
33. カニに刺された
朝、子どもたちが登園してくると、まず始まるのが“報告タイム”です。昨日の出来事や朝の出来事を教えてくれます。
1人の男の子が
「先生、昨日の夜カニに刺された!」
真剣な顔で教えてくれた。
すると隣にいた女の子も
「え、わたしもカニに刺されたよ!」
と、足を見せてくる。
そうなんです。
この時期になると、子どもたちから続々と届く「カニに刺された報告」。
最初に聞いた時は、
“カニ……?“
と一瞬頭の中が混乱したけれど、今はもちろんすぐにピンとくる。
カニの正体は、そう。“蚊”なんです。
「蚊に刺されちゃったんだね」と言うと、
「そう!」
と本人たちも"蚊"だとしっかり分かっている。
分かっているのに、なぜか毎年“カニ”になる。
子どもたちにとっては、「カニに刺された」は、ちょっとした事件です。
「見てここ!」
「かゆいの!」
「あかいよ!」
小さな腕や足を一生懸命見せてくれる。
(最近の蚊はちょっと強いのか、こどもだと本当に大きく腫れたりしてしまうこともあり蚊に刺されることも少し心配な時もありますよね💦かと言って防ぎきれるものでもありませんが💦)
カニと蚊が違うことは、ちゃんと分かっている。
「かにさされた」の方が言いやすいのか、毎年この時期になると“カニに刺された報告”が聞こえてくる。
子どもの言葉はどうしてこんなに愛おしいんだろう。
今年もまた、園に小さな夏がやってきたなぁと思うのでした。