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Photo byyokkyumanzoku

自由に動ける人は、自分に自分でルールを課せる人だと思っている

    「もっと自由に動きたい」
    「裁量を持って仕事がしたい」

    こういう言葉をよく聞く。

    でも、これまでいろんな人を見てきて思うのは、
    自由に動ける人は、そもそもかなり少ない ということだ。

    自由に動けるかどうかは、
    スキルや経験以前に、もっと根本的なところで決まっている。


    自由=好き勝手ではない

    自由に動く、というと

    • 指示されない

    • 細かく管理されない

    • 好きなやり方で進められる

    みたいなイメージを持つ人も多い。

    でも実際は、自由とは真逆の性質を持っている。

    自由に動ける人は、

    • 自分で判断する

    • 自分で優先度を決める

    • 自分で責任を引き取る

    ということを、誰に言われなくてもやっている。

    つまり、
    自由とは「縛られないこと」ではなく
    「自分で自分を縛れること」 に近い。


    自分にルールを課せない人は、自由になると壊れる

    チームを見ていると分かる。

    • ルールがあるうちは問題ない

    • 手順が決まっている間は動ける

    でも、

    • 判断を任せる

    • 裁量を渡す

    • 細かい指示をやめる

    こうした瞬間に、急に止まる人がいる。

    何をしていいか分からない
    どこまでやっていいか分からない
    責任を取っていいのか分からない

    結果として、

    • 何もしない

    • 判断を先送りする

    • それっぽいことだけやる

    こういう状態になる。

    これは能力の問題というより、
    自分で自分を統率する力がない という問題だと思っている。


    青島刑事

    「踊る大捜査線」にこんなセリフがある。

    和久さんが青島刑事について、

    「青島っていうのは、どうもなぁ…自分だけの法律っていうのがあるらしいんだ。心の法律みたいな…上の者が作った法律は破るんだけど、自分の心にある法律は絶対に破れねぇらしんだ…そういう奴なんだよ…あいつは」

    この言葉は、今でもかなり本質を突いていると思っている。

    青島は自由に動いているように見える。
    上司の言うことを聞かないし、現場判断で勝手に突っ走る。命令を無視し、勝手に動くこともある。

    それだけを見ると、無責任に見えるかもしれない。

    でも実際は逆だ。
    彼は「外から与えられたルール」よりも、
    自分の中にある、絶対に破れないルールを優先している。

    それは、

    ・ここまでは引き取る
    ・ここから先は逃げない
    ・この結果は自分が背負う

    という、自分自身との約束だ。

    だから、命令は破っても、
    「自分が引き受けると決めた責任」だけは破らない。

    だから周囲も、最終的には任せることができる。

    自由に動ける人というのは、
    この青島タイプに近い。

    外から与えられたルールがなくても、
    自分の中に絶対に破らない基準がある。

    だから自由にしても壊れない。

    自由に動ける人の共通点

    一方で、自由に動ける人には共通点がある。

    • 誰にも見られていなくても手を抜かない

    • 判断を他人に丸投げしない

    • 失敗したら言い訳より先に修正を考える

    • 自分の中に「ここまではやる」という基準がある

    つまり、

    他人のルールがなくても
    自分のルールがある

    この状態。

    だから、細かく管理しなくても破綻しない。


    なぜ全員を自由にしないのか

    「自由に動ける人が増えたほうがいいのでは?」
    と思うかもしれない。

    でも、自由は全員に配れるものではない。

    なぜなら、

    • 自由には責任が伴う

    • 自由はチームを壊す力も持っている

    からだ。

    自分を律せない人に自由を与えると、

    • 判断が遅れる

    • 重要なことが抜ける

    • 他人にしわ寄せがいく

    結果として、
    チーム全体のパフォーマンスが下がる。

    だから、チームとしては

    • 多くは役割を守る

    • 一部だけが自由に動く

    この構造のほうが強い。


    自由は「ご褒美」ではない

    自由に動けることは、評価でも特権でもない。

    それは単に、

    自分を自分で管理できる人にしか与えられない役割

    だと思っている。

    自由を求める前に、

    • 自分は自分を律せているか

    • 誰にも言われなくてもやるべきことをやっているか

    • 判断と責任を引き取る覚悟があるか

    ここを自分に問い続ける必要がある。


    まとめ

    自由に動ける人は、

    • 何でも好き勝手にやる人ではない

    • いちばん厳しいルールを自分に課している人

    だと思っている。

    だからこそ、

    • 自由に動ける人は少ない

    • 安易に自由を与えるべきではない

    • そして、本当に自由に動ける人は、放っておいても勝手にやる

    自由とは外から与えられるものではなく、
    内側に持っているもの なのだと思う。


     
     
    自分の世界で生きると、“生きる意味”はいらなくなる。

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