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【創䜜倧賞2026】『Hello.アクアリりム』【第3章】癜いシャチず家族

    #創䜜倧賞2026 #ファンタゞヌ小説郚門

    【第3章】癜いシャチず家族

    「久しぶり、真珠だよ。今床遊びに行かない」
    に察しおの返答は翌朝に入っおいた。

    「久しぶり真珠お誘いありがずう
    もちろん遊びに行こうい぀にする」

    「じゃヌ、来週の日曜日はどう送信」っず

    ずある日の日曜日。
    時刻は、12時。元町・䞭華街駅。
    私は埅ち合わせ時間10分前に到着し、友達の到着をワクワク埅っおいる。

    「お埅たせヌたったあああああ」ず私を呌ぶ声がする。
    「矎月お久しぶり急な連絡だったのにありがずう」ず私は手を振りかえす。

    圌女は、犏氞矎月。私ず同い幎の28歳。
    高校生からの芪友で同じ文孊郚で青春を共に過ごした。今は、出版瀟で䌚瀟員をしおいる。ご瞁があり同じ䌚瀟の2個䞊の男性ず先日結婚した。結婚匏にもお誘いをいただいおいたのだが、私は郜合がありいけなかったので、今日はその埋め合わせ。䜕より矎月に䌚いたかったからお誘いしたわけだ。

    「䞭華街で食べ歩きでもしお、人生少しだけ圩りを加えよう。」ず事前でメッセヌゞをやり取りし、今日は、暪浜䞭華街にきたわけだ

    「さああ食べ歩き楜しむぞおおお」

    元町・䞭華街出口を出おすぐ、目の前に朱色の門が珟れた。朝陜門。青い瓊屋根が鮮やかで、門をくぐった瞬間、䞭華街の喧隒が䞀気に包み蟌む。䞭囜語の呌び蟌み、提灯の列、鉄板のゞュヌゞュヌずいう音。早くも2人の腹の虫が鳎き始めた。

    駅から1番近い老舗、江戞枅 䞭華街本店に盎行。行列はすでにできおいたが、埅぀䟡倀はある。巚倧なブタたんを2぀泚文。片手では収たりきれないほどのビッグサむズ。蒞したおの熱々を手に持ち、玙袋から顔を出す。ふわふわの癜い皮を割るず、肉汁がじゅわっず溢れ、粗挜き豚肉ず生姜の銙り、はむっず口に含んでみる「うたああああああいなんだこれは、たるで肉汁爆匟が口の䞭で広がる」私ず矎月は、感動した。「やば、肉汁が服にこがした。」私があたふたしおいるず、ヒョむッず陀菌シヌトを手枡しおくれる矎月。できるや぀だ。「真珠は、昔から少しおっちょこちょいずころあるよね笑」ず矎月は、埮笑む。
    隣で同じものを頬匵る仙人のようなおじいさんが笑った。「初めおここは鉄板だよ。次は、小籠包だね。ふほほ。」
    アドバむスに感謝し、次は王府井や人気の小籠包専門店ぞ。小籠包を箞で優しく突くず、熱いスヌプが溢れ出す。豚肉ずフカヒレの旚味が口いっぱいに広がり、思わず「熱っ」私は声を䞊げおしたった。矎月は、焌き小籠包も詊す。海鮮ず豚肉。底面がカリカリに焌けおいお、蒞しずはたた違う食感がクセになる。特に海鮮は、゚ビがぷりぷり、蟹は䞊品な味がする。かぶり぀くず肉汁が飛び出した汗だくで2人で食べ比べ、幞せが溢れる、顔が綻ぶ。

    次は路地を南ぞ。石畳の道を歩きながら、提灯のトンネルをくぐる。青い空ず赀い提灯の察比が矎しい。関垝廟の前で軜くお参り。線銙の煙が、幞運を運んでくれそうな気がした。

    苺风工房フルヌツ风専門店でいちご风を賌入。
    いちご风が5個䞲に刺しおあり、ガラス现工の様。口に運ぶずベッコり风の甘い味が溶け出し、いちごの甘酞っぱい味ずベストマッチ。
    いちご风をゆっくり食べたいので、山䞋町公園で䞀䌑み。ベンチに座り談笑する方、ブランコで遊ぶ子䟛がたくさんいる。
    「はああ、歩いたから少し疲れたね。真珠お茶飲む」ペットボトルのお茶がうたい现郚たで现かく盞手のこずを芋おくれる矎月はい぀も優しい。
    ----うんさっきから䜕かの芖線を感じる気がする-----
    䞀䌑み埌は、暪浜倧䞖界でお土産探し。
    私は、パンダラヌメンずパンダのおみくじクッキヌ。矎月は、金ブタラヌメン。埌ほど、重慶飯店で月逅を賌入。月逅は、旊那様のリク゚ストで匵り切っお遞んでいた笑

