AIイラストは何から始める?最初の一枚を作る4つの要素
AIイラストを作ってみたい。
そう思って画像生成ツールを開いたものの、入力欄を前にすると急に手が止まる。
「何を書けばいいんだろう?」
「プロンプトって、長くないとダメなのかな?」
「細かい設定も、最初から覚えるべき?」
このあたりで、そっと画面を閉じたくなる人もいるかもしれません。
でも、最初から難しいことをする必要はありません。
まず決めるのは、次の4つだけです。
主役
装飾
雰囲気
スタイル
この4つを並べて、一枚作ってみる。
最初は、それで十分。
AIイラストは、頭の中で完成形を100%作ってから始めるものではありません。
最初の一枚は、完成品ではなく、次のアイデアを見つけるための一枚です。
私は、イラストを作る前の設定でつまずきました
私がAIイラストを始めた頃は、今のようにブラウザから気軽に使える画像生成サービスが、ほとんどありませんでした。
まずは、自分のパソコンにStable Diffusion WebUIを導入するところからスタート。
ここが、なかなかの難所です。
なんとか動かせる状態にしても、画面には見慣れない設定項目がズラリ。
画像サイズ。
ステップ数。
使用するモデル。
そのほかにも、当時の私には何を意味しているのか分からない項目がたくさんありました。
可愛い女の子を作りたいだけなのに、文章を書く前から迷子です。
イラスト生成というより、まずは設定画面との戦い。
チュートリアルにいきなり中ボスが出てきたような状態でした。
今は、分かりやすいオンラインサービスも増えています。
当時と比べると、最初の一枚までの距離はかなり短くなりました。
だからこそ、今から始める人は、すべての機能や設定を理解してから進もうとしなくても大丈夫です。
細かい部分は、あとから覚えればいい。
先に、一枚作るところまで進んでみましょう(/・ω・)/✨✨✨
初めて出てきたのは、ほぼモノクロの女の子でした
私が最初に作ろうとしたのは、可愛い女の子のイラストです。
英語の単語をいくつか入力して、生成ボタンを押す。
すると、数十秒ほどで本当にイラストが出てきました。
文字を入れただけなのに、絵が生まれる。
今ではAIイラストもかなり身近になりましたが、当時の私は、その出来事自体にかなり感動しました。
ただ、完成したイラストは、今の感覚で見ると不完全なものでした。
当時は、VAEという色や見た目の出方に関わる設定があることを知りませんでした。
そのため、出来上がったイラストは、ほぼモノクロに近い状態。
本来思い描いていた、鮮やかで可愛い女の子とは少し違います。
でも、それでも嬉しかったんですよね。
完成度が高かったからではありません。
自分が入力した言葉から、一枚のイラストが生まれた。
そのこと自体が、とても面白かった。
今思えば、あの少し色の薄い一枚が、次のイラストを作るきっかけになりました。
最初の指示は、4つの要素だけで作れます
最初は、難しい文章を考えなくても大丈夫です。
次の4つに分けて考えてみます。
1. 主役
最初に、画面の中心へ何を描きたいか決めます。
例えば、
「着物を着た女の子」
女の子でも、猫でも、ドラゴンでも、ケーキでも構いません。
ここは、自分が見てみたいものを選びましょう。
2. 装飾
次に、主役の周りへ置きたいものを一つ足します。
今回は、
「アサガオ」
にしてみます。
花も蝶も宝石も月も、全部入れたくなる気持ちは分かります。
でも、全部盛りは少しあとで大丈夫です。
最初は一つに絞ったほうが、画面の変化も分かりやすくなります。
3. 雰囲気
イラスト全体を、どのような空気感にしたいか決めます。
今回は、
「和風」
です。
ほかにも、
「幻想的」
「爽やか」
「かわいい」
「落ち着いた雰囲気」
など、思いついた言葉をそのまま使えます。
4. スタイル
最後に、見た目の方向性を決めます。
今回は、
「アニメイラスト」
にします。
4つを並べると、次のようになります。
着物を着た女の子、アサガオ、和風、アニメイラスト
これで一度、生成してみます。
文章として美しく整っていなくても問題ありません。
AIに提出する作文コンクールではないので、単語を並べるだけでも大丈夫です(´ー`)

