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Photo bymado_no_kotoba

本当の「自分らしく生きる」の意味は?

    「自分らしく生きる」

    この言葉、すごくよく聞くようになりましたね。


    そして同時に、

    「好きなことで生きる」

    「我慢しない生き方」

    と、ほぼセットで語られることも多いように感じています。


    もちろん、それ自体を否定したいわけではありません。

    わたしも今後の生き方としての根っこにしていますし、現時点で無理をしすぎている人にとっては、「好きなことを選んでいい」「我慢しなくていい」という言葉に救われる場面もあると思います。

    ただ、この言葉の捉え方を少し間違えると、現実とのズレがどんどん大きくなっていく。

    そんな感覚もあります。


    違和感の正体は「理想の切り取り方」


    例えば、

    「やりたくないことはやらない」
    「好きなことだけで生きる」
    「我慢はしない」

    これも、よく語られることですね。

    でも、それをそのまま現実に当てはめようとすると、どこかで引っかかりを感じる人も多いのではないでしょうか。


    やりたくないことを全部やめたら、生活はどうなるのか。
    好きなことだけで成り立つ状態になるまでの過程はどうするのか。
    我慢しないことで、本当に長く続けられるのか。

    ここを飛ばしてしまうと、「自分らしく生きたいはずなのに、なんだかしんどい」という状態になりやすい。

    それは、自分が間違っているのではなく、理想の切り取り方に無理があるだけだと思っています。




    自分らしさは「感情」だけでは決まらない


    自分らしく生きる、というとき、多くの人は「得たい感情」を基準にします。

    楽しいかどうか。
    好きかどうか。
    やりたいかどうか。

    もちろん、それはとても大切な感覚です。

    でも、それだけで選び続けていくと、どこかで不安定になります。

    なぜなら、感情は常に揺れるものだからです。

    昨日は好きだったことが、今日はやりたくないと感じることもある。
    最初は楽しかったことが、続けるうちにしんどくなることもある。


    そのたびに「これ違うかも」と切り替えていたら、何も積み上がらなくなってしまいますよね。

    だからこそ、自分らしさを考えるときは、「感情」だけではなく、「自分にとっての現実との相性」も一緒に見ていく必要があります。



    本当に自分に合っている選択は、派手ではない


    本当に自分に合っている選択というのは、派手なことではありません。

    むしろ、少し地味で、当たり前で、でも無理がないことだったりします。


    例えば、

    多少の面倒はあるけど、大きなストレスは感じずに出来ること。
    すぐに結果は出ないけど、続けること自体は苦ではないこと。
    ものすごく好きではないけど、積み上げていくことが楽しいこと。


    こういうものの中に、「自分に合っている状態」が隠れていることは多いです。

    逆に、「めちゃくちゃ好き!」「これしかない!」と、瞬間風速的にブィーンと「好き度」が上がったものほど、その熱が落ちた時に現実とのバランスが取れない場合もあります。


    だから、なんでも「好きかどうか」だけで判断しないことは、結構大事だと感じているのです。

    「現実の生活の中で無理がないか」という視点を持つこと。

    ここが、自分らしさを地に足のついた形にするために大事なポイントだと思っています。



    我慢=悪ではない


    もうひとつ、よく誤解されやすいのが「我慢」という言葉です。

    我慢はよくない。
    我慢している時点で間違っている。

    そんなふうに語られることも多いですが、私はそうは思っていません。

    大事なのは、「どんな我慢をしているか」です。

    ただ消耗するだけの我慢は、確かに手放したほうがいい。

    でも、自分が選んだ方向に進むための我慢や、成長の過程で必要な負荷は、乗り越えないと、次のステージが見えてきませんよね。


    つまり「頑張りどき」は、大人しく頑張ったほうがいいのです。


    ここを全部「しんどいからやめる」としてしまうと、自分の選択が全部浅いものになっていきます。

    つまり「自分らしく生きる」というのは、
    「楽な方だけを選び続けること」ではなく、「自分で納得した道を選び続け、それに付随する課題も一緒に乗り越えていくこと」だと思うのです。


    理想ではなく「今の自分」とつながる


    結局のところ、自分らしさというのは、どこかに完成形があるものではない。

    「これが私らしい生き方です」と言い切れる何かがあるわけでもない。

    その時々の自分の状態と、現実とのバランスを見ながら、「今の自分にとって無理がない選択」を重ねていくこと。


    それが結果的に、自分らしさになっていくのだと思います。


    ふわっとした理想を追いかけることも、時には必要かもしれません。

    でも、それだけでは現実は動きません。

    だからこそ、今の自分の感覚と、今の生活と、今の環境の中で、何が選べるのかをちゃんと見ていく。

    そこに、自分らしさのヒントはあるはずです。


    ポイントは、自分の足で立っている感覚があるかどうか。です。


    「自分らしく生きる」という言葉だけが先行してぼんやりと振り回されるのではなく、自分の中でちゃんと意味を持たせていく。

    そんな選び方ができたら、それが一番自然な形なのだと思います。





    もし今、「自分らしく生きる」ということを働き方や個人の仕事の中でも考えていきたいと思っている方へ。

    このnoteでは、メンバーシップ「yuniwa」でも文章を書いています。

    テーマは、自分の感覚を失わずに、仕事と生き方を育てていくこと。

    好きか、楽しいかという感情だけでなく、今の暮らしの中で無理なく続けられるか。自分が本当に大切にしたいものは何か。仕事として成り立たせるには、何を整えればよいか。

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    fey



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