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フラたろと初めて台風の話

    フラたろのパパ

    どうやら台風が来るらしい。
    フラたろにとって初めての台風だ。

    フラたろは子犬特有の好奇心マックス無敵モードも落ち着いて、少しビビりになってきている。

    台風のけたたましい雨と風の音を耐えられるのだろうか。

    肝心のフラたろは僕の心配をよそに
    のん気に欠伸をしている。

    こういうときに気を巡らせるのは
    いつも僕だ。
    煩わしいような少し嬉しいような。

    とはいえ外はまだ穏やかだ。
    さてどうしたものか。

    部屋を見回すと防災バッグが目に入った。
    そういえば最近点検していなかった気がする。
    これのチェックから始めるか。

    防災バッグは僕とフラたろで共用している。
    ・トイレシーツ
    ・ゴミ袋
    ・ご飯
    ・食器
    ・リード

    ちゃんと入ってるじゃないか。 
    過去の自分に心のなかで拍手する。

    いつの間にかフラたろもバッグを物色に来る。
    悪いがオモチャは入ってないぞ。

    ゴソゴソと奥底から小さなボールを取り出した。
    どうやらオモチャも入れていたようだ。
    過去の自分に心のなかで合掌する。

    それにしてもオモチャへの執着は大したものだ。
    入れた僕でさえ完全に忘れていた。

    荷物を綺麗に入れ直した。
    しまわれたオモチャが欲しいのだろうか
    バッグをカキカキするフラたろを抱きかかえて
    ソファに座る。

    次はどうしようか
    膝のうえで甘えてくるフラたろを
    こねくり回しながら考えてみる。

    そして−−−
    気が付くと激しい雨が窓を叩いていた。

    しまった
    いつの間にか2人で寝てしまったようだ。

    慌ててフラたろを探すと
    さっきと変わらず膝のうえで寝転んでいた。

    雨音なんてへっちゃらなフラたろを撫でて
    今回も僕の杞憂だった。
    少し安堵した。

    さて今日は何をしようか。

    ▷前回の話
    「ドッグランに連れて行ったら僕の役目がなくなった話」









     
     
     
    フラたろという犬と暮らしています。 散歩や日常の何もない出来事をゆっくり書いています。 犬のペースで暮らす練習中。

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