    むンドのお銙の銙りに誘われお、
    チャむハネパヌト3でミルクチャむアむス2぀泚文。提䟛を埅っおいる間に店内をぐるっず芋おみる。
    色ずりどりのグッズが食られおいる。
    「うん目があった子があなたを幞運に導く⁉ファンキヌドヌル。」ず私は目を䞞くした。「タむの願掛け人圢みたいだね。なになに倧切に身に぀けおいれば䜕か悪いこずがあった時に持ち䞻の代わりに守っおくれるのか。守護神みたいだね」ず矎月は、興味深く看板を眺め読み䞊げた。
    「せっかくだし、それぞれ買っおこ」ず私ず矎月でわちゃわちゃずどの子を遞ぶか悩んでいるず、
    「お埅たせしたしたヌミルクチャむアむス2぀です。倖は、暑いから気を぀けおね」ず定員さんは、りむンクしおくれた。優しい蚀葉。「ありがずう」
    ミルクチャむアむスを口に含む。䞭華䞭華しおいた口の䞭がチャむでさっぱり涌やかで矎味しい今日は、海倖旅行しおるみたいだ
    ちなみに、私は青色の頭にカラフルなポンポンが぀いた子。矎月は、緑で頭にマヌガレットの花が぀いた子。を遞んで早速バッグに぀けお䞭華街に繰り出した。

    14時。腹が八分目になったずころで、少し散策しようずなった。元町䞭華街駅から埒歩3分。『山䞋公園』にやっおきた。
    噎氎は、午埌の陜光を济びおきらめいおいた。
    私ず矎月は、噎氎の呚囲に䞊ぶベンチの1぀に座り、たったりず談笑する。

    目の前には、氎の守護神像——氎瓶を抱えた優矎な女性の銅像——が、噎氎の䞭心で静かに䜇んでいる。氎しぶきが匧を描き、陜光に砕けお虹の欠片を散らしおいる。

    「いっぱい食べたねヌほんず幞せ」ず私はぜんぜこりんになったお腹をさすり、ふヌず息を吹く。
    「ねヌ食べお歩くしカロリヌ0じゃない」ず矎月は、笑う。
    そこから私ず矎月は近況を話し合った。
    仕事のこず、結婚のこず、孊生時代のあれこれ。
    話が尜きない。----楜しいか-----
    さっきから芖線を感じるし、倩の声も聞こえる。

    「ねぇ、矎月」ず私。「えなにいきなり神劙な顔になっお。」
    私は、矎月に最近私の身に起きた䞍思議な䜓隓を話すこずにした。
    ふず、矎月には話しおいい気がしたのだ。
    矀青色に茝く䞍思議な石を拟ったこず。
    䞍思議な石を握るず日々の日垞が氎の䞖界ずなるこず。䞍思議な案内の存圚に、【海䞭倢】ずその䞖界は呌ばれおいるずいうこず。
    「ぞヌヌ凄いね私も行っおみたい海䞭倢の䞖界」ず矎月が目を茝かせおいる。
    「え信じるの普通信じないでしょ。こんな話。」ず私ははははず笑う。
    「いやいや、真珠の顔を芋れば本圓だっお分かるし、なんかいいね。私もぜひ、行きたいな海䞭倢の䞖界。」ずベンチを立ち䞊がりくるくるずダンスをしおいる。

    --では、その友ず石を握るのだ。人間。--
    たたもや倩の声。

    「ねぇ、もしかしたら、矎月も行けるかもしれない。」ず私は矎月に話しかける。
    「ぞえ行けるの」ず矎月は、目を茝かせる。
    「うん。さこの䞍思議な石を䞀緒に握っお」
    私ず矎月は、矀青色に茝くその䞍思議な石を包み蟌むように手を重ねた。

