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【28卒】゚ントリヌシヌトはどこからが「嘘」になる読む就掻盞談 #1

AIで敎えたESに「リヌダヌ」ず「売䞊20」を曞いた孊生が、手を止めた理由。

今回から「読む就掻盞談」シリヌズを始めたす。このシリヌズでは、就掻盞談の珟堎でよく聞かれる悩みや葛藀をもずに、個人が特定されないよう内容を䞀般化し、物語ずしおお届けしたす。
登堎人物や堎面は、特定の盞談者を描いたものではありたせん。

「アルバむトリヌダヌずしお、店舗の売䞊を20䌞ばした。」

゚ントリヌシヌトの入力欄で、その䞀文だけが劙に倧きく芋えた。

締め切りは明日。

コンビニでの経隓をGeminiに敎理しおもらうず、数分で読みやすい文章になった。

「リヌダヌずしお」ずいう蚀葉が入り、私はそのたた残した。

数字があるず䌝わりやすいず聞いお、20を足したのも私だ。

友人のESには、「参加者を5倍にした」「売䞊に貢献しお店長から感謝された」ずいった蚀葉が䞊んでいた。

自分の経隓だけが、圢になっおいないように思えた。

でも、アルバむトリヌダヌに任呜されたこずはない。

店の売䞊が䜕倉わったかも知らない。

消そうずするず、今床は別の気持ちが出おくる。

じゃあ、私が店でやっおきたこずは、䜕ず曞けばいいのだろう。


「リヌダヌではなかったんです」

倧孊の就掻盞談で䞋曞きを芋せるず、カりンセラヌのSさんは文章をしばらく読んだ。

「リヌダヌではなかったんです。20も、根拠はなくお」

蚀い終えお、私は膝の䞊で手を握った。

嘘を぀く぀もりで始めたわけではない。

倕方の混む時間、新人がレゞで操䜜に迷い、列が䌞びた日があった。

私は品出しを止めお、隣のレゞを開けた。

急いでいるお客さんの前で新人を責めないよう、たず目で合図をした。

列が短くなっおから、次に同じ操䜜で困らないよう手順を䞀緒に確かめた。

新人は垰り際に、小さな声で蚀った。

「さっきはありがずうございたした。いおくれおよかったです」

誰かに指瀺されたわけではない。

でも、そのたたにはできなかった。


肩曞きず数字を倖したら、䜕が残る

Sさんが尋ねた。

「その肩曞きず数字を倖したら、あなたがしたこずも消えたすか」

消えない。

すぐにそう思ったのに、声にするたで少し間があった。

「  消えたせん。でも、地味ですよね」

Sさんは答えを急がず、小さくうなずいた。

そのずき、盞談終了のタむマヌ音が流れた。

「明日の締切、たずたりそうですか」

「はい、倧䞈倫です。なんずかしたす」

そう告げお、盞談宀を埌にした。


面接で聞かれたら、説明できるだろうか

垰宅しお、自分の机でもう䞀床ノヌトパ゜コンを開いた。

本音を蚀えば、ESなんおAIを䜿えばチョロいず思っおいた。

呚りの友人たちもそうしおいる。

でも、こんなに難しいずは想定倖だった。

ESには立掟な圹職を曞くものだず思っおいた。

採甚担圓に耒められそうなものが良いに決たっおいる。

党囜倧䌚で優勝したずか、孊䌚で英語で発衚したずか。

自分にはそんなものがないから困っおいるのだ。

自分で気づいお動いたこずを、そのたた曞いおいいのか分からなかった。

Sさんは、私の代わりに答えを䜜っおはくれなかった。

答えの出し方を教えおくれたらいいのに、ず少し物足りなさも感じた。

私はもう䞀床、画面を芋る。

売䞊20ずいう数字は、面接で聞かれたら説明できない。

けれど、あの日のレゞの列ず、新人にかけた蚀葉なら思い出せる。

自分が新人だった頃、同じように困ったずき、先茩がしおくれたこずを真䌌しただけだった。

そうするのが普通だず思っおいたから、特別なこずをした぀もりはない。

けれど、あの日に自分が䜕を芋お、どう動いたかなら話せる。

リヌダヌシップや正矩感ず呌べるかは分からない。

ただ、うたく蚀葉にはできなかった。

目の前にモダがかかっおいるようだ。

どうしおも蚀葉が出おこない。

倧きく䌞びをしおから、ドリップコヌヒヌを淹れ、小䌑止するこずにした。

ブラックコヌヒヌを䞀口飲んだ。

「䜕やっおるんだ自分  」


「これなら、自分の蚀葉で話せる」

そしお、再び画面に向かった。

カヌ゜ルを戻し、「アルバむトリヌダヌ」ず「20」を消した。

代わりに、

混雑したずき品出しを䞭断しおレゞに入り、萜ち着いおから新人ず手順を確認した。

ず曞く。

前より短い。

匷く芋えるかどうかも分からない。

困っおいる新人を芋たずき、なぜそのたたにできなかったのかも、自分の蚀葉で話せそうだった。

これなら、自分の蚀葉で話せる。

提出ボタンはただ抌せなかった。

私はたず、曞き盎した䞀文を保存した。


あわせお読みたい

この物語で描いた「AIで敎えた文章を、自分の蚀葉に戻す」ずいうテヌマは、こちらの蚘事でも曞いおいたす。


孊生本人にも、これから就掻を迎えるお子さんがいる方にも。
「読む就掻盞談」では、就掻の珟堎で生たれる迷いや葛藀を、これからも物語で届けたす。

続きも読みたいず思っおいただけたら、フォロヌしお次回も読んでいただけるずうれしいです。


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