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第7話異䞖界より先に、宅配䟿です家族パヌティヌ、母からはじたる異䞖界冒険。

    前回のお話はこちらです⏬


    なんずか家族党員でリビングに戻っおきた私たち。

    逃子を食べながら䜜戊䌚議をしお、
    お菓子、ラむト、塩、マスク、ゎミ袋たで準備。

    怖いけれど、助けを求める声を攟っおおけない。
    そう決めたずころでチャむムが鳎りたした。




    第7話 異䞖界より先に、宅配䟿です


    私は、塩の袋を持ったたた固たった。
    りくが廊䞋から顔を出す。
    「  今の、なに」
    なぎも小さいラむトを手に持ったたた蚀った。
    「むンタヌホン」
    「それはわかっおる」

    ピンポヌン。

    もう䞀床鳎った。
    パパが玄関の方を芋る。
    「誰か来たな」
    私は、思い出した。
    「あ」
    みんなが䞀斉に私を嫌そうに芋぀める。
    「䜕」
    「宅配䟿、時間指定で頌んだんだった  」
    「今」
    「だっお、今日はこの時間、家にいる予定だったんだもん」
    なぎが眉をひそめた。
    「無芖すれば」
    「だめだよ再配達になっちゃう」
    「異䞖界より再配達」
    「再配達しおもらうの悪いじゃん」
    パパが、なぜか真面目な顔でうなずいた。
    「出るなら早く出た方がいい」
    「パパたで」
    りくが頭を抱えた。

    玄関ぞ向かおうずしたずき、屋敷の奥から聞こえた「埅っおる」ずいう声が、たた耳の奥でよみがえった。
    急がなきゃ。
    早く戻らなきゃ。
    そう思っおいるのに、珟実の玄関の向こうから声がした。 

    「宅配䟿でヌす」
    私は぀い、
    「はいはヌい」ず返事をしおしたった。

    「ママ」
    りくが止めようずしたけれど、遅かった。

    私は塩の袋ず矜根の杖を持ったたた、玄関ぞ走った。
    そしお、ドアを開ける。
    そこには、い぀もの宅配䟿屋さんが立っおいた。
    宅配䟿屋さんは目だけを動かし、
    私の杖から、パパの鎧ぞ、りくの剣ぞ、なぎの短剣ぞず、
    ゆっくり芖線を移動させた。
    䌝祚を持ったたた固たった衚情で。

    



     したった

    今、私は、すごい栌奜だった
    私たち家族も、みんなで固たった。

    



    長い沈黙。

    



    長い、長い沈黙の埌、宅配䟿屋さんが蚀った。

    「  あの」

    



    「あの、垞枩ものです 」

    「あ  はい  」

    そしお、
    そっず荷物をこちらに枡し、
    そっず頭を䞋げお、
    そっずドアを閉めお垰っおいった。

    プロだった。
    あれが、芋おはいけないものを芋た時のプロの察応なのだろう。

    そしお、ドアが閉たる盎前。

    その向こうに、
    私はもっず恐ろしいものを芋おしたった。

    こちらを芋お、
    あんぐりず口を開けおいるご近所さんの姿を。

    え
    え

    埅っお。

    芋られた
    芋られおしたいたしたか

    うそでしょ。

    もう、顔合わせられないよ〜。

    ご近所さんは、芋おはいけないものを芋た顔のたた、ゆっくりず芋えなくなった。

    「ご近所さん、完党に芋おた。あずで説明考えずいた方がいい」 
    そう蚀いながら、なぎが荷物をのぞきこむ。
    「で、䞭身なに」
    「䞭身は  お菓子」

    䞉人の芖線が、䞀斉に私に向いた。
    ぷわうさが目を茝かせおいる。
    「攻略アむテム、届いたね」
    私は、箱をそっず開けた。
    数日前の私が、ただ自分ぞのご耒矎ずしお頌んでいた、個包装の焌き菓子。
    朰れにくい。持ち運びやすい。手も汚れにくい。
      そのご耒矎が、たさかの攻略アむテムに 
    「運呜の宅配䟿」
    りくがため息を぀いた。
    「絶察ちがう」

    なぎが手を䌞ばした。
    「䞀個ちょうだい」
    「だめこれはママのMP回埩甚」
    なぎは䞊目遣いになった。
    「䞀個だけ。お・ね・が・い♡」
    「  もう、䞀個だけだよ」
    「ちょろ」

    さっきたで幜霊屋敷でボロボロになっおいたくせに。
    こういう時だけ、劙に䞊手い。
    箱から䞀぀焌き菓子を出すず、なぎは奪うように受け取った。

    「ママ、負けるの早すぎ」
    りくが呆れたように蚀った。
    そしお続けお
    「俺にもちょうだい♡」
    ず蚀う。
    兄匟そろっお甘えるのがお䞊手ですこず。

    そしおなぜかパパたで、自然に手を䌞ばしおいた。
    「ちょっず、これはママのMP回埩甚なんだけど」
    結局、箱の䞭身は家族党員の攻略アむテムになった。 
    甘いバタヌの銙りがふわっず広がる。
    幞せな味。

    氎を䞀杯飲んでから、りくが蚀った。
    「お菓子もいいけど、早く行こう、あの人が埅っおる」 

    口の䞭に広がった幞せな味が、䞀気に味気ないものに倉わる。
    そしお、最埌の䞀口をごくんず飲み蟌んで、芚悟を決めた。

    荷物は敎った。
    心の準備は、正盎ただだった。
    でも、行くしかない。 

    「危なくなったら、すぐ党員で垰る」
    「党員で垰ろう」
    「絶察だね」
    「絶察」
    リュックには、家の䞭からかき集めた攻略アむテム。

    「行こう」

    そしお、みんなでぎゅっず抱き合った。

    「  なんか、逃子くさいね」
    「今それ蚀う」
    りくが顔をしかめる。

    私は目を閉じる。

    助けに行く。
    でも、みんなで必ず垰っおくる。

    それが、私たちの䜜戊だ。
    「あの幜霊屋敷に私たちを連れお行っお」
    そう願った瞬間、リビングに魔法陣が広がった。
    光が足元から立ち䞊がる䞭で、ぷわうさが小さく぀ぶやいた。

    「今床は、ちゃんず助けられるかな」
    「え今床は」
    その蚀葉が、劙に胞に匕っかかった。
    「ぷわうさ、それどういう――」
    聞き返す前に、私たちは光に飲み蟌たれた。




    次回は、7/1氎20:30ごろ公開予定です。

    ぀いに、二床目の幜霊屋敷ぞ。

    逃子、お菓子、塩、ラむト。
    勇者らしくない持ち物を抱えお、
    家族パヌティヌはもう䞀床、あの堎所ぞ戻りたす。

    続きも読んでいただけたら嬉しいです。



     
     
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