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傷ついた人たちにこの本を

    アルロン

    先日、note公式Xの書籍プレゼント企画に当選した。

    この手の企画に当選することは初めてだったので、DMが来たときは感激のあまり「わァ・・・・・・」とちいかわみたいな声が漏れた気がする。


    僕の手元に届いたのは、吉本ユータヌキさんの『あした死のうと思ってたのに』だ。

    “「押し付けがましくない」けど少し元気になれる2人の若者のエピソード。”

    吉本ユータヌキさん@horahareta13 の書籍『あした死のうと思ってたのに』。サイン入り書籍を抽選で3名さまにプレゼントします!

    ◆応募方法 @note_pr をフォロー&この投稿をリポスト

    ◆応募〆切 12/12(火) pic.twitter.com/p0HT1rXpst

    — note (@note_PR) December 5, 2023

    吉本さんの原体験をもとに作られたこの漫画は、僕にめちゃくちゃ刺さった。
    というのも、僕も中学時代にいじめられた経験があるからだ。

    物を盗まれた、暴力を振るわれた、心無い言葉を浴びせられた、今思い出しても心の奥がズキズキする。
    ストレスによる腹痛で、一週間くらい学校に行けなくなった時期もあった。
    母が半ば強引に車で連れ出しても、校門の向こう側に踏み入ることができなかったのを覚えている。

    本作のフレーズを借りれば、「ボクにとっては治らない傷になった」のだと思う。

    あのとき、「死にたい」と思ったことはなかったけれど、とても苦しかった。
    あえて言語化するなら、「どうしたらこの状態から抜け出せるだろうか」と思っていた。
    でも、中学生にできることなどたかが知れている。根本的な解決はできなかった。

    そんな僕を救ってくれたのは、音楽(KinKi Kids)だった(詳しくは過去の記事を参照していただきたい)。
    そして奇しくも、本作のカギとなる要素の一つが音楽だ。

    本作には心を打つ言葉が多く散りばめられているが、中でも特に素敵だと思ったのが、

    「音楽は絶対キミを1人にしない」

    というもの。

    まさにそうだ。僕も体験したからわかる。
    音楽はいつもそばにいてくれた。
    音楽は絶対僕を1人にしなかった。


    今、つらい人。
    かつて、つらかった人。
    本作は、その人たちの傷や傷痕をそっと撫でるような、優しい漫画だった。

    そして、人と人とが関わって生きることの難しさ、誰かに向けて発せられる言葉の重さを、全身にひしひしと感じる作品だった。

    ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思う。




    最後になりましたが、素敵な作品を作ってくれた吉本ユータヌキさん、プレゼント企画を実施してくれたnoteの皆さん、ありがとうございました。


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    物書き(エッセイや小説)。kindle『不憫男子〜フビダン〜』発売中。商業作家を目指して修行中。 |note創作大賞2025 エッセイ部門 中間選考通過、2年連続ベストレビュアー賞受賞|ポケモンとDOMOTOと特撮とコナンが好き|不憫男子|Amazonアソシエイト参加中

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