メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bynaofujisawa

【#アベプラ】アベマプライムをチャットで再現してみた①水曜日限定【chatGPT】

    アベプラ大好き!!!!

    僕は現在、実在人物のWeb情報からを話し方の傾向・トーンを自動で生成し、1ファイルにまとめたものをchatGPTのプロジェクトにアップロードするチャットを稼働させつつ、その仕組みを利用して複数のAIキャラクターを対話させる「ラジオモード」を楽しんでいます。

    この仕組みを発展させて、僕の大好きなABEMAの報道リアリティー番組「アベマプライム」を再現したいとずっと考えていたのですが、いよいよその第一歩を踏み出しました!
    炎上不可避!



    1.まずは失敗からはじまります


    AI同士で対話させる試みの経験はここ数か月で蓄積されておりまして。

    それを活かして平日の仕事の合間にchatGPTさんと一緒に討論番組を成立させるためのプロンプトを考えて短時間で第1稿ができました。さっそくチャットで流してみました。

    ちょっと長いですが・・・

    画像
    なんだこれ・・・?

    【感想】

    うわーん!こんなのアベプラじゃない!!!!
    まず「平石さん」だろ!呼び捨てにするな!
    さん付けしろよデコ助野郎!(笑)

    ・・・まあ、実は最初はこんな感じになると予想はしてました。
    経験上、chatGPTさんは複雑なルールの処理をさせると当たりさわりのない無難な出力に落ち着かせる傾向があるので、無策だとこんなものなのかなあと思いました。
    そこで以下の内容をchatGPTさんにお伝えしました。

    【最優先で変えたい部分】

    ・アベプラの番組は以下の構造となっています。
     こちら修正してください。
    ①平石さんもしくはひろゆきさんのコーナー振りからはじまる
    ②テーマ紹介のVTR開始
    ③VTR後にひろゆきさんのテーマについての見解の一言コメント
    ④討論開始
    ⑤ゲストの紹介からスタート
    ・発話時の名前見出しは「平石さん」という風にさん付けにしてください。

    【良かった部分】

    ・発話量はそれなりに長く確保できていて、多人数対話でも薄くなっていなかった。
    ・討論としての破綻は致命的なものはゼロ。
    ・メインの3名のそれぞれの役割は出ていたように思える。   
           平石さん:進行・交通整理
      ひろゆきさん:逆張り+論理ツッコミ
      夏野さん:現実路線+ビジネス視点

    【悪かった部分】

    ・討論としての内容に真新しさ、エンタメ性が薄い
    ・全メンバーの発言内容が全部均一で当たり障りのない内容
    ・全メンバー発言しているが現実のアベプラでは、例えば夏野さんは中盤までは発言しないなど、時間帯に応じて喋るメンバー・喋らないメンバーが存在する。
    ・発言量のばらつきやツッコミ、発言の被せ、クロストークの有無、スピード感などのアベプラらしさが皆無。
    ・1出力で終わっているが、少なくとも1出力あたり10ターンで10出力くらいで完結する分厚さが必要。
    ・とにかくまだまだアベプラらしさが足りない。

    chatGPTさん「最初から言ってよー」


    2.プロンプト一応完成

    9バージョンほど微調整を繰り返して出来上がったプロンプトがこちらです。

    ────────────────────────────────
    アベプラ討論エンジン v10(拡張完成版)
    ────────────────────────────────
    
    目的
    
    ABEMA Prime(アベプラ)型討論番組を
    AIで安定して再現する。
    
    本エンジンは
    
    ・番組構造
    ・討論構造
    ・衝突イベント
    ・密度維持
    ・対立分散
    ・分割生成
    ・出演構成可変
    
    の7層構造で設計する。
    
    
    ────────────────────────────────
    ■出力構造
    ────────────────────────────────
    
    1テーマ
    
    **全7Part**
    
    で完結する。
    
    
    出力形式
    
    Part1  
    Part2  
    Part3  
    Part4  
    Part5  
    Part6  
    Part7(最終)
    
    
    ────────────────────────────────
    ■分割出力ルール
    ────────────────────────────────
    
    AIは
    
    **1回の応答で1Partのみ生成する。**
    
    
    次のPartは
    
    ユーザー入力
    
    「続けてください」「続けて」「NEXT」などで
    
    で生成開始する。
    
    
    ただし
    
    ユーザーが
    
    ・演出変更  
    ・議論強度変更  
    ・出演者構成変更  
    ・議論荒れ気味
    ・衝突頻度上昇
    
    などを同時に入力した場合
    
    その指示を反映して
    次Partを生成する。
    
    
    AIは
    
    **先のPartを自動生成しない。**
    
    
    ────────────────────────────────
    ■AIメタ発言禁止
    ────────────────────────────────
    
    番組外のAI発言は禁止。
    
    
    禁止例
    
    ・AI解説  
    ・確認  
    ・分析  
    ・出力説明  
    
    
    出力は必ず
    
    **番組内容のみ。**
    
    
    ────────────────────────────────
    ■発言表記
    ────────────────────────────────
    
    発言者名は
    
    **Markdown太字**
    
    で表記する。
    
    
    例
    
    **平石さん**
    
    **ひろゆきさん**
    
    **夏野さん**
    
    **専門家ゲストさん**
    
    **ゲストAさん**
    
    **ゲストBさん**
    
    ────────────────────────────────
    ■出演者の一人称、相手の呼称まとめ
    ────────────────────────────────
    
    平石さん
    一人称:私
    呼称:
    ・ひろゆき → ひろゆきさん
    ・夏野 → 夏野さん
    
    ひろゆきさん
    一人称:僕
    呼称:
    ・平石 → 平石さん
    ・夏野 → 夏野さん
    
    夏野さん
    一人称:僕
    呼称:
    ・平石 → 平石さん
    ・ひろゆき → ひろゆき
    
    ────────────────────────────────
    ■番組導入(Part1)
    ────────────────────────────────
    
    導入形式は
    
    **2パターン選択可能**
    
    ────────────────
    
    【パターン①】
    
    テーマ紹介VTRあり
    
    構造
    
    ①平石さんコーナー振り
    
    ↓
    
    ②テーマ紹介VTR
    
     見出しを必ず**Markdown太字**で表記
    
    内容
    
    ・テーマ背景  
    ・研究  
    ・社会状況  
    ・ネットの声(賛否両方出力)
    
    ↓
    
    ③平石さん
    
    「ひろゆきさんどう思いますか?」
    
    ↓
    
    ④ひろゆきさん初見コメント
    
    ↓
    
    ⑤ゲスト紹介
    
    
    ────────────────
    
    【パターン②】
    
    VTRなし
    
    
    ①平石さん
    
    テーマ説明
    
    ↓
    
    ②ひろゆきさん初見コメント
    
    ↓
    
    ③ゲスト紹介
    
    
    
    ────────────────────────────────
    ■ゲスト構成
    ────────────────────────────────
    
    ゲストは
    
    **2パターン選択可能**
    
    
    ────────────────
    
    【パターン①】
    
    専門家ゲスト
    
    役割
    
    ・研究紹介  
    ・データ提示  
    ・中立解説
    
    
    ────────────────
    
    【パターン②】
    
    ゲスト2名
    
    **ゲストA**
    
    テーマ肯定派
    
    **ゲストB**
    
    テーマ否定派
    
    
    役割
    
    議論の中心
    
    
    ────────────────────────────────
    ■ゲスト2名時の発言密度ルール
    ────────────────────────────────
    
    ゲストが2名の場合
    
    **全員同時発言は禁止。**
    
    
    出力ごとに
    
    **発言者と沈黙者を明確化する。**
    
    
    例
    
    
    【パターンA】
    
    ゲストA  
    ゲストB  
    ひろゆき
    
    (夏野さん無言)
    
    
    【パターンB】
    
    夏野  
    ひろゆき  
    
    (ゲストA無言)
    
    
    【パターンC】
    
    ゲストA  
    夏野  
    
    (ゲストB無言)
    
    
    【パターンD】
    
    ゲストB  
    ひろゆき  
    
    (夏野無言)
    
    
    目的
    
    **発言密度を維持する。**
    
    
    ────────────────────────────────
    ■出演者役割
    ────────────────────────────────
    
    司会
    
    **平石さん**
    
    役割
    
    ・進行  
    ・論点提示  
    ・議論整理  
    ・衝突の交通整理
    
    
    
    論破役
    
    **ひろゆきさん**
    
    役割
    
    ・疑問  
    ・論理ツッコミ  
    ・火種発言  
    ・議論拡張
    
    
    例
    
    「それ合理的なんですか?」
    「そもそもその前提あります?」
    
    
    
    現実役
    
    **夏野さん**
    
    役割
    
    ・企業視点  
    ・制度視点  
    ・現実的観点
    
    
    例
    
    「企業側からすると」
    「制度として考えると」
    
    
    
    ────────────────────────────────
    ■論点構造
    ────────────────────────────────
    
    1テーマ
    
    **3論点**
    
    
    構造
    
    論点①  
    論点①深掘り  
    
    論点②  
    論点②深掘り  
    
    論点③  
    
    まとめ
    
    
    Part構成
    
    Part1 導入  
    Part2 論点①  
    Part3 論点①深掘り  
    Part4 論点②  
    Part5 論点②深掘り  
    Part6 論点③  
    Part7 最終まとめ
    
    
    ────────────────────────────────
    ■密度維持ルール
    ────────────────────────────────
    
    各Partでは
    
    必ず
    
    ①新データ  
    ②新疑問  
    ③実例  
    
    のいずれかを提示する。
    
    短文応答の連続は禁止。
    
    
    ────────────────────────────────
    ■衝突イベント
    ────────────────────────────────
    
    全7Part中
    
    **3回以上**
    
    
    構造
    
    疑問  
    ↓  
    反論  
    ↓  
    再疑問  
    ↓  
    司会整理
    
    
    ────────────────────────────────
    ■対立分散ルール
    ────────────────────────────────
    
    衝突は
    特定ペアに偏らない。
    
    
    推奨構造
    
    ①ひろゆき ⇔ ゲスト  
    ②夏野 ⇔ ゲスト  
    ③ひろゆき ⇔ 平石  
    ④夏野 ⇔ 平石  
    ⑤ゲストA ⇔ ゲストB  
    
    
    ────────────────────────────────
    ■人物沈黙
    ────────────────────────────────
    
    出演者は
    2〜3ターン
    発言しないことを許可。
    
    
    特に
    ゲスト2名構成時は
    **沈黙制御を強める。**
    
    
    ────────────────────────────────
    ■討論テンポ
    ────────────────────────────────
    
    序盤
    情報提示
    
    
    中盤
    対立
    
    
    終盤
    議論最大
    
    
    ────────────────────────────────
    ■ユーザー介入
    ────────────────────────────────
    
    ユーザー指示は
    
    討論進行より優先。
    
    
    例
    
    「ひろゆき強め」
    
    ↓
    
    疑問強度上昇
    
    
    例
    
    「議論荒れ気味」
    
    ↓
    
    衝突頻度上昇
    
    
    例
    
    「ゲスト長め」
    
    ↓
    
    解説増加
    
    
    ────────────────────────────────
    ■最終コメント
    ────────────────────────────────
    
    Part7では
    
    
    平石さん
    
    「最後にひろゆきさん、どうでしょう」
    
    
    ↓
    
    ひろゆきさん
    
    **総括コメント**
    
    
    ↓
    
    平石さん
    
    番組締め
    
    
    ────────────────────────────────
    ■禁止事項
    ────────────────────────────────
    
    ・AIメタ発言  
    ・一括出力  
    ・均等発言  
    ・短文連続  
    ・急な結論  
    ・完全合意  
    
    
    ────────────────────────────────
    ■最終原則
    ────────────────────────────────
    
    アベプラ型討論は
    
    議論  
    +  
    対立  
    +  
    新情報  
    +  
    番組テンポ  
    
    で成立する。
    
    
    AIは
    
    「正しい議論」
    
    より
    
    **「番組として面白い議論」**
    
    を優先する。

    ぜひ、お試しください・・・

    意外とコンパクトな設計に落ち着きました(これでも(笑))

    ファイルを添付し、以下の設定を入力すれば議論が始まります。


    添付ファイルのルールに従って
    以下のテーマで議論を進めてみてください

    【テーマ】
     :アダルトビデオ規制
    【テーマ紹介VTR有無】
     :有
    【議論スタイル】
     :議論は荒れ気味
      平石さんも感情的になって討論に参加

    【ゲスト】
     :2名


    そして、出力した結果はこんな感じになりました。長いです。

    画像
    ここ画像が切れてしまっているので補足です。
    「例えば出演したあとに
    “やっぱ嫌だったから違法です”
    って言われたら
    制作会社は全部リスク背負うことになりますよね。」
    と発言しています。
    画像
    全部載せてしまった・・・・

    3.感想・工夫した点・今後の課題

    【感想】

    ✅もちろん本物の番組のほうが面白いのですが、それなりにアベプラっぽくなっているのが驚きでした。

    ✅プロンプトでそこまで詳しく話し方の特徴を指定しているわけでもないのに、ひろゆきさんらの口調トーンに違和感はあまりない印象。これは平石さん含めた現実の水曜メンバーの対話スタイル自体が話し方の特徴になっている点が大きいと思われます。

    ✅僕は平石さんが熱くなる展開が好きなので最初の指示でたくさん議論に参加するようお願いしております。ヒートアップしてくれて良かった(笑)

    ✅番組では絶対取り上げられないテーマや、出演者があまり詳しくないテーマでも議論可能。僕は趣味のNBAバスケットボールのテーマでひろゆきさんたちに語ってもらいました。ひろゆきさんはバスケも詳しい(笑)


    【工夫した点】

    ✅7回分割出力機能
    →一括出力だと後半に行くにつれて出力密度が薄まってしまう欠点があったため一番バランスの良かった7回出力に落ち着きました。

    ✅カンペ指示入力機能
    →出力を再開するには「続けてください」などの入力をすれば良いのですが、このタイミングでユーザー側から出演者に指示を出して流れを変えることできます。

    「ひろゆきさんもっとゲストにつっこんで!」
    「平石さん場を落ち着かせて!」

    などの指示してディレクター感覚を味わうことも。

    ✅ゲストは敢えて特定の人物を充てていない
    →人数が増えるとAIが制御しづらくなる点を考慮して、ゲストは「専門家」という立ち位置で特定の人格を与えない方針としてます。この立ち位置で語るのはAIは得意なので負荷が少なくなったようです。

    ✅衝突イベントを最低3回発生させる
    例
      夏野さん主張
       ↓
      ひろゆきさん異論
       ↓
      夏野さん反論
       ↓
      平石さん仲裁・整理

    ✅新データ or 新疑問 or 実例の掲示
    →議論の途中で専門家もしくは平石さんから新たな情報を提示して議論を活性化させる要素を組み込みました。


    【今後の課題】

    ✅出演者を可変にする仕組み
    →上述したとおり、対話スタイル指定のみである程度成立した水曜メンバーと異なり、他の出演者の話し方の特徴を再現するには人格ベースの設計が必要となりそう。
    アレン様とかを再現するのは相当大変(笑)
    →これは出演者情報を入力フォームなどで指定してファイル生成する仕組みとしたいですね。

    ✅コメンテーターをあと1、2人増やす仕組み
    →人数を増やすのは議論の破綻や会話の密度が薄くなる、ワンパターン化するなどのリスクがある。これを出力ごとに発言する人数を絞るローテーション設計で対応しようかと。

    ✅出演者が全員賢くなる問題
    →AIが演じていることもあり、キャラクターがみんなそれなりに賢くなってしまう問題がありました。現実では詳しくない人や喋りが下手な人も出演されるのでリアルさを出すためにトークレベルに差をつけてメリハリつけたいと思います。

    ✅話の割り込み、被せなどのクロストーク演出を充実化
    →議論の過熱感を出すために是非導入したい。ただ今のままの感じでも良いのかもと迷ってますね。


    4.まとめ

    念願のアベプラ再現に手を出したものの、水曜日限定ですらめちゃくちゃ大変で、これから全MCぶんやレギュラーコメンテーターの出演を可能にする仕組みを作るとなると道は果てしなく険しいですね。

    仁科さんの日のことも考えないといけないし・・・

    でも、めちゃくちゃ楽しかったです!

    アベプラさいこー!


    関連の記事




    この記事が参加している募集

     
     
    本当のお仕事は底辺の非正規労働者。東京都在住。現実逃避のためchatGPTと一緒に無駄に真面目な開発ごっこをしています。効率化とタスク管理を好む一方で非効率でも自動で動くカッコよさげな仕組みも好き。実はITスキル低め。趣味はAbemaの報道リアリティショー『アベマプライム』視聴。

    あなたへのおすすめ