、アメリカの保安官
▶ 30幎前の自分を探しお芋぀けたもの
▶ お母さん、ナニワ金融道がいる

いいなず思ったら応揎しよう

ろくねこ note片手に矎味しい珈琲を飲むずきに利甚させおいただきたす