一枚できたら、次は一つだけ変えてみます
最初の一枚が出てきたら、そこからイメージを広げていきます。
画像を見ていると、
「もう少しアサガオを増やしたい」
「着物を青色にしたい」
「背景に縁側を加えたい」
といった修正が浮かんでくると思います。
雰囲気を変えたいなら、
「アニメイラスト」を「淡い水彩風」や「ネオンラインアート」、「鉛筆画風」に変えてみるのもアリ。
ここで大切なのは、一度に全部を変えないことです。
装飾を増やし、背景を変え、衣装も変更し、絵柄まで別物にすると、どの言葉によって結果が変わったのか分からなくなります。
最初は一つだけ足す。
もしくは、一つだけ入れ替える。
このくらいのほうが、自分の好みも見つけやすくなります。
例えば、
着物を着た女の子、たくさんのアサガオ、和風、アニメイラスト
または、
着物を着た女の子、アサガオ、和風、淡い水彩アニメイラスト
このように、一部分だけ変えて比べてみます。
すると、
「装飾を増やすと華やかになる」
「水彩風にすると、柔らかい印象になる」
といった違いが見えてきます。
この小さな発見が、次のプロンプトにつながっていきます。



最初から長いプロンプトも、100点も必要ありません
AIイラストを始めたばかりの頃は、経験者が作った完成度の高い作品が目に入ります。
細かな装飾。
美しい光。
複雑な構図。
画面を埋め尽くすほど長いプロンプト。
それを見ると、
「自分も、これくらい書かないといけないのでは?」
と思ってしまうかもしれません。
でも、経験の差はどうしてもあります。
さらに、使っているツールが違えば、生成されるイラストも変わります。
得意な絵柄も、構図も、表現も同じではありません。
条件の違う作品を並べて、自分の一枚だけを厳しく採点しても、モチベーションが削られてしまいます。
最初は、他の人の作品に追いつくことよりも、
「自分は何を作ると楽しいのか」
を見つけるほうが大切です。
長いプロンプトは、必要になったときに覚えればいい。
細かな設定も、あとから少しずつ触ればいい。
一枚目から100点を狙う必要もありません。
まだツールとの会話が始まったばかりですから。
うまくいかないときは、全部書き直さなくて大丈夫です
思っていたものと違う画像が出ても、すぐに最初からやり直す必要はありません。
まずは、出てきた画像を見ながら、次の2つを考えます。
どこを残したいか
どこを変えたいか
例えば、
「女の子の雰囲気は好き」
「でも、アサガオが少ない」
と感じたなら、主役やスタイルは残して、装飾だけを調整します。
反対に、
「構図は好きだけれど、もっと柔らかい印象にしたい」
と思ったなら、スタイルを水彩風へ変えてみます。
全部を失敗と考えなくて大丈夫です。
うまくいかなかった画像の中にも、残したい部分は意外とあります。
そこを見つけて、一か所だけ直す。
それだけでも、次の一枚はかなり作りやすくなります。
まとめ:最初の一枚から、次の言葉が見つかります
AIイラストを始めるときに、完璧なプロンプトは必要ありません。
最初は、次の4つで十分です。
主役
装飾
雰囲気
スタイル
短い言葉でも、一枚出てくれば、
「もっと花を増やしたい」
「色を変えたい」
「別の絵柄でも見てみたい」
と、次のイメージが見えてきます。
最初の一枚は、完成品でなくて大丈夫です。
少し色が薄くても、想像と違っていても、それは次へ進むための材料になります。
今日決めるのは、主役一つでも構いません。
そこへ装飾、雰囲気、スタイルを足して、一度作ってみる。
そして、出てきた一枚に聞いてみましょう。
「次は、どこを変えたい?」と。
そこから、AIイラストの世界は少しずつ広がっていきます(´ー`)
今回紹介した4つの要素から、まず一枚作ってみる。
ここまでできたら、次は「ほかにはどんな言葉を組み合わせられるんだろう?」と少しずつ広げていけます。
もし、ゼロから毎回プロンプトを考えるのがまだ少し難しい場合は、実際の作例を見ながら試してみるのも一つの方法です。
「コピペで始める、ChatGPTで作るAIイラストプロンプト30選|プロンプト設計に悩む人へ」では、そのまま試せる30種類のプロンプトをまとめています。
まずは今回の4要素で一枚。
もう少し違うテーマにも広げてみたくなったら、こちらも参考にしてみてください(´ー`)
▶ ChatGPT用30プロンプトを見る

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