    ふわっず2人の䜓は持ち䞊がり、氎の䞭にいる浮遊感が䜓を包み蟌む。

    ポチャンっず䞖界はあっずいう間に氎の䞭に沈んだのだ。

    「やああ君達やっず来たか」ずペンが私ず矎月の前に珟れた。
    「もしかしお、ペン。私達をずっず芋おた暪浜䞭華街で食べ歩きをしおいた時誰かにずっず芋られおいた気がするし、埌囁きかけおいたね。」ず私はペンにゞト目を向けた。
    「だっおだな人間あんな矎味そうな食べ物の銙りさせおずるいぞ」
    『ずるいぞ』〇〇がペンのずるいに重なるように話しかけおきた。「誰」ず私がペンの埌ろにいる圱に話しかけた。
    そこには、癜いシャチ。
    「えシャチ。癜い。あれシャチっお黒くなかった」ず私は目をたん䞞ずさせペンに話しかけた。
    「ああ、こや぀はアルビヌ。䞖界的にも珍しい癜いシャチだ。今日は、アルビヌ、アルビヌ家族ず遊んでいたのだが、人間。君達が矎味しそうなものをむしゃむしゃず食べおいるのが芋えおなアルビヌずずっず埌を぀けおいたんだ。」ずペンもゞト目を向けた。
    矎月は、目の前で真珠ず喋るペンギンに喋る癜いシャチを真顔で芋぀めおいた。そしお、この䞍思議な䞖界に驚いおいた。
    「ゆゆ、倢みたい。」昔から本を読むのが奜きで、
    本の䞭にあるファンタゞヌな䞖界を旅するのが奜きだった。将来は本に関わる仕事をしたいずいう倢を叶えるために倧孊も文孊郚に入り孊んだ。
    そしお、今出版瀟に勀めおいる。線集者ずしお日々䜜家さんず玠敵な䜜品を䜜り出すこずを目暙に仕事をしおいる。
    今目の前に本から飛び出した䞖界が広がっおいる。矎月は、ふわふわ浮かぶ䜓ず察照的にこの䞖界を噛み締めおいた。

    氎の䞭にいるのに息は苊しくない。バラの花壇が私達の呚りを圩っおいる、甘い銙りが朮颚に混じっお挂っおきた。

    【海䞭倢】の暪浜は、海の銙りさえも甘い。
    山䞋公園の「未来のバラ園」は、玄千九癟株のバラが、癜ず重厚な黒の氷川䞞を背景に、色ずりどりに咲き誇っおいる。赀、ピンク、黄色、癜、そしお珍しい玫がかったものたで。぀るバラがアヌチを描き、スタンダヌド仕立おのバラが優雅に頭を垂れ、䞭倮の癜いバラが陜光を反射しお茝いおいた。
    アルビヌは、矎月に近寄るず「君は、この䞖界が楜しいんだね。凄く玠敵な笑顔だ。」ずにっこりした。
    アルビヌは、アルビヌ䞀家で唯䞀の癜いシャチだ。
    他の子達は、日々氎族通や写真、テレビで芋たこずあるような黒いボディをしおいる。
    「アルビヌは、アルビノ色玠欠乏や癜倉皮によっお党身たたは倧郚分が癜くなったシャチだ。
    た、君達日本人だな。そうするず、北海道の知床半島・矅臌町沖根宀海峡では䜕床か目撃されおいるようだぞ。」ずペンは、えっぞんず胞を匵っおいる。
    「ペンちゃん凄い物知り」ずぱちぱちず矎月が拍手を送る。ペンは、それが嬉しかったのかより胞を匵り䞀回転しおいた。
    「爆笑」ず私はお腹を抱えお笑った。
    その姿を芋おペンはゞト目を向けたのだった。

    「未来のバラ園」は、アルビヌずアルビヌ䞀家の泳ぐ姿を芋䞊げおいる。
    私ず矎月、ペンも぀いおいくこずにした。
    ず蚀っおもシャチの泳ぐスピヌドは、はやいはやい。グむグむず泳いでいくため私達は、远い぀かない。「はヌはヌ」ず息を切らしおいるずアルビヌがやっおきお私を背に乗せおくれた。矎月は、アルビヌの効のピノの背䞭に乗るこずになった。

    ゆっくりず日が西に傟きはじめた。
    暪浜マリンタワヌの呚りをぐるりず泳ぐ。
    106メヌトルの高さから暪浜の街を䞀望できる。
    県䞋に広がるのは、たるで誰かが䞁寧に箱庭を敎えたような枯の景色だった。
    右手には、赀レンガ倉庫の萜ち着いた赀ず、ラむトアップされた垆船日本䞞の癜いマスト。巊手には、未来から来たような高局ビル矀――ランドマヌクタワヌずクむヌンズスク゚アが、西向きに傟きはじめた倕陜を受けお金色に茝いおいる。その間を、巚倧な芳芧車コスモクロック21がゆっくりず回り、子䟛のような無邪気さで街の時間を刻んでいた。
    そしお正面、果おしなく広がる暪浜枯。
    無数のコンテナ船が、静かに停泊したり、ゆっくりず動き出したりしおいる。甲板の赀や青のコンテナが、たるで積み朚のように積み重なっおいた。遠くには暪浜ベむブリッゞが優雅な匧を描き、その向こうに倕陜が沈もうずしおいた。オレンゞ色の光が氎面を突き抜け、波のひず぀ひず぀が宝石のようにきらめく。
    「綺麗。」私ず矎月の声が揃う。
    それほど、この䞖界は茝いおいお綺麗で矎しいのだ。
    アルビヌ䞀家は、そんな私達の姿をニコニコず芋぀めおいた。

    「シャチは、その圧倒的な匷さず高い知性から、䞖界䞭の様々な文化で海の神や守護神ずしお厇拝されおきたのだよ。」ずペンはえっぞんず胞を匵る。ここ山䞋公園にも氎に関わる守護神の像がある。

    「あ氎瓶を抱えた優矎な女性の銅像——
    氎の守護神像——」のこずねず矎月は先ほど芋た光景を思い出した。
    「そうだ。それはだな。」ず蚀い出そうずするペンの蚀葉を遮るような圢で私が口を開く。

    「正匏には「Guardian of Water」。暪浜垂ずアメリカ・カリフォルニア州サンディ゚ゎ垂の姉効郜垂亀流の象城ずしお蚭眮された像。氎資源の倧切さや守護を象城する開拓時代の女性の姿で衚珟されおいお、山䞋公園の海に面した立地ずも調和し、暪浜の囜際枯町ずしおの歎史を物語るスポットみたいだね。」ず私が話すずたたもや矎月が拍手喝采を送っおくれた。
    「さすが、真珠だね。高校生の時から倉わらない。
    物知りだね」ず蚀葉が匟んでいる。それず察照的にペンは、ゞト目を私に向けおいる。
    自分の知識を披露する機䌚を奪われたず思っおいるのだろう。そんなペンの姿も可愛らしいなず私はクスッず笑った。

    アルビヌ䞀家は、氎の守護神像の呚りを軜やかに螊るように泳ぎ回る。バッグに぀けた、私達の守護神ファンキヌドヌル達もゆらゆらず揺れおいた。

    「ねぇ。真珠。たた、小説を描いおみる気はない」ず唐突に矎月は私に話しかけおきた。
    「えいきなりどうしたの」ず銖を傟げる。
    「なんずなく、今思ったの。この玠敵な䞖界や、アルビヌ達やアルビヌ達ず共に芋たこの矎しい颚景を芋おさ。唐突に線集者ずしお䜜品を䜜りたくなったの。私真珠が描く小説が奜きなんだ。高校生の時文孊郚で真珠が曞いた小説を私が芋おさ。取材しに行ったり、出版瀟に持ち蟌んだりしたよね笑たた、あの真珠の䞖界が芋たいな。」ずピノの背に乗る矎月はワクワクしおいるように芋えた。
    目の前に広がる景色を矎月ず芋お、私は思い出した。

    「はヌ。私毎日、䜕やっおんだろ。仕事堎ず家の埀埩。毎日忙しく仕事しおいるはずなのになぜだか、䜕も埗られおいない感芚だな。」この虚しい感芚をどこかにぶ぀けられたら。

    あの時の虚しい感情をどこかにぶ぀けられるいいきっかけなのではずふず思ったのだ。

    私は、高校生の時に文孊郚に所属しお小説を描いおいた。矎月ず共にいろんな景色を芋お、色んな想像をしお、経隓を文字ずしお曞き䞊げおいく。人それぞれが文章から自分なりの䞖界を汲み取るこずができる。珟実から思考が離れ、ファンタゞヌな䞖界を旅するこずができる小説が奜きだ。

    アルビヌが、私に声をかける。
    「君、今すっごくいい顔しおる。共に泳ごう
    この倧海を。」

    「アルビヌのいう通りだ、人間。君は今いい顔をしおいる。䜕かを発芋できた顔だ。新たなこずが動き出すそんな皮を芋぀けたのだな。さあ、行こう」

    「Hello.アクアリりム。アクアリりムぞようこそ」

    そう、ペンが蚀うず私ず矎月は、噎氎の呚囲に䞊ぶベンチで目が芚めた。

    時刻は、16時。
    私ず矎月は、お互い芋合いニッコリ笑った。

    『私達の青春リスタヌトだ』
    ず私達は、氎の守護神像に誓った。

    氎の守護神像の呚りを癜いシャチず家族が「頑匵れず」蚀わんばかりに泳ぎ回るように芋えたのは私達だけである。

    【第4章】むワシずりミガメぞ続く🐟🐧

     
     

    晎る

     
     
    シンガヌ゜ングラむタヌの晎るはるず申したす。 晎れた空に私自身がい぀も励たされる。 そんな、明るい晎れた空のような人間になりたいずいう意味を蟌めおたす。

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