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Photo byinagakijunya

【青ブラ文学部】冬の部屋でほっと一息|エッセイ


    冬の部屋で、私はほっと一息つく。
    暖房の風が当たる壁に、カーテン越しの光が揺れて、影絵みたいな模様をつくっている。
    それをぼんやり眺めているだけで、心の速度が少し落ちる。

    外では、軽い言葉や軽い態度が行き交っている。
    軽佻浮薄、という言葉が頭をよぎる。
    深く考えないことが正解みたいな顔をして、流れていく空気。
    私は、あれが少し苦手だ。

    だから、この部屋に戻ってくる。
    温度も、静けさも、自分の呼吸も、ちゃんと重さがある場所。
    影絵は派手じゃないけれど、輪郭があって、嘘をつかない。

    軽く生きられたら楽なのかもしれない。
    でも私は、軽くなりきれない自分を、
    この冬の部屋で、そっと許している。

    何もしなくてもいい時間。
    それだけで、今日を生き直せる気がする。


    了

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    *下記企画に参加させて頂きました


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    鈴蘭

     
     
    心身の不調と付き合いながら、日々の気づきや心の動きを文章にしています。 ショートショートやエッセイ、詩などを発信中。 アフィリエイトや有料記事には抵抗がありましたが、自分のペースで少しずつ挑戦しています🍀 AIすず日記📖✐☡

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