
我が家の家訓が、シンプルすぎる理由#41
我が家の家訓は、
シンプルすぎる。
それは、
「みんな元気に仲良く」
家族みんなが元気でいて、
仲良くいられたらそれでいい、というもの。
え?それだけ?
そんなの当たり前じゃない?
一見すると、
わざわざ家訓にするようなことでもない
普通の言葉に思えるかもしれない。
でも、
これを我が家の家訓にしようと思ったとき、
私は本当にこれだけでいいと思えた。
子どもが生まれる前、
夫と一緒に考えたことがある。
子どもが生まれたら、
どんな子に育ってほしいだろう。
ちゃんと挨拶ができる子。
ありがとうが言える子。
ごめんなさいが言える子。
人に優しくできる子。
そんなふうに、
たくさんの理想を思い描いていた。
どれも今でも大切なことだと思うし、
できるようになってほしいとは思う。
でも、全部を望むのは欲張りすぎだった。
そう思う出来事があった。
長女が、てんかんと診断された。
そして奇しくも、
長女の1歳の誕生日パーティーを
しようとしていた、まさにその日。
長女はその席にいなかった。
大きな発作を起こして、
入院することになったから。
誕生日の飾り付けがされた部屋の中で、
夫と二人。
予約していたご馳走やケーキを、
ただ無言で口に入れていった。
あの日、私たちは
自分たちの無力さを知った。
そして思った。
ただ、家族みんなで元気に仲良く
食卓を囲めたら、それでいい。
それ以外、何も望まない。
だからどうか、
その願いだけは叶えたい。
そんな思いを忘れないために、
この言葉をそのまま家訓にした。
子どもや家族への思いや理想は、
挙げればきりがないほどたくさんある。
それもきっと愛で、
大切に思っているからこそ
生まれる願いなのだと思う。
欲張りなほどに、
全部叶えたいと思ってしまう。
でももし、ただ一つだけ。
絶対にこれだけは、
と願うことを考えたとき。
浮かんできたのは、
「みんな元気に仲良く」だった。
家族みんなが揃っていなければ、
家族みんなが仲良くなければ、
幸せな家族にはなれない。
そして今ちゃんと、
家族みんなで元気に仲良く
食卓を囲めている。
改めて、
なんて幸せなことなんだろうと思う。
◯関連記事