子どもは、“大人になる途中にいる人”#38
子どもと接するとき、
どんなことに気をつけているだろう。
私が一番気をつけていることは、
“子ども扱いしないこと”。
具体的に言えば、
子どもであろうと関係なく、
一人の人間として接すること。
子どもと一緒に過ごしていると、子どもの目線になって初めて見えることがある。
そこで気づいたのは、意外と多くの大人が
子どもを“一人の人”として扱えていないということ。
そしてきっと、
私自身もできていない時がある。
子どもとの関わり方が上手いなと思う人には、ある共通点がある。
それは、
子どもを“一人の人間”として見ていること。
これは子育てを7年以上してきた私の中で、
日に日に強くなっていった考え方で、
自分の中ではかなり核心に近いものを感じている。
子どもも大人も、
同じ一人の人間であることに変わりはない。
それが根底にある人と、そうでない人では、
子どもへの接し方がまったく違う。
例えば、
子どもの目を見て話していない人。
子どもの話を真剣に聞かずに流す人。
子どもに話しているようで、
実は横にいる親の私の機嫌を取るようなことを言っている人。
そういう場面を見ると、
この人は子どもを「子ども」として扱っているんだろうな、と思ってしまうことがある。
でもそれを非難する資格は、私にはない。
やっている人に悪気があるとは思わないし、
恥ずかしながら私自身も、子どもが生まれる前は同じことをしていたと思うから。
これは、
親になって初めて気づいたことでもある。
逆に、この人は子どものことを
ちゃんと一人の人間として見ているなと思う人もいる。
そういう人は、
子どもの目を見て話す。
子どもの話をきちんと聞く。
そして、
子どもの意見をちゃんと聞こうとする。
「〇〇はどうしたい?」
「これはどう思う?」
そんなふうに、
子どもの考えを一つの意見として扱う。
また、
できることは手伝わず、
子どもの力を信じて待つ。
子どもがうまくできなくても、
すぐに手を出さずに見守る。
必要以上に子どもじみた言葉を使わず、
大人と接するときと大きく態度を変えない。
そして、
もし自分が間違えた時には、
子どもに対してもちゃんと謝る。
「さっきは言いすぎちゃってごめんね」
そんな一言を当たり前のように言える。
そこには、
子どもを一人の人として
尊重している姿勢がある。
そしてそれは、
きっと子ども本人にも伝わっている。
子どもがその人を信頼しているかどうかは、
子どもの様子を見ていると、
なんとなくわかるもの。
大人のそんな誠実な姿勢が、
子どもとの信頼関係を
作っていくんだと思う。
そんなふうに子どもと向き合ってくれる人に出会うと、私は本当に嬉しくなる。
もちろん、
私自身もまだ全然できていない。
子どもの話をちゃんと聞いていなかったり、
上の空で返してしまうこともある。
イライラして、
感情的に怒ってしまうこともある。
もし相手が大人だったら、
きっとそんな接し方はしないと思う。
だからまだまだだなと思う。
子どもだからできなくて仕方ないこともあるし、大人とまったく同じように接することは
現実的には難しい部分もある。
それでも私は、
子どもは子ども、
大人は大人と区別するのではなく、
子どもは、大人になる途中にいる人。
そんなふうに思って、
これからも子どもと向き合い続けたい